購入価格 ¥137(セブンイレブン
ズガァーン!
これを一口食べた瞬間、唇が、舌が、鼻が衝撃を受けた。なんだこれは。
私は基本的に酸っぱくて辛いものが大好きだ。酸辣湯を毎日のように食べ、
挙句の果てに家庭にある材料で再現してみたこともあるし、辛味噌ラーメンの
最後の締めとしてニンニクと酢を増量するのは当然であろう、と公言して
はばからない人間である。子供のころはすっぱからいものが周りにたんまり
あったことが原因かもしれない。
そしてパクチー(=コリアンダー、シャンツァイ)やレモングラスの香りにも
弱い。コリアンダーはサラダに入れて生食するもんだと教えられて育って
きた。長じては、金麦にコリアンダーシードを入れると某ヒューガルデンに
酷似すると教えられ、ハマった。ご想像の通り、、体重は増えるが財布は
みるみるやせ細るという悪循環だ。
…話を戻そう。
すっぱからいもの、香りの強いもの、のインスタント食品はかなり食べて
きたはず。某カルディをはじめとした輸入雑貨の店でそれらしきものが
あれば何も考えずにカートにイン。そして食べる。そして満足したり
しなかったりを繰り返してきた。
とはいっても、それなりのお値段とカロリーだ。そんなにそんなには
試せない。食べたくっても食べれないときは
「サンラーたん酸っぱいですぅ」
と酸辣湯を擬人化したアレを夢に見ながら枕をよだれで濡らしながら○△□
したものである。
話が戻ってないので話を戻そう。
日清はやってくれた…。
敢えて言おう、これならおしゃれなタイ料理屋やベトナム料理やに行く必要は
ないかもしれない、と。
トムヤムクンの決め手は酸味であり、辛みであり、香りである。これらの
方向性の違いが味のバランスであろう。出来上がりのふたをめくった瞬間は
さもない感じであるが、付属の絡みペーストを入れたとたんに立ち上がる香り。
口に含めばさわやかな酸味とともにやってくる辛みと香り。嗚呼。
カップヌードル風縮れ麺は相変わらずである。
「おいおい、フォーとは全然違うだろうがよ」
という感想は、出なかった。
ああそうだ、これはカップヌードルだったんだ。カップヌードル(137円)
だったんだ!このお値段、この酸味一体、この安心感あふれる定番の麺!
安くてうまい!俺は、俺は、俺は幸せだ!!と快哉を叫ぶだけではたりない。
会社だということを忘れて「ユリーカ!ユリーカ!」と叫びながら帰宅しようと
してしまうくらいの勢いである。
(前置き終了)
実は今シーズンのロングライド、ブルベ、フレッシュでは私が戦っていたものは
「寒さ」である。宮城の人間でも寒いとぎは寒いんだおん。胃腸さえ受け付ければ、
そして、時間に余裕があるのであれば、カップラーメンが温まるのに最適の
食べ物であることは言を俟たない。
そのような用途として、今まで私はチリトマトヌードルを愛用してきたのだが、
美味しいけれど比較的胃もたれというか胸焼けをすることが多かった。
一方、今回のトムヤムクンヌードルはハーブの力なのかどうかはわからないが
辛いくせに胃へのダメージは少ない気がする。辛さ、発汗量、体温上昇は
圧倒的にトムヤムクンが秀でている。
東北はまだまだ寒い。6月の梅雨の寒さが無くならないうちは半袖とか
ありえないレベル。そんな時期に開催されるレースやイベント、ブルベの途中で
安価に暖をとれるソリューションがまた一つ増えた、しかも美味しいとなれば、
これを使わない手はないのではないだろうか。
価格評価→★★★★☆(←トムヤムクンとしては激安)
評 価→★★★★☆(←用法・容量をお守りください)
<オプション>
年 式→2014年4月14日発売