購入価格 ¥831(シフト・ブレーキとも)
私の使っているOnebyESUのライトオンブレーキモアは、下ハンでの制動力には全く不満はありません。
タッチも気持ちよく、握り始めてからロック寸前までのコントロールも非常にしやすいです。
その反面、ブラケットポジションでのブレーキのタッチは別物のように品がなく、99.9%ブラケットポジションで乗る私には残念でなりませんでした。
また、調整に手間がかかり精度も出しにくいため、もうBR-9000か6800に交換する寸前までいきました。
しかし、世話になっている自転車屋に話を聞きに行った際、ちょこっと乗せてもらった自転車についていたのが、世にう○こと名高きテクトロでした。
う○このはずなのに、皆ボロクソに言って即交換の定番のはずなのに、……良く……効いちゃったんですよ…
「どうでした?」
いや、あの、これってテクトロですよね!? 上位グレードか何かですか?
「普通のやつですよ」
だって、…テクトロって効かないって有名じゃないですか? これ、十分に良く効きますよね。あ、シューとか変えてるんですか?
「いや、シューも安物のまんまですよ。テクトロも、調整次第で中々使えるでしょ(ニヤニヤ)」
くっそ~…
俺はこのブレーキで、まだまだやり残した事があるな!
というわけで、何とかタッチを変えたいとワイヤー交換を思いたち、BBBのテフロンコーティングに行き着きました。
当初はこちらのレビューを参考に、定番ともいえる二種類のどちらかをと考えていました。
しかし、どちらも引っ張り強度に難があるという話を偶々耳にしてしまい、調べなおしてこちらのワイヤーを入手しました。
これまで装着していたインナーはシマノのSUSで使用は1000km前後、アウターもシマノで今回は交換していません。
今回インナーを交換してから、面倒だったのでしばらく切断面にキャップを被せずに放っておいたのですが、ほつれたりバラけたりはありませんでした。
同価格帯の他のテフロンワイヤーを使用している方の話を聞くと、BBBのテフロンは結構剥げにくく耐久性にも優れているようです。
実際にロードバイクとMTB両方を交換して感じた事は、以下の通りです。
シフト・フロント → 若干変わったような変わらないようなw
シフト・リア → 確実に良くなりました。変速が若干速くなり、ギア飛びが確実になくなりました。
ブレーキ・フロント → タッチが良くなりました。ぐにゃっとした感じがなくなり、握った分効くようになりました。
ブレーキ・リア → 格段に良くなりました。以前よりロックし難く、コントロールしやすくなりました。
初期伸びも少ないです。
こんな金額で、こんなにもタッチや各パーツの動作の確実性が向上するというのは驚きました。
安全面に直結する消耗品ですから、この性能でこの金額というのはとても嬉しいです。
ちなみに、ブレーキワイヤーの両端にはそれぞれロード用・MTB用のタイコが付いており、タンデム車にも対応出来るよう長さも2,350mmあります。
そのため、2本買えばロードとMTBのブレーキワイヤー4本を一度に換えられますw
価格評価→★★★★★(性能を考えれば十分安い。ロード・MTB両方乗る人には安過ぎw)
評 価→★★★★★