国道128号(こくどう128ごう)は、千葉県館山市から同県茂原市を経由して同県千葉市に至る一般国道である。
愛称、外房黒潮ライン。(wikipedia.jpより)
シーズンには海水浴の車、サーフィンの車、トラック、もろもろで混み合う道路です。
ルートの南半分は北側に山を背負い、冬の北風を避けて快適に走れるのではないか?
と思い、正月休みに走ってきました。南房総の輪行ツーリング、前編です。
まず、蘇我駅から特急わかしお号に乗り、外房を目指します。
わかしお号のほとんどの下り編成は東京駅を毎正時に出発します。ただし、京葉線ホームから出発するので、
東京駅で乗り換える人は乗り遅れないように注意!
この電車、空いていることが多くて、輪行袋を気兼ねなく持ち込めます。
今回はツーリングの起点を上総一宮駅にしました。駅前の広場は狭いですが、3、4人程度ならタクシープールの背後で自転車を組み立てるのに不便はなさそうです。
駅から東の方向へ少し走ると、県道とのT字路へ出ます。その向こうは九十九里浜。
右折して、点在するサーフショップを横目に見ながら走ります。浜辺へ出てみると、新年の朝からサーフィンを楽しんでいる人がたくさん。サーフィン文化がうまいこと根付いて、細々ながら通年賑わっているようです。これは良いこと。
4kmほど直進すると、内陸から伸びてくる国道128号と合流します。
どうやら、この交差点から南が外房黒潮ラインと呼ばれているようです。
ここで九十九里の平野はおしまい。外房の津々浦々をつなぐ道の、最初の登りに取りかかりますが、
所詮はもっとも低平な県である千葉県の海辺、登りはすぐに終わります。
ここで、余裕があったら太東漁港の背後の丘を歩いて登ってみるのも一興。
土の階段なので、ロードシューズだと厳しいかもしれませんが、九十九里浜の雄大な眺めが待っています。
この先しばらく、海から一歩引いたところを走り、御宿でようやく海の眺望が広がります。
この先は登りートンネルー下りー海辺の街ーのループとなります。
トンネルはどれも短いですが、そのせいもあってか、内部の照明が貧弱です。前後のライトをしっかりつけて。
トンネル内の路面は、荒れていることがあってふいにタイヤが弾かれることもあり、細心の注意で走ります。
今回、機会がなかったのでほとんど立ち寄りませんでしたが、コンビニは結構な割合で沿道に現れます。
補給やトイレに困ることはなさそうです。
御宿から一山越えると勝浦。那智勝浦から流れ着いてきた漁民が開いた町といわれています。
この先安房鴨川までの間に内陸の山中を走るバイパスが3ヶ所あります。
そちらは道幅広く走りやすいのですが、登りとトンネルが多いので、極力旧道を通った方が良さそうです。
旧道を行っても結局登りとトンネルはあるのですが(笑)
せっかくなので海辺の街の雰囲気を味わいながら進みます。
旧道をさらに海側に逸れて、小路を走るのもいいものです。
一段と開けた海辺に出て、ヤシの並木道が出てきたら、安房鴨川市街はもうすぐです。
特急わかしおは安房鴨川まできているので、スタート地点を任意に設定できるのが南房総のツーリングのいいところだと思います。
さらに、内房線を走る特急さざなみも安房鴨川まできています。本当に至れり尽くせり。
(前編おしまい)
評 価→★★★★☆(トンネル以外は走りやすい道。みどころ多し暖かし)