購入価格: ¥420 (税込)
標準価格: ¥420 (税込)
『DEORE XTのVブレーキ BR-T780のクイックリリースには、そのままでは取り付けられない』
■全5色の色付きガイドパイプ
自転車のブレーキやケーブルを製造するALLIGATORは、色付きのVブレーキのガイドパイプも作っている。ガイドパイプはインナーリードユニット、ブレーキヌードルとも呼ばれ、Vブレーキのケーブルの向きを変える部品だ。90度と135度があり、カラーは全5色ある。シマノ同様、樹脂ライナーの中にはちゃんとグリスが入っている。
私が購入した目的はもちろんカラーコーディネートだ。中でもブラックを選んだのは、色がシルバーのパーツをできるだけ少なくすることによって、クロスバイク全体の雰囲気を落ち着いたものにしたかったからだ。
ALLIGATOR ガイドパイプ ブラック 90°、135°
■はまらない!
このガイドパイプをシマノ純正のものと交換すれば作業終了…というわけにはいかなかった。このガイドパイプは、DEORE XT BR-T780のクイックリリースにはまらない。何度か試しているうちに、ガイドパイプの先端が傷ついてしまった。
シマノとALLIGATORのガイドパイプの先端を見比べてみると、シマノは円形であるのに対しALLIGATORは楕円だ。精度が良くないのか、何らかの意図でこのような形状になっているのかは分からないが、少なくともBR-T780には取り付けることができない。
だから、私は先端の楕円になっている部分を棒ヤスリで少しずつ削り、現物合わせを繰り返して取り付けられるようにした。
前後ともにBR-T780のクイックリリースに、そのまま取り付けることができなかった。
画像中央の右半分がALLIGATORのガイドパイプ。
■実用上の問題はないが、塗装の質感は低い
取り付けてみると、私が想像してたような外観にはならなかった。このガイドパイプのブラックはおそらく塗装によるだ。悪くはないが、どこかのっぺりした質感だ。もうちょっと深みのあるブラックなら良かった。
実際の走行では特に問題もなく使えている。引きが重くなったり軽くなったりすることもなく、シマノ純正のガイドパイプと全く同じ使用感だ。左ブレーキアームの干渉する部分の色が剥がれないか心配だったが、今のところは大丈夫だ。
素直にシマノのガイドパイプを塗装した方が深い色が出たかもしれない。
■ガイドパイプの交換だけならシマノ純正品が無難
ただの色付きのガイドパイプだと思っていたので、まさか取り付けられないとは思わなかった。深く考えずに購入したとはいえ、完全にこれは想定外だった。それでも加工したら取り付けられたのでとりあえず安心した。
BR-T780でしか確認していないので、シマノの他のVブレーキに適合するかは不明だが、もしかしたらBR-T780のように加工が必要かもしれない。単にガイドパイプの交換だけなら、シマノ純正品の方が無難。カラー以外でALLIGATORを導入する理由はない。クロスバイクのカラーコーディネートにこれを使おうと考えているは参考にしてほしいと思う。
価格評価→★★★★☆ (色付きでもシマノ純正より安い)
評 価→★★☆☆☆ (ブレーキによっては加工の必要あり。塗装の質感が低い。ブレーキの動作は問題なし)
<オプション>
年 式→不明
カタログ重量→不明