購入価格: ¥79 (税込)
標準価格: ¥140 (税込)
『赤穂の天塩を使用したドリンク。熱中症対策に必要なミネラルをバランスよく採れる。ハイポトニック飲料で吸収が早い』
■赤穂の天塩を使った
熱中対策水は、赤穂の天塩でおなじみの赤穂化成が販売するペットボトル入りのドリンクだ。真夏の外出時やスポーツ時に失われた水分やミネラルの補給を手助けするとメーカーサイトにはある。薬事法の関係か熱中症対策になるとは書かれていない。だから、商品名が熱中症対策水ではなく、熱中対策水と際どいものになっている。
■熱中症対策に十分なナトリウム濃度と汗に近いイオン組成
熱中対策水は100mlにナトリウムが64mg含まれる。環境省等が推奨するナトリウム濃度は約40〜80mgなので、このドリンクは熱中症対策に適している。また、汗に近いイオン組成(※)にすることで、バランスよくミネラルを摂取することが可能だ。また、ビタミンC、クエン酸、ナイアシン等も配合されているが、これらはおまけのようなものだと考えている。メインは水分とミネラルの補給だからだ。
※ナトリウム:塩素:カリウム;カルシウム=33:33:10:1
■水に近いすっきりした味
熱中対策水はすっきりした味なので、水に近い感覚で飲める。甘さはかなり控えめで、ほのかなレモンが香り、赤穂の天塩を使っているが塩っぱくはない。味のどの成分にもキツさがなくまろやかだ。いくら熱中症対策とはいえ、甘いジュースをゴクゴク飲むのはキツい。この味なら子供からお年寄りまで飲みやすいだけでなく、口の中がベタつかないのでスポーツ時にも飲みやすい。
■普段から飲みやすいカロリーゼロ
また、ポカリスエットのようなアイソトニック飲料は、吸収こそ遅いものの、熱中症対策に十分なナトリウム濃度になっている。だが、普段から飲むには糖分が多すぎる。熱中対策水はカロリーゼロなので、当分やカロリーを気にせずに済む。ただ、スポーツ時にはハイポトニック飲料程度のカロリーがあっても良かったのではないかと思う。
■吸収の早いハイポトニック飲料
熱中対策水は近所のドラッグストアに売っていたもので、初めて飲んだときは運動していないときだった。味はすっきりしているし、胃にポチャポチャ溜まる感じがなかったので、これはハイポトニック飲料ではないか?と思った。メーカーにメールで問い合わせたところ、熱中対策水はハイポトニック飲料に該当するそうだ。幅広い層に受け入れられるように、スポーツドリンクやハイポトニック飲料と明記していないのかもしれない。
早速、昨日のサイクリングで試してみた。休憩中に500mlを飲み干してすぐに走行しても、アイソトニック飲料のように胃が膨張するような不快感はなかった。その後は2本を小分けにして飲んだ。アイソトニック飲料だとポチャポチャと胃の中で水分が上下して一向に吸収されないのだが、熱中対策水は速やかに吸収される。その後の体内の水分の保持力も高く、水や麦茶のようにトイレに行きたくなることもなかった。この日は最高気温が30℃くらいで、汗をたっぷりかいたが、給水に熱中対策水を使うことで快適に走行できた。
結果的に水分とミネラルを摂取できるなら、アイソトニック飲料でもハイパートニック飲料でもかまわないと思う。ただ、ハイポトニック飲料の方が吸収が早く、効率が良いのでおすすめだ。特に真夏の大量に汗をかくような状況では、致命的な状況になる前に吸収の早いドリンクをこまめに摂取しておきたい。これは水分の摂取のタイミング、ドリンクの選び方を失敗して熱中症になった経験での話だ。
■入手しづらいのが残念
ドラッグストアではアミノバイタルボディリフレッシュやH2O等のハイポトニック飲料も扱っているが、熱中対策水の方が安く買える。熱中症対策を主な目的にするなら熱中対策水やH2O、真夏以外でパフォーマンスを重視するなら持久系運動のエネルギー源になるBCAAが配合されたアミノバイタルを選べば良いと思う。コスパ重視なら熱中対策水だ。
最大の弱点はドラッグストア以外では手に入りにくいことだ。スポーツドリンクとしても高機能なだけに残念だ。ハイポトニック飲料の選択肢が増えたのは大歓迎なので、今後は自販機やコンビニで購入できるようにしてほしい。そして、スポーツに特化した対策水の開発も期待している。
赤穂化成 熱中対策水 レモン味
価格評価→★★★★★ (ドラッグストアかなり安く買える)
評 価→★★★★☆ (熱中症対策になるし吸収が早い。入手製の悪さとカロリーゼロなのが残念)
<オプション>
年 式→2014年
容 量→500ml