購入価格: ¥88 (税込)
標準価格: ¥151 (税込)
『アミノバイタル ゴールドと同じく、ロイシン高配合のハイポトニック飲料。効果は高いが、アミノ酸の苦みが強くて美味しくない』
■ アミノバイタル ゴールドの名を冠したスポーツドリンク
久しぶりにロングライドを行うにあたって、私が用意したドリンクがアミノバイタル ゴールド 2000ドリンクだ。アミノバイタル ウォーター(粉末)かアミノバイタルボディーリフレッシュを購入しようと思ったのだが、どちらも置いていなかったのでこれを購入した。このアミノバイタル ゴールド 2000ドリンクは、ドラッグストアで初めて見た。それもそのはず。これは2014年の9月2日に販売されたばかりの新製品だ。
写真: アミノバイタル ゴールド 2000ドリンク
■ 吸収の早いハイポトニック飲料
アミノバイタル ゴールド 2000ドリンクも、アミノバイタル ボディーリフレッシュと同じくハイポトニック飲料だ。ハイポトニック飲料はアイソトニック飲料よりも吸収スピードが早いのが特徴だ。真夏や残暑の中での運動では、大量に汗をかいて多くの水分を失うので、吸収スピードが早いに越したことはない。
実際の走行でも、アミノバイタル ボディーリフレッシュやアサヒのSUPER H2Oなどと同様、胃の中でぽちゃぽちゃせず不快感がない。出発前は1本飲み干したが、胃に膨張感を感じることなく快適に走行することができた。また、こまめに水分補給していたので、のどの渇きを感じることはほとんどなかった。
写真: 飲み終わった後の感覚はアミノバイタル ボディーリフレッシュと同じ
■ カロリー摂取には期待できない
他のハイポトニック飲料と同様に、アミノバイタル ゴールド 2000ドリンクも低カロリーだ。100mlあたり13kcalしかないので、カロリー摂取は期待できない。カロリーを高くする、つまり、糖分を多くすると浸透圧が高くなって吸収スピードが落ちる(最悪は下痢)。カロリーは補給食、水分はハイポトニック飲料(もしくはアイソトニック飲料の水割り)にした方が、水分補給の点でもカロリー補給の点でも効率が良く、トラブルが起きにくいと思う。
写真: これはアイソトニック飲料のアクエリアス
■ アミノ酸2000mgを配合。ロイシンの高配合が特徴
アミノバイタル ボディーリフレッシュもアミノ酸の配合が2000mgだが、アミノバイタル ゴールド 2000ドリンクはロイシンの割合を高くしているのが特徴だ。これはアミノバイタル ゴールド(顆粒状、4000mg)の組成に準じたもののようだ。
顆粒状のアミノバイタル ゴールドでロイシンの配合を多くしたのは、筋疲労の回復を重視するなどの明確な意図があったと思う。だが、スポーツドリンクでロイシンの割合を高くする意味はちょっと分からない。ブランド名による販売促進の効果を狙っているのだろうか。
実際の使用ではアミノバイタル ボディーリフレッシュとの大きな違いは感じなかったが、ロングライドの持久力をサポートしてくれていたような気はする。出発前の1本を含めると、私は合計で5本ものアミノバイタル ゴールド 2000ドリンクを飲んでいる。合計で10000mgのアミノ酸だ。しかも、顆粒状のアミノバイタルを出発前とロングライドの休憩中にも数本飲んでいる。少なくとも、ロングライドで血中アミノ酸濃度の維持には貢献しているはずだ。
写真: BCAAの中でもロイシンが多いのが特徴だ
■ ナトリウム含有量はやや少なめ
熱中症対策に推奨されているナトリウム量40~80mgだが、このドリンクに含まれているナトリウム料は100mlあたり16mgと、アミノバイタル ボディーリフレッシュとほぼ同様の含有量だ。この含有量でも結果的には問題なかったが、ここ数年の夏の暑さを考えると、梅干しや塩飴、塩分の含まれたタブレットを一緒に持って行った方が良いかもしれない。
写真: 念のため、こういったタブレットを持って行った方がいいかも
■ アミノ酸の苦みを感じる
アミノバイタル ボディリフレッシュは、水のような感覚で飲めるすっきりした味わいが特徴だった。だが、アミノバイタル ゴールド 2000ドリンクは、アミノ酸の苦みが強めで美味しくはない。グレープフルーツの風味も苦さをかき消すには至っていない。例えるなら、VAAM ウォーターの苦みを強くした感じだ。
アミノバイタル ゴールド 2000ドリンクは、水やジュースの感覚で飲むものではなく、あくまでスポーツドリンクとして飲むものとして開発されたのだろう。味を二の次にして機能を重視したのは、ある意味好感が持てる。尚、このグレープフルーツの香りは、水洗いだけではボトルから消えないので注意。洗剤や漂白剤で洗った方が良いだろう。
写真: ボトルに詰めて持って行った。カバンの中にも予備がある
■ 効果は高くても味が残念
今回のロングライドでは、熱中症にもならなかったし、足も攣らなかった。無事帰宅するのに大きく貢献してくれたので、この選択は正しかったと思う。だが、アミノバイタル ボディーリフレッシュよりも不味くした分、効果が高くなったかどうかは疑問。アミノバイタル ボディーリフレッシュのように、味と効果のバランスを高いレベルで実現できなかったのは残念だ。
図: 味の素 アミノバイタル ゴールド 2000ドリンクの良い点と悪い点
価格評価→★★★★★ (効果を考えると激安)
評 価→★★★★☆ (アミノ酸含有量の高さ、吸収スピードの高さ。味が残念)
<オプション>
年 式→2014年
容 量→500ml