購入価格 ¥7000 *1
ロングライドで走行距離を少しずつ伸ばす練習をしていたところ、my 自転車師匠から「輪行袋を常に持ち、トラブル時に帰る手段を確保すべし」とアドバイスを受ける。しかし、これまで買った「grunge B-Wever Carry」「OSTRICH 超速FIVE」(レビュー投稿済)どちらも私にとってはバックパック要。
練習はできれば身一つとサドルバッグで身軽に行きたい。となるとボトルケージを一つ潰すしかないが、夏はボトル2本刺しじゃないと、とてもじゃないけど身が持たない。
「まあ、エマージェンシーなんて、そんなことは」と思っていた矢先の急に蒸し暑くなった某日、私的に最長ライドとなるゴール目指して走っていのに脚が廻せない。ついに頭が重くなり気分も悪く、なんと30kmでリタイヤを決断。自走で帰る自信もないくらいだったが、その日は最長に挑むということで「万一、帰路で力尽きたときの為に」とバックパックにB-Wever Carryを入れていた。輪行袋がなければどうしていたことか。
ということで、エマージェンシー用を持ち歩くことを本気で考え始めた。「定番OSTRICH L-100か、TIOGA コクーンか」と思ったところで、ググル先生がこれを見つけてくれた。Pandaniの実店舗は職場の近くということも判明。よって、ポチるではなくショップへGO。
◆ここはいい!
軽い、嵩張らずコンパクト。公称値121gの威力はハンパない。ジャージのポケットに無理なく入る。収納袋の本体に縫い付けられている。エンド金具まで収納できる。
前輪外してホイールカバーに入れたままホイール手持ちで運び、フレームもショルダーベルトを付けずに直接フレームを手持するという割り切りが斬新。持ち歩きで肩が痛くならないのは新鮮。
前輪外しタイプは、TIOGA コクーンに代表されるようにサドル剥き出しが多いけども、これはサドルをすっぽりかぶせるポケットが本体に縫い付けられているので、一応自転車全体が「袋」に入る。
デザインがポップ、持っていて楽しい。これまでの昔のごみ袋みたいな色にはうんざりしていたので....
前輪を外した後にフロントのエンド金具を取り付けたとしても、自転車収納はかなり簡単で早い。輪行収納グランプリはぶっちぎり。なにせ「かぶせるだけ」なので。
◆ここはちょっと....
実はこれは「袋」ではなく「カバー」、上下の開いた円筒状のカバーであって袋ではなく、駅員さんによってはNGとなるかも。緊急・トラブル時ということを分かってもらうよう、誠意を持って説明するしかないか。
リアタイヤが直接地面に着くので汚れたタイヤはせめて泥や水分を落としてから収納したほうがいい。
前輪とフレームは別々に持つ、つまり両手がふさがる。ホイールカバーに持ち手はなく、ホイールを直接持つので。輪行時にはヘルメットはバッグに装着要。
生地がとても薄い。前輪は別に持ち歩くので、中で傷が付くことはないものの、外からの衝撃にはだめかと。防水性も全く期待できず。
色が薄いので簡単に汚れる。チェーンオイル汚れが付いたらまずわかるし、生地が薄いからオイル汚れは透けて見える。
比較はタバコならぬポーラー20oz。これでも、OSTRICHのフロントのエンド金具を入れて撮影。
「grunge B-Wever Carry」と実は本番輪行でまだ未使用の「OSTRICH 超速FIVE」との比較。エンド金具入りなのにXpediaよりちょいと大きいだけってどんだけ。
自転車輪行時のフォルムはPandaniのWebサイトをご参照くださいませ。TIOGA コクーンにサドルカバーがかかっていると思えば。
◆まとめ
長所をそのまま裏返すと短所になるという、かなり判り易く大胆な割り切りのコンセプトの元に作られた輪行カバー、もとい袋。
とにかく軽くてコンパクト。フロントのエンド金具は必須。
エマージェンシー用と割り切って使用するには最高かも。但し、最初からこれを使用して輪行するのはどうかと思う、なにせ「袋」ではないので厳密には....
価格評価→★☆☆☆☆(高い、もう少し出すとコクーンが二つ買えちゃう。マスに流通させているようではないので致し方なしか)
評 価→★★★★☆(エマージェンシー用なら言うことなし)
<オプション>
年 式→ 2013か?
カタログ重量→ 121g
*1 「赤水玉 ホワイト ウルトラコンパクト」の価格。総柄版は\7500。