かわうその自転車屋さん 2巻
購入価格 : ¥590円(+税8%)
著者 : こやまけいこ
定価 : 590円(税抜)
ISBN : 978-4-8322-3474-1
判型 : 四六判
発行 : 株式会社 芳文社(芳文社コミックス)
ページ数 : 191ページ
作者のあとがきにもありますが、1巻の発行が、約1年前。
いつかと待ち遠しかった2巻がようやく出ました。
これは、1巻から引き続き面白い。
2巻もレビューを書くんだ、と意気込んだものの、さぁ、どう書くんだ?
どこをアピールするんだ?
前回の1巻のレビューは、私よりもQtacさんが、的確で簡潔なレビューを続けてくださった。
ある意味、あれで完結でもいいのだ。
しかし、2巻も面白い。
未読の人に紹介したい。
ガチな自転車描写に、一癖も二癖もある登場人物(動物)。
ロードバイクやマウンテンバイクのようなポピュラーな自転車、スポーティな車種だけではなく、実用車や子供乗せ自転車、フレームビルディングも登場し、主人公(かわうそ)の愛車は、ランドナー。
これはまるで動物界の「アオバ自転車店」じゃないか。
なのだが、かわうそ店長は、アオバの工一(こういち)のような真面目な常識人ではない。
パンク修理の時は、気泡で穴を見付けるために噴水に入り泳ぎ続けるという、かわうその本能丸出しになってしまう。
ほのぼのした絵だが、自転車の描写は、絵も、説明も一切の手抜きはない。
自転車好きが読んで、がっかりしたとか憤慨するとかいう心配はないだろう。
そこに、ゆるふわと言うか、もふもふな登場人物(動物)達がからむ。
あぁ、ことばで説明しても、うまく伝える自信がない。
この2巻で印象に残ったのは、貝原さん(カピバラ)のエピソード。
サイクルロードレースの選手に憧れ、ウェアや用品を一気買い。
「女の子ははまったら一直線なんですよ」というヨウコちゃんのセリフ。
あぁ、そうなのか。
という貝原さんのエピソードに登場するロードレーサーの有高(アルパカ)は、他の女子キャラを差し置いて萌え度が高いのは、どうしたことだろう。
価格評価→★★★★★
評 価→★★★★★
<オプション>
年 式→2015年10月30日 初版発行
重 量→186g(実測値。腰巻含む)
ところで、最近の自転車マンガは、どうしてそろいもそろって「アルパカ」が登場するのでしょう。