購入価格 ¥25,000ぐらい
ゲテモノ系ブラケットを乗り継いできた私がフツーのSTIに手を出した。(笑)
私のブラケットに対する評価基準は、通常の右斜め上のレッドゾーンを通り越した更に先の暗黒空間に存在するので何の役にも立たん(かもしれない)レビューですが、誰かの糧になるかもなんで投稿します。
【私の黒歴史】
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TEKTRO R100A
https://cbnanashi.net/cycle/modules/newbb/viewtopic.php?topic_id=6803&forum=19※こいつと出会ってしまったのが全ての元凶。
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↓魔改造
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テクトニョーロ R100A
https://cbnanashi.net/cycle/modules/newbb/viewtopic.php?topic_id=8366&forum=48※テクトロ R100A に旧カンパのブラケットフードを被せた魔改造ブレーキレバー。
変速操作はWレバー。
クロモリロードに搭載され今も現役。
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↓進化 (過激化?)
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ギブニョーロ CX2
https://cbnanashi.net/cycle/modules/newbb/viewtopic.php?topic_id=13700&forum=48※ギブネール CX2 に旧カンパのブラケットフードを被せたモノ。
変速操作はシマノのバーコン。
何を思ったか、レース専用機(ANCHOR RIS9)に搭載して運用していた。
今回の交換により一時休眠。
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その他、予備機にてST-7400を使用していますが、半分コレクションパーツと化しているなのであまり動いてません。(^^;
【気に入ってる点】
[操作が楽で正確で速い]
そりゃそうだって感じですが正確で速い。
セッティングさえバッチリ決まれば、シフティングの腕の見せ所なんてどこにもない程度には正確無比です。悪く言えば無機質ですが、ワイヤを巻き取る時にWレバーを引くいつもの感触の片鱗がうっすら得られる。
電動も借り物やデモ機をチラッと使った事がありますが、個人的嗜好で選ぶなら機械式が好みです。機械式なら落ちたチェーンを絶妙のワイヤ引きでチェーンリングに掛け直したり、調整が狂い始めたリヤ側を絶妙のオーバーシフトでカバーしたり出来る。そんな小ワザの差が出るのが私にとっては腕の見せどころで楽しいのだ。
[ワイヤの引きの軽さ]
シフトワイヤの引きの重い軽いは比較対象が皆無と言っていいので良く分かりませんが、Wレバーよりは軽いです。
ブレーキもシフティングも滑らかです。
[角ポジション]
ブラケットの角を持つポジションをする事で、ポジションを1つ増やす事が可能。
ストレッチしたりちょっと違う筋肉を発動する時に使用出来る。
[ブラケット固定ネジの位置]
テクトニョーロ系はブレーキレバーの奥に固定ネジがあるのでワイヤをかわしつつ工具をねじ込むのが面倒なのだが、 ST-6800 はブラケットの根元にネジがあるので物凄く楽。
巷じゃ常識かもしれないが、私には結構新鮮だ。
[ワイヤ交換]
今回はパーツのみ購入して自分で取り付けていますが、ワイヤの施工は割と簡単だった。
カバーが柔らかく、めくりやすいのも良い所。
[その他]
ブレーキはカンパレコードを使ってます。
詳しい方ならお気づきかもしれませんが、この組み合わせだとブレーキアーチの開放レバーがどこにも無いという不親切仕様になってしまってます。
しかし、実際やってみるとホイールの脱着の際に23Cのタイヤがギリギリ通るぐらいにワイヤの長さをセットしとけばブレーキングもちゃんと出来るという奇跡が起こるため、不便だと思った事はありません。
【気に入らない点】
[ブラケット自体が長い]
私のポジションは、サドル先端からブラケットの角の根元までの長さを基準に出しています。
※シル○ストサイクルの統括店長である山○氏が提唱されていたやり方です。
この測り方だと、テクトニョーロやギブニョーロよりST-6800 の方が25mmぐらい長い。お陰でギブニョーロから ST-6800 に変更する時にステム交換の必要性が発生し、ポジション出しが非常に面倒だった。
手で握った時も、テクトニョーロや旧カンパぐらい短い "ブラケット下側に指2本" が私にとって丁度いいのですが、 ST-6800 だと3本入る。正直こんなに要らない。
[ブレーキレバーが遠い]
調整パット入れなさいという突っ込みは敢えて無しで。
というのも、ブラケットの全長が短ければ指が普通に届くはずなのだ。
[握った時細い]
全体的に細過ぎてどうも力が入らない。
テクトニョーロや旧カンパやウチの嫁さんが使っている ST-5700 ぐらいが丁度いい。
[先細り過ぎ]
上から見た時妙に根元が太く先が細い ST-6800 。故にポジ出しの時に外側のラインを基準にするか内側を基準にするかど真ん中にするかの3択に迫られる。内側基準だと手首が内側に曲がる。外側基準だと親指が落ち着かない。真ん中はどっち付かずになるか、手首が内側に曲がるかなので握りにくい。
今は外側と下ハンがほぼ一直線になるセッティングで妥協しているが納得はしていない。
[空振りシフト]
慣れりゃどうって事ないんですがたまに気になる。
これを逆に利用すればレース中に集団内でカチャカチャやりまくって
周りの選手にフェイント仕掛けまくり、イラつかせるという嫌がらせが出来る。(笑) ←やらないけどw
【総括】
操作した時の機械的な性能やSTIというシステム自体には大変満足しております。
握り心地など細かい不満点は多々ありますが、どれも微調整で何とかごまかせるレベル。
コンポのどこかがぶっ壊れない限りは使い続けると思います。
価格評価→★★★★☆(満足度100%ではないが、中の機構や材質や質感を考えると爆安だよな~とは思う。)
評 価→★★★☆☆(機能は良いんだけど形状に細かい不満がある。)