SHIMANO ULTEGRA FC-6800

購入価格　￥18000

比較はFC-4650 50-34Tでクランク長170mm、対してこちらは52-36Tでクランク長172.5mm、以下の環境は共通です。

　ST-5601
　FD-6800
　CN-5701
　SM-BB9000

交換時手に持ってみると、うお！軽っ！ でもクランクの軽さって、走るのにそんなに関係すんのかな？

ホントはチェーンも7901を用意してあるんですが、純粋にクランクの違いを知りたくて取り敢えずそのまんま。
まあ、互換性無視の構成なので、本当の性能差を比較出来るのかってのも疑問ではあるんですけどw

互換性に関してはネット上で色々な方が検証されている通り、何も問題はありません。いや、すみません。私のレベルだと、何も問題は感じ取れませんw

実際に走った感じでは、うーん・・・極低速から私なりの高速まで試してみたのですが、前よか軽く回るようになった気がするなぁ。劇的にってほどではありませんが、軽くなったような気がしてならない。

変速に関しては、4650でも不満はほとんどありませんでした。
巻き上げ時はヌルっと無音でアウターに乗りましたし、FDの調整さえまともにしていれば良い製品だったと思います。見た目以外はw

6800の変速に関しては4650よりも若干軽く、若干速くなり、アウターに乗せる際の指に伝わる感触は

「ヌルっ」

から

「フッ」

に変わりました。
4650はちょっと重いながらも中々気持ちの良いタッチだったのですが、6800のタッチの方がさらに好みです。


少々気になる事もあります。
他の方が書かれていた事でもあるのですが、強く踏んだ際にチェーンリングが若干たわむ気がします。
気がするというよりも、・・・FDの調整をギリッギリにした状態で右足を強く踏み込むとチェーンが擦れるので、やっぱまあ、撓んでるんでしょうね。それじゃ4650と変わらんね。

あとは互換性無視の構成のせいだと思うのですが、調整が一層シビアになりました。
自転車屋さんに言わせると

「調整難しいのは良いことだよ」

それホント？
でもまあ、調整すんのも楽しいのでイイんですけどね。

今回は52-36Tの172.5mmってサイズが欲しかったのでアルテにしましたが、デュラ以外なら105でもイイんじゃないかと思います。
今年は5800も出るみたいですしね。


価格評価→★★★★☆
評　　　価→★★★★☆
＜オプション＞
年　　　式→
カタログ重量→　g(実測重量　g)

購入価格 ￥17,800

デュラにはない歯数構成のシクロクロス向けクランクセット
これまでFC-5750（50-34T）にCX70の46Tアウターリングを組み合わせた物を使っていてかなり満足していたが
歯数差が12から10となりフロント変速時にリアを変速する段数が減った、状況次第ではリア変速無しでスムーズに加速に入れる。

36Tのインナーは今回が初めてで、貧脚のためリアは12-28T（或いはそれに近い構成）を使用
坂はもちろん平地でもそこそこ使える。
46Tのアウターは平地で使う分には細やかな速度調整がしやすく脚に優しい、ただ自分の脚ではトップまで回しきれそうにない。
下りではリアをどんどん上げていかないとすぐ空転してしまうのが煩わしく感じることもある、自分は下りは安全運転だが下りも攻めたい人には不満だろう。

4アーム化されたことで軽量化と剛性バランスの改善
110mmに統一されたPCDなどユーザーの声をしっかりと反映させてきたのは流石のシマノといったところ。

価格評価→★★★★☆
評　　　価→★★★★★

購入価格 ￥20,000ぐらい


私の歴代クランクとチェーンリングは、サードパーティがデフォルト。
珍しくシマノで統一したかと思えば世代違いのミックスコンポ。
色々やらかしましたが全てそれなりに使えてはおりました。
しかし、新車(RIS9)導入時に「いい機会だし駆動系ぐらいある程度統一してやるか」ってことで、チェーン(CN-9000)以外、6800系アルテグラで統一。クランク長は、納車時は170.0mmを搭載していましたが後から追加で172.5mmを購入し、2018年現在2本所有しております。


4アームクランクシステムの性能に関しては、何の不満も無い。
その生い立ちを私の頭の整理がてら書いてみると...。

よく考えてみたら、アーム1本要らなかったわｗ という理由でアームを取っ払って軽量化。
軽量化した重量の一部をチェーンリングの補強に使用して高剛性化。
その結果、52T以上の従来ノーマルクランク(PCD130)に分類されていた
大口径チェーンリングでも旧コンパクトクランク規格(PCD110)でOKという高剛性クランクシステムが爆誕。
その際にPCD130規格を何の躊躇もなく切り捨ててくれたおかげでユーザーはコンパクトクランクとノーマルクランクを別途用意する必要がなくなり、シマノとしても生産しやすいという素晴らしいシステムだ。

4アームクランクは、機能美に満ちている。
自転車に限らず、性能を突き詰め、性能上不要な物を潔く捨て去った製品は清々しい格好良さがあると思います。
実際、高性能カーボンフレームに搭載すると機能美×機能美でまとまりも良い。
落ち着いた色も割と気に入っています。うちのRIS9にもよく似合う。



この地味に凄過ぎる高性能クランク(※セカンドグレードです)が、チェーンリング付きで1本2万？
ご冗談をｗ
って普通に買えたがなｗｗｗ
シマノ製品の費用対性能効果は相変わらず凄まじい。
そのクランクを実際に使ってみて何に一番感動したかといえば、
見た目でもクランクの硬さでも整備性でも変速性能でもない、

"チェーンの流れのスムーズさ"

です。
流体のような滑らかさ、というと若干言い過ぎかもですが、それぐらいとても滑らかかつ軽く静かにクランクが回っていきます。シマノ技術陣によって解析し尽くされたチェーンリングの刃とチェーンの噛み合わせや、刃からチェーンが離れる時の静寂さは伊達ではありません。
シマノ純正恐るべし。


と、性能面での弱点がほぼ皆無のアルテグラクランクですが巷ではその見た目に賛否両論。
確かにカーボンフレームにはよく似合いますが、クロモリフレームに搭載して似合うかといえばハッキリ言って似合わないと思う。もし仮に、眩し過ぎる金属光沢を放つまでこのクランクを研磨しまくったとしても違和感バリバリなのは容易に想像がつく。
でも、逆にクラシックなデザインのクランクを極太のカーボンフレームに入れて似合うかといえば似合わないので、このクランクの見た目が弱点なのかといえばそうではないと思う。
単なる相性。
フレームとクランクのデザインの相性って難しいですね。


まとめ。
とりあえず、性能重視のクランクをお探しならこれ買っとけばOK。変速やペダリングの質感で不満を覚えることはまずないかと。

もっと軽さが欲しいならデュラ。
安くしたいなら105かそれ以下のグレード。(を買っておいてチェーンリングだけアップグレードするというセコい裏技もあるｗ)
シマノ以外のコンポをご所望の場合はそちらへ。
性能より見た目を重視したいならサードパーティへ。
それでいいかと。


価格評価→★★★★★(費用対性能最強)
評　　　価→★★★★☆(★5でも全然かまわないんですが、一応上にはデュラがいるので。)