購入価格 ¥1800/本
純正より軽い走行感を求めてBrompton用に購入。
Bromptonの16インチタイヤというと、ほとんどの場合純正かCometかKojakかMarathonとなるが、Kojakは少々高価、Marathonは走行感を軽くするタイヤではないという事でCometを選んだ。タイヤ自体は全面やすり目のトレッドにワイヤービードという仕上がりだが、ケージングは硬くゴムも硬くて安っぽい。クロスバイクに最初から付いてくるKendaの安タイヤなどと同じ感触。
重量は公称195gとの事だが、実測してみると1本が約208.6g、もう1本が約231.4gだった。何と2本の差は22.8gで10%以上の誤差。いくらタイヤと言えど、このサイズで30gも余分なゴムが付いているのはあまりよろしくない。
取り付けて膨らましてみると、どうも真円ではないようで1か所フェンダーのネジと擦っている部分があった。ケージング不良でポコッと膨らむアレではないが、あまり精度は良くない。
走行感は純正に比べると軽くなっており、サイドが薄く柔らかいため圧を上げてもこちらの方が衝撃が少ない。走る分には歪な部分も気にならないので特に問題は無いのだが、コンパウンドは先述の通り硬く粘らないので雨の日は要注意。とにかくマンホールやグレーチングの上でハンドル操作・ブレーキ・踏み込みはご法度で、ゆっくりマンホールを通りながら前ブレーキを掛けると一瞬でロックするほどにグリップは低い。ドライでのグリップは問題ないが、雨の日も乗る人には全くお勧めできない。
・まとめ
安くて純正より転がるタイヤが欲しい場合はこちらが選択肢に入るのだが、実売2000円以下という値段の通り、はっきり言って安物である。純正より確かに転がりは軽くなるが、成型やグリップに関しては値段なりなので、ドライ路面で街乗り程度でしか使わない、という人以外はKojakのワイヤービードにする事をお勧めする。
価格評価→★★★★☆(安い)
評 価→★★☆☆☆(価格相応の性能)