購入価格: ¥4,811 (税込)
標準価格: ¥5,437 (税込)
『軽い操作感、クロスバイクらしいオプティカルギアディスプレイ』
■DEORE T610シリーズのRAPIDFIRE Plusシフトレバー
DEORE M590シリーズ(トレッキング/クロスバイク用)では、シフトレバーがMTB用と同じだったが、今回はトレッキングバイクのために用意されている。
MTBコンポーネント DEORE M610のシフトレバー SL-M610とは異なる点が多い。リア10速用だが、Dyna-SysのDのロゴがない。フロントトリプル専用で、フロントダブル/トリプルを変更できるモードコンバーターは搭載されていない。外観上の最も大きな特徴が、オプティカルギアディスプレイには数字と目盛りがあることだ。
・SHIMANO DEORE SL-T610-L
■操作しやすいレバー形状
レバー形状はDEORE M590から大きく変わった。上位グレードのMTBコンポーネントを踏襲したようなデザインになり、リリースレバーには肉抜き穴が設けられた。メインレバーには親指の腹が乗せやすく、リリースレバーは親指も人差し指もかかりやすい。レバーはややスリムになって、指が触れやすくなったと感じた。レバー形状が操作に与える影響は大きいと思う。
・左: SL-M590との比較
右: エルゴノミックなレバー形状
■軽い操作と心地よいクリック感
巻き取り、リリース共に非常にスムーズで確実だ。変速は明確で分かりやすい。前後共に操作が軽いが、頻繁に変速するリアは特に軽いと感じる。これはトレッキング用に最適化されたリアディレイラーのスプリングテンション等が影響していると思う。音もSL-T610の方が小さくなり、カチカチというクリック感が気持ちいい。
■ツーウェイリリース
ALIVIOから上のグレードに搭載されている機能だ。リリースレバーを人差し指で手前に引いても、親指で前方に押してもリリースできる。私は2本のレバーを親指だけで操作するのが好みなので、リリースレバーを前方に押してリリースしやすいように取り付けている。
・ツーウェイリリース
■デザインと表面処理
デザインはDEORE LXのシフトレバーSL-T670を踏襲したスッキリとコンパクトな外観。オプティカルギアディスプレイが小さいので、ハンドル周りがスッキリして見える。色はつや消しのブラックで落ち着いた感じ。このグレードにしては悪くない質感だと思う。
・ブラックのシフトレバーとブレーキレバーは落ち着いた印象
■コンパクトで見やすいオプティカルギアディスプレイ
オプティカルギアディスプレイはDEORE M590よりも一回り小さくなったが、奥から手前にかけて広がっているので視認性は高い。上位のトレッキングバイク用のシフトレバーのオプティカルギアディスプレイ同様、シフトの段数が分かりやすいように目盛りと数字が付けられている。また、直感的に何速に入っているか分からない私には大変ありがたい仕様だ。
・クロスバイクらしさを出すオプティカルギアディスプレイ。未だに何速か確認することがある
■より使いやすくなったシフトレバー
SL-T610は自分が想像していた以上に使いやすくかった。軽い操作感と目盛りと数字の入ったオプティカルギアディスプレイは、自転車に乗り始めて間もない人や競技意外で自転車を楽しむ人に最適だ。私のクロスバイクの変速はこのシフトレバーのおかげで更に楽しくなった。見た目もますますクロスバイクらしくなりとても満足している。
価格評価→★★★★☆ (DEORE M590のシフトレバーと同じくらいの値段だが操作性はこちらが上)
評 価→★★★★★ (指をかけやすいレバー、軽い力で簡単な操作、クロスバイクに合うデザイン)
<オプション>
年 式→2014年
カタログ重量→273g (1ペア)