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SHIMANO M70CT4 (シビアコンディション用) カートリッジシュー&抜け止めピン (ペア)


 
LZPT2IB  2014-2-28 20:03
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SHIMANO M70CT4 (シビアコンディション用) カートリッジシュー&抜け止めピン (ペア)
購入価格: BR-T780付属品
標準価格: ¥638 (税込)

『ウェット時の制動力と引き換えに、リム攻撃とガサガサ音が酷いVブレーキシュー』




■バランスの良さを期待して選んだブレーキシュー
SHIMANO M70CT4(シビアコンディション用)は、Vブレーキ、カンチブレーキ用のカートリッジシューだ。M70T4のカートリッジタイプで、1m厚いシビアコンディション用だ。DEORE XT BR-T780、DEORE LX BR-T670の上位2グレードのVブレーキに標準で採用されている。

ウェットな状況下でも高い制動力とコントロールを発揮する(M-system)ブレーキシューで、M70R2、M70T3ほどウェット時の制動力は高くない代わりに、リムの消耗や音鳴りが少なくなっているらしい。

基本的に雨の日には自転車に乗らないので、ブレーキシューはドライ用のS70Cを使っていた。しかし、突然の雨に見舞われて走行せざるを得ない状況が数回あった。S70Cは雨天時は制動力が大幅に落ち、シューの摩耗量が大きく、リムが黒い汁で汚れてしまう。

BR-T780を入手した理由の一つに、M70CT4を試してみたいということがあった。M70CT4ならドライ、ウェット時のバランスが良く、良いとこ取りのブレーキシューになるのではないかと考えた。

  
・M70CT4(シビアコンディション用)





■酷い音鳴りとリム攻撃
走行直後の数mにもかかわらず、ブレーキをかけるとガサガサと大きな音が生じた。ちなみにホイールは先月入手したばかりのものだ。シューがリムに馴染んでいないだけなのかと思ったが、ガサー!!という音はブレーキをかける度に酷くなった。

7〜8km走行したところで停車してみると、カートリッジに銀色の粉が多く付着していた。これはブレーキシューの黒い粉ではなく、リムを削った金属粉だった。確かにリムを削っているような音だ。これではすぐにリムのブレーキ面が摩耗してしまうと思い、15km程度走っただけですぐに帰宅した。

ブレーキシューを取り外してリムとの接触面を見てみると、銀色の粉が一面に付着していた。二箇所ほど金属片の突き刺さりもあった。ブレーキシューの表面を耐水ペーパーで磨き、リムをクリーニングして、もう一度だけ走行を試みた。しかし、一回ブレーキをかけただけで酷い音が生じ、ブレーキシューは銀色になってしまった。

使用したリムはDT SWISS RR585というアルミリムだ。リムとの相性も関係するのかもしれないが、この様子では他のリムでも同じようなことが起こるような気がする。M70R2、M70T3ならどうなっていたことか…。

 
・右: 付着した金属粉。これは指で粉を払った状態で、走行後はもっと粉が多く乗っていた。(※)
 左: リムとシューのブレーキ面をクリーニング後に30m程度走行しただけでこの状態
 ※カートリッジはBR-T610の黒のものを使用





■ドライ時の制動力は十分
M70CT4でもしっかりと止まれるが、リムを削る音が気になって、なるべくならブレーキレバーを握りたくなかった。スピードのコントロールはガサー!!という音が気になって良く分からなかった。




■M70CT4は水に溶けにくい
S70Cを耐水ペーパーに水をつけて磨くと、シューはすぐに水に溶け出し真っ黒な汁になる。雨天時はこのドロドロの汁がシューとリムの間に入ると滑ってしまい、大幅に制動力が低下するということになるのだろう。

一方、M70CT4を耐水ペーパーで軽く擦ってみると薄い灰色の汁になる。シューが硬くS70Cのように溶け出しにくい。雨天時には溶け出した汁でシューが滑りにくいので、高い制動力が確保できるということなのだろう。雨天で試す前に使うのを止めてしまったが、雨天時に制動力が得られる理由は分かったような気がする。


・M70CT4は硬く水に溶け出しにくい





■全ては硬めのシューが原因
S70Cやロード用のR55C3は指で触れるとゴムっぽい柔らかさがある。ドライ時の制動力が高いだけでなく、リムへの攻撃が少なく、音も静かで走行中のストレスを感じさせない。

一方、M70CT4はゴムっぽさが少なく硬めの触感だ。この硬さがリム攻撃や音鳴りに繋がるのだろう。雨天時には大きな制動力に繋がるのだろうが、ドライ時にはストレス以外の何者でもない。

 
・結局、以前と同じS70C(シビアコンディション用)にした





■リム攻撃が気になるならオススメしない
M70CT4は高いグレードのVブレーキに採用されているし、リムの摩耗と音鳴りが少ないとカタログにもあってとても期待したが残念な結果だった。結局、今まで使っていたS70C(シビアコンディション用)に戻したところ、音が静かになり金属粉も出なくなった。

たった15kmの走行での投稿になったが、リム攻撃と音が酷いと伝えるには十分だと思う。リムへの攻撃性、ガサー!!という音が気になるなら、M70CT4のようなマルチコンディション用のブレーキシューではなく、ドライ用のS70Cを使った方が良いと思う。晴天時のサイクリングがメインならS70Cをオススメ。

通勤や通学、長期のツーリング等で、リム攻撃や音よりも雨天での確実な制動力を優先したい場合には、このシューも良いのではないだろうか。何を優先するかで評価は大きく変わると思う。




価格評価→★★★☆☆ (実はS70Cシビアコンディション用よりも安い)
評  価→★☆☆☆☆ (酷い。リムの削れとガサガサする音がストレスになり使用を中止した)


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