購入価格 ¥14,160
ロードの9000系化計画に合わせて購入。
6800アルテでの10速にて使用開始、現在はフルヅラの11速環境にて使用。
既に15000kmほど使用しているので、大分こなれて(くたびれて?)きているが、ガタやプーリー摩耗等全く問題なし。
今までRD-3300⇒5600⇒6600⇒7800⇒6700⇒9000と、そこそこ使用してきたが、最もしっくりきた部品。
変速時のたわみによる、「ガキンッ・カキッ」等ギア鳴り音が減り変速もスムースになっていると感じた。
先代の7900系と大きく異なるのは、ワイヤー取り回しもそうだが、
肉抜きプーリー・アジャスタバレルの採用、ボディの肉薄・肉抜き化といったトコロか。
また今まで通り、アウター・インナープレートはカーボン製(メーカーサイトではGFRP:ガラス強化繊維樹脂とのこと)。
ちなみに、プーリーのグリスは全抜き・オイル化にて使用。
頻繁なメンテナンスとオーバーホールは必要になるが、その他駆動系と相まってクランクに50gの物を載せるだけで、
チェーンが回り始めるほど軽くできた。そこらのセラミックよりも軽い、ヅラ恐るべし。
ワイヤー取り回しでは、先代まではトップ側でワイヤー最短距離であったのが、9000ではロー側に変わった。
左がリアのギア位置がロー時、右がトップ時、それぞれワイヤーの長さ・角度が異なる。
この角度であると、ロー側の変速(特にシフトダウン時)が軽くなるそうで、実際78・7900系と比べても圧倒的に軽い。体感1/2のチカラ。
しかし、トップ側では右写真にある赤丸のようにワイヤーが鋭角に擦ってしまう。
付属する専用形状ライナーを使えば、ロスもほぼ無視できるほどだが、つけないとワイヤーがすぐ毛羽立ち引きが重くなる。
ヅラワイヤーがポリマー化したおかげで、毛羽立つという新たなトラップが増えてしまった。
RDの擦れる部分、FDではBB下のケーブルガイドが主に削れて毛羽立ちやすいので注意すべし。フッソオイル塗布推奨。
10速環境でも特に問題なく動き(メーカー保証外)、11速ではとても軽く正確に動く。さすがというべき最高峰。
68アルテが出た今、11速にするためだけにわざわざ入れるには躊躇する金額ではある。
引き・重量の軽さや耐久性、3年保証や見た目の豪華さに価値を見いだせれば買いかもしれない。
価格評価→★★★★★(買った金額では大満足)
評 価→★★★★★(性能としては満足、重量も必要十分)
<オプション>
年 式→2013
カタログ重量→ 158g(実測重量 160.2g)