購入価格 ¥1000(程度だったと記憶してる)
mont-bellのお店で2017年3月に購入、約8ヶ月間使用
■動機■
自分はロングライドメインで自転車に乗っているが、4月からブルベを始めることに。
ブルベでは土地勘のない場所を走ることが多いので、お手軽な方角確認の手段として購入を決意。
■製品概要■
オイル式のコンパスです。他の方のレビューにありますが、裏面にベルトを通すバンドが付いています。
通せるベルトの幅は実測だと2cm以下。ケースはアルミ製、サイズは25×25×16mm。
ベルトを通すことで色々な所に固定できます。
本来の用途としては幅20×厚さ3mm以下の時計バンドに取り付けて使用するようです。
なお、100m防水の機能があります。
自分はmont-bellのお店で見つけて買いましたが、調べてみると2014年に東京磁石工業は倒産したようです。
現在、この商品は株式会社Vixenのメタリックコンパスとして販売されています。
ホームページを確認すると、カラー展開はレッド/シルバー/ブルーの三色のみ。
※東京磁石工業品とVixen品の間に性能差があるかどうかは確認できていません。
■感想■
本来は時計バンドに取り付けて使用します。
しかし自分は自転車に乗った状態で手軽に方角を確認したいため、自転車のステムに装着してます。
装着にはホームセンターで買った面ファスナー(いわゆるマジックテープ)を巻きつけて固定。
ぐらつくかとも思いましたが、2000km走ってもぐらつく感じは一切ありません。
なお、本製品のコンパスケース部分はアルミ製で、なんというか所有欲も満たされます(結構カッコいい)。
ステムと平行に装着していますが厳密に言うと水平ではありません*。しかし問題なく使えています。
また近くにCATEYEのHL-EL540及びVolt800が各2門ずつありますが、こちらも影響ないようです。
GPSなしでも気軽に方角が確認できます。地図を北固定で使っているのもあってとても便利です。
しかし文字盤に夜間でも文字が見えるような加工はないため、暗い所では方角の確認ができません。
* 自分のCAAD12のヘッドチューブアングルが72.9°、ステムが6°(下向き)
なので
90°-72.9°-6°=11.1°
よってステムと水平面の角度は約11.1°
■長所/メリット■
・電子機器がなくとも手軽に方角が確認できる
・100m防水、実際激しい夕立の中でも使用できた
・多少の傾きであれば使える
ヒルクライム(斜度15°程度)してても、ちゃんと動く
・文字盤の動きはスムーズ且つ速い、実用に耐えうる
■短所/デメリット■
・暗い場所では文字が読めないため方角の確認が不可能
・2000km走行してぐらつきもしないとはいえ、バンドの爪の貧弱さには不安を感じる
・登山などで用いられるレベルの精度はない(方角もおおざっぱに8方向のみ)
・自分の方法では円柱形ステムに取り付けるのは難しそう
自分は長所に比べてこれらの短所はそう大きなものではないと感じていますが…
■まとめ■
各種サイコンやスマホ、GPSが発達した現代では必要ないかもしれません。
が、電子機器を用いなくても簡単、且つ直感的に方角が分かるのは結構助かります。
土地勘のない場所ならなおさら。
このコンパスは質感も良く、さらに防水機能もあります。
アナログが好きな方は使ってみると案外おもしろいかもしれません。
自分はロングライドで使用していますが、これからもお世話になることでしょう。
強いて言えば文字盤が暗い場所で光ってくれると嬉しいですね(蓄光塗料とかで)。
価格評価→★★★★★(←この質感、この性能でこの値段なら満足)
評 価→★★★★★(←全く不自由がない。いつも助けられている)
<オプション>
年 式→不明(購入は2017年3月)
カタログ重量→5.5g(実測重量 6g)