購入価格 ¥失念(相場からすると高からず・安からずの印象のみ記憶)
昨年(2013年)ドイツ・フリードリヒスハーフェンで開催されたユーロバイクショーを見学する機会があったのだが、その際に利用したホテルの一つ。スイス・クロイツリンゲンにあるホテルだが、クロイツリンゲン(※現地では仏式のクルズリンゲンという発言では通じなかったので注意)はフリードリヒスハーフェンに行く場合は距離的に選択肢にしても良い町。
このホテルへのアクセスはまずクロイツリンゲン駅一択と考えたほうが良い。Lengwilerstrasse(レングヴィル通り)沿いにあるので間違ってLengwil駅で降りて歩いて行ったら歩道のない道を延々と歩くハメになった(※待っていればバスはあるものの本数が少ない)。クロイツリンゲン駅からバスまたはタクシーで向かうのが吉。
このホテルはユーロバイク見学の際に利便性が良さそうなホテルを検索しているうちに普通に検索上位に上がってきたもので、値段もリーズナブルな印象があった。小規模な個人経営のホテルらしく、老齢のスイス人おじさん・おばさんが交代でフロントに詰めていた。予約状況については一般的な表計算ソフトで原始的に管理、という感じで、良い意味でアットホームな雰囲気。
おばさんには最低限のサバイバル・イングリッシュは通じるが、おじさんにはドイツ語しか通じない(おじさんに英語で話しかけると、シャイなおじさんは速攻でおばさんを探しに行ってしまうので注意だ)。フランス語・イタリア語は通じない(※このホテルに限ったことではなく、ボーデン湖周辺では基本的にドイツ語以外通じない気持ちで行ったほうが良い。英語のメニューさえないお店がたくさんあった)。
部屋はかなり広く、清潔でお得感があった。ゴージャスではないがきちんとしている。パン屋を兼ねている食堂ではまともな郷土料理(コルドンブルー等)を食することが可能。Wi-Fiは無料。ユーロバイクショーの時期に使用される定番ホテルの一つらしく、自転車関連の台湾人・ロシア人宿泊客の姿を何人か目にした。朝食は一般的なイングリッシュタイプ(ベーコンはやや獣臭くて、あまりおいしくなかった記憶あり)。
そもそもの話としてドイツ南部で開催されるユーロバイクショーを見学する場合、スイスのチューリッヒ空港を利用するのがいちばん便利だとしても、スイスフランとユーロを別々に用意しておくのが結構面倒だったりする。可能であればボーデン湖のドイツ側(メーアスブルグ等)の宿を確保し、ユーロのみで活動するに越したことはないが、皆同じことを考えるので結局安価に利用出来るホテルはクロイツリンゲン付近になることが多いようだ。
利便性という意味では最強ではないし、何か風光明媚な場所でも全くないが、スイス北部の田舎のごく普通のホテルとしては決して悪くないと思った。ボーデン湖もさして遠くはない(クロイツリンゲン駅からコンスタンツに向い、そこからフェリーでフリードリヒスハーフェンに向かえば良い。直線距離ではローマンスホルンも近く見えるが、ユーロバイク見学の際、私はそのルートは使用しなかった。)。
価格評価→★★★★☆ 高くなかった印象がある
評 価→★★★★☆ 快適に数日間滞在できた