購入価格 ¥3930
モデル:GAMMA14
素材:リップストップナイロン
寸法:高さ約40㎝×横約20cm×幅約10㎝
背面寸法:35㎝
容量:バッグ14L・水2L
重量:約0.9kg
生産:中国
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ハイドレーションkit(容量2L)が付属し背面を弓なりにして背中のムレを防ぐ構造を採用しつつも破格のハイシエラのバックパック。
普通ならハイドレーション一式揃えるだけでこのぐらい掛かってしまうのになんだこの安さは・・・( ゚д゚)
しかも、凍結防止のチューブカバーまで付いています。
コストコで2980円で売っているたらしく、購入者のレポートがwebに散見される。
しかしながら結構ぼったくり価格で販売しているサイトや、
コストコで仕入れて転売してんじゃないのこれ?みたいのもあるのでご注意を。
実際1万円ぐらいしても買ってしまう人は居るんじゃないだろうか。
購入にあたり同じ背面弓なりモデルのdeuter Race EXP Airやモンベルサイクール、ファウデAeroflex採用モデル
あたりを検討していたのでその当たりの比較も書いています。
背中のムレ対策だけなら既に持っているバックパックにメッシュ板を挟む
(エアーメッシュパネル、汗とおる君、ウインドライザーパッド)
というのも考えたけど、ハイドレーションも試してみたかったので。
表側の質感はなかなかどうしてファウデあたりと比べても同等クラス、
deuter Race EXP Airやモンベルサイクールに対しては見劣りする。
収納はダブルファスナー付きが3室で背中側から
①ハイドレーションパック専用②メイン③50%の深さ
となっており、③の下側にはヘルメットメッシュホルダーが収納されているポケットがある。
③の外側には2つ折り財布が挟んでおけるぐらいのポケットが付いている。
チェストベルト部左右それぞれにファスナー付き大型ポケット(この大きさは普通は無いサイズだ)が付いている。
ファウデはこれが片方しか付いてないモデルが多いし、
deuter Race EXP Airには付いていない。
ハイドレーションを入れなければA4サイズの雑誌はあまり厚すぎないものなら入る。
背面下部にテールライトを付けられるループ有り。
コンプレッションベルト付きで荷物が少なくても見た目スッキリ。
肩ベルトのパッドはムレにくそうな形状になっている。
パッド厚さはやりすぎない程度でファウデと似た印象。
deuter Race EXP Airは肩ベルトはフルメッシュで通気性は良いが硬め
サイクールは柔らかめな印象だった。
※個人的にはこれを知らなかったらサイクールパック10を買っていたと思う。
でも、よ~く見るとそこは完璧じゃなく、突っ込みどころ満載である。
■背面を弓なりに保持してるのは金属の棒っぽいが、
これが薄い生地一枚隔てて腰に当たる。ダメじゃんw
これは3時間ぐらい背負って終盤痛み始めた事で気付いたが、
長時間背負うと不快だと思うので、ちくわスポンジに切り込みを入れたものを挟むなどの対策をしたほうが良さそう。
■背中に当たる背面メッシュ生地が荒く肌触りが悪い
結構硬め。チクチクする感じすらある。
■チェストベルトポケット部の裏にパッドが無い
ここに固いもの入れると腰に当たって痛い。ポケットがでかいだけに残念である。
薄型コンデジならカメラケースごと入りそうではある
■ハイドレーションkitがとにかく臭い
アメリカでは単品で10ドルほどで売っている、
臭いがハンパない。これにいきなり水入れて飲んだら吐きそうになった。
初回使用前は1週間ぐらい掛けて臭い対策が必要。
■ハイドレーションの吸口から漏れる
一度だけあった。ただ常に漏れるようになったとかではないので、
パックのほうに圧力を掛けたりしなければ大丈夫・・・だと・・・思うw
荷物たくさんいれたら頻発するかもしれない。
ハイシエラのハイドレーションの評判は悪いので、長期使用はできないかもしれない
■14Lなんかとても入りそうにない
ハイドレーションで2Lだから残り12L弱だろ・・・
う~む、小さいものは結構多めに入るけど、
500mlのペットボトルは真ん中に1本しか入らず。
着替えとかは結構たくさん入りそう。
浅めの部屋のポケットが無いのがちょっと使いづらい。
一応各ポケット無いにミニポケットやループはあるが小さすぎて使いづらい。
これで山行って山頂でバーナー使って食事とかは入らなくて無理かも。
カップラーメン1つすら入れるのは厳しいレベルw
ヘルメットメッシュホルダー使えばヘルメットぐらいの大きさのものは外に装着可能なので、
むしろこの部分が一番積載量を誇っているぐらいなんじゃ・・・あ、これ含んで14Lなのか??
■左右のボトル入れが無い
多くのバックパックに付いているものが無い
あってもあまりボトル挿したりしないですしその分チェストベルトポケットが馬鹿でかいですけどね。
■レインカバーが付いてない
フライシートが付いてないテントみたいな安物感。。。
ただ、このへんは事前に他社の同等モデルを手にとって比較してたから分かったことであって、
いきなりこれを買ったらあまりの安さにすべて目をつぶってしまえると思います。
実際に背面に空洞ができており、ハイドレーションも装着すると
背中の蒸れは劇的に改善されます。
人間は空冷なので、背中に普通にバックパックを背負うというのは
わざわざラジエターに風が当たらないようにしてるのと同じような事で
それをかなり緩和してくれてると思います。
それに、蒸れる背中=汗濡れで異臭を放つようになるバックパック・・・(゚д゚lll)嫌ですよね。。。
という事で、20℃以上になったらこれしか使わなくなりそうです
現在はこのモデルは公式ページには載って無く、
HIGH SIERRA WAHOO 14L HYDRATION PACK
http://shop.highsierra.com/High-Sierra-Wahoo-Hydration-Pack/dp/B00CMANV1Qこれにモデルチェンジしていると思われます。
ヘルメットホルダー常設化、サイドポケットが追加されコンプレッションベルト廃止ぐらいの違い?
相変わらずレインカバーが付いてないっぽい・・・
他に、【背面を弓なりにして背中のムレを防ぐ構造を採用しつつも破格】
というと、ROW HILL(グローヒル) DAYLIGHT 25 GTB-BP1002
があります。これはシラトリで4980円で売っており、ハイドレーションは付いてないものの
容量25Lでヘルメットホルダーもレインカバーも付属してます。
ただ、背面を弓なりに保つのに樹脂の板を使ってるっぽいので、
中に荷物入れると背中にぴったり付いちゃいそうな気がする。
背面のメッシュもハイシエラと同じくガサガサしてます。表面はかなり安っぽい。
・・・これは完全に人柱対象ですね~
そもそもハイシエラにも破格且つ大容量モデルもあるので、
グローヒルでなくても良い気もしますけど。
なんだかんだいってこの価格でお試しに近いけどハイドレーションと
背中の蒸れから開放されるバックパックが手に入るという事で
非常におすすめではあります。
荷物は無いらないけどコンプレッションベルトに挟む・引っ掛けるとかヘルメットホルダーとか工夫すればそこそこ積めるっぽいですし。
コストコ会員かコストコ会員と一緒にコストコ行けば安価に買えそうなので、
そういった方は1つ買っておいても良いのでは。
現在の安売りもモデルチェンジの為処分価格かもしれません。
価格評価→★★★★★
評 価→★★★★★
カタログ重量→ 900g