購入価格 ¥1,080(セコハン・サイクリー)
ご近所用、だったはずが最近では1/1プラモ代わりになってきている私のMTB、スプロケを替えたので、ついでにまあ、って事で。
標準で付いていたALIVIOでもまあまあボチボチと動いてはいたのですが、プーリーの歯が減っているからだとか自分に言い聞かせ、結局は替えたいがために替えました。えへへ
なので、最初っから性能の面ではほとんど期待していませんでした。
SORAのロングゲージだし、ちゃんと動けば十分かなって程度で。
3400を選んだ理由に積極的なものはありません。
9速ロングゲージであれば5500でも4500でも良かったのですが、市内のサイクリーにあったロングゲージがこれだけだったので、傷はあるし薄汚れてるけど、まあ・・・イイか、って感じです。
手に入れてから、まずはパークリをじゃぶじゃぶ言う位に噴きかけまくりまして、本体の可動部にはしっかりとオイルを、プーリーの回転部にはタップリとシリコンスプレーを浴びせかけてやりました。
「お、傷は仕方ないにしても、まあちゃんと動きそう」
早速取り付けてみました。
関連するパーツ構成は以下の通りです。
RD-3400-GS
ST-3400
CN-7701
9速11-28Tのスプロケット(グレードは失念)
シマノのステンワイヤー
新品はチェーンのみ、あとは使い回しです。
調整は、特に問題もなくあっさりと出来ました。
この時点で、何かおかしいなとは思い始めていました。
実走も、何の問題もなくあっさりと走ってしまいました。
・・・
・・・・・
・・・・・・・
・・・・・・・・・
これ、おかしくね?
シフトアップしてみます。
ローからトップまで引っかかりもなくスルスルと上がります。
シフトダウンしてみます。
これまた同様にスルスルと落ちていきます。
当然の事ながら、登りでトルクをかけながらなんて変速はしていません。最初っからSORAにそんな期待はしていませんので。
ただ、街中だとかその辺をぷらぷらと走っている分には、何のストレスもなく変速が出来てしまいます。
言っておきますが、私のセッティング能力は「残念」の一言。
少しくらい見栄をはりたい気持ちはあるのですが、昔っから「ほどほど」で止める事が出来ません。
なので調整に関しては「下手の横好き」レベルなのですが、それでも上げ下げともにスルスルと決まります。
平地でのんびり走っている状態に限定しますが、『速さ』だけでいえば、5700、7900とそう大きく違いは感じません。
一方で、感覚的な部分は大きく異なります。
『音』がないんです。
「カチャカチャ」だとか「カチカチ」「カンカン」だとかの音がなく、無音で変わっていくので感覚的な部分では非常に大きな違和感を覚えました。
無音といっても「スルスル」といった感じより、「のっぺり」に近いです。
「ガッチョんガチャガチャ」いう変速に比べれば何も文句はないのですが、それでも、「のっぺり」とギアが変わっていく感触も、中々に異次元な感じというか・・・w
変速の速さに関しては、現状、スタンド上で負荷のかからない状態ではサクサクと変わります。
実走ではちょっと間があります。
特にトルクをかけて変速をすると、「ガチン」と音を立てたりもします。
これはロングゲージのせいもあるはずですが、ワイヤーが安いステンワイヤーという事も大きいはずです。
ワイヤーの引張強度がどれほどパーツ動作の速さ・感触に劇的な影響を及ぼすかは以前に身を持って体験しているので、今回もワイヤー交換が楽しみでなりません。
今回は塗装が終わって本組をする予定なのですが、その際にはBBBのテフロン(大のお気に入りなんでございますよ)に変えるつもりで用意しています。
しかし、この変速の速さだとか静かさの一番の要因となっているのは、RD-3400よりも圧倒的にチェーンの性能に負うところが大きいのだろうと思います。
CN-7701はホンっとに良い子、もう可愛くて可愛くて頬ずりしたくなるくらい。顔が真っ黒になるのでやんないけど。
走行音は静かで、日中の街中なんかでは何も聞こえませんが、それでいて田んぼの真ん中だとか静かな場所で足をとめると、「チィーッ」と微かに聞こえてくるのがまた堪りません。
ワイヤーだとかチェーンというのは、車やオートバイでいえばオイルやフィルターの交換にあたるものでしょう。
部品の性能を上げたりはしませんが、100%に近い性能を発揮できるかどうかには大きく関わってきます。
SORAとDURAでの違いというのは、素材だとか細部の形状などももちろんあるのですが、一番大きいのは各部品の精度なのではというのが個人的な考えです。
DURAだと精度が高いので一つ一つの部品に負担をかけずに作動するするため、ワイヤーが多少適当で入力にバラつきがあっても正確に動きますし、一回あたりの負荷が少ないため寿命も長いのだろうと思います。
なので、SORAであっても消耗品の交換と日常の整備さえそれなりにしておけば、随分とストレスなく乗れると思います。
思いますというか、今回あらためてデュラチェーンの力を思い知りました。
耐久性だとかシビアコンディションでの動作の確実性だとか満足感だとか、色々ありますので本命には出来るだけ上のグレードを選びます。
しかし普段使いの自転車であれば、次からは積極的にSORAも候補に入れると思います。
価格評価→★★★★★
評 価→★★★★☆
<オプション>
年 式→
カタログ重量→ g(実測重量 g)