購入価格 ¥18000
MTBコンポーネントの老舗、Race Faceの下り向けクランク。カラーはStealthで、Hopeのチェーンリングとセットで1x10で使用中。
クランク自体は古いモデルからあまり変わっていないように見えるが、クランク単体で706g(170mm、68/73mm用)と下り系クランクの中だと割と軽量。スピンドルはRace Face特有の半ドライブサイドに取り付けられており、ドライブサイドからクランクボルトで締めこんで固定する方式。この辺はスピンドルの付くサイドが違う以外はSramやFSAのクランクと同じシステム。半ドライブサイドにスピンドルがある方がチェーンラインを出す際BBに通したり抜いたりする必要がなく楽とどこかで読んだような気がするのだが、結局締めこまないと実際のチェーンリングの位置が分からない上、MTB用だけあって嵌合が非常にきつい為、チェーンラインを見るのは非常に面倒。シマノのピンチボルトで留める形式の方が遥かに楽だ。
スパイダー付近は意外と細身で、結構しっかり削り込んである。PCD104mmのアームの裏側には64mmの台座もあり、付属のスペーサーを噛ます事でダブルやトリプルでも使えるようになっている。
剛性等はフルサスで使用しているのでいまいち感じにくいが、1シーズン飛んだりぶつけたりしても壊れていないので強度は十分あるのだろう。クランクアーム中央が窪んでいるのでシューズと擦れても全体が剥げることがないのは良い点で、Saintやe.thirteenのクランクよりも長く使っても綺麗に見える。
正直なところ消去法に近い選び方をしたが、結構気に入っている。同じ価格帯にSaintやe.thirteenがあるが、それぞれ長所と短所があるので、用途や好みに合わせて選ぶと良いだろう。私の場合は、ちょっと軽い点、汎用BBである点、剥げても目立たない点が決め手となった。
価格評価→★★★★☆(型落ちで安くなっていたので)
評 価→★★★★☆(スピンドル周りはシマノの勝ち)