購入価格 ¥619(税別) 駅の売店で購入
自転車は全く関係の無い文庫本です。
ジャンルはホラー。
一般の人から集めた恐怖体験を一冊の本にした短編集です。
この本を読んでからというもの、ろくな事が無い。
私のいい加減な性格や、偶然が重なったこともあるのでしょうが、トラブル続きである。
帯にある通り「なんてものを読ませてくれたんですか!!」(褒め言葉)と言いたくなります。
まずは、夏休みに輪行して出かけようと思ったら、ディレイラーハンガーを曲げてしまい自宅から東京駅まで電車で往復するだけで終わってしまった。
良く行く自転車屋に、ディレイラーハンガー金具の入手可否と、フレームの歪みがないか見てもらおうと思って、リアディレイラーを外して、フロントインナーで走ってみた。
チェーンを切ったもののチェーンの長さが微妙で、チェーンテンショナーがないとチェーンがすぐに落ちます。
それでも、なんとかなるかと思って走っていると、突然走行不能になった。
なんじゃい、と思って自転車を確認すると、インナーチェーンリングが変形していやがった。
おいおい、なぜこうなった?と思いさらに観察すると、インナーチェーンリングを固定するフィキシングボルトが5本中3本行方不明になっていた。
ロックタイトを塗ってやった恩を忘れて、集団脱走とはいい度胸である。
そのままでは、とても走れないので、自転車を押して家まで帰ることになった。
予備のフィキシングボルトを持っていないので、購入するために別の自転車で出かけることにしました。
タイヤの空気が抜けていたので、空気を入れてみると、なぜか4気圧から空気圧が上がりません。
細いロード用タイヤではなく、極太タイヤなので、4気圧でも十分かと思ってポンプの口金を外そうとしました。
すると、タイヤチューブが大きめのネズミを丸呑みした蛇のように一部だけ盛り上がっており、チューブがタイヤビードを持ち上げていた。
やばい、これはやばい、こういう時は慌てず騒がずに、口金を外そうと手を伸ばしたら、パァーンという皮膚を刺激するような音を伴ってチューブが破裂しました。
注文しないと手に入らないような珍しいチューブだけど、予備はあるので交換して出かけました。
フィキシングボルトを購入して、帰ってくる途中、何かガタガタと異音がしているのに気が付きました。
普段なら、家までは持つだろうからと放置するところですが、何やら最近おかしな事が続いているので、止まって確認してみました。
そうすると、フロントクイックリリースのナット側が居なくなってました。
確かに、さっき破裂したチューブを交換するときに、クイックを外して締めなおしたけど、そんなに緩く締めた記憶はないぞ。
ゆっくり走って、段差に気を付ければクイックはなくても走れそうなので、慎重に帰ってきました。
しかしまあ異常なぐらいにトラブルが続くのだが、どうなっているんだ?これは、何かの呪いか?
と思って、思いついたのがレビュータイトルの本である。
この本を読んでから、悪いことが続いているとしか思えないんだが。
フィキシングボルトで歪んだチェーンリングを強引に固定して、再び自転車屋へ向かいました。
再び出かけたものの、チェーンが少々緩いため、走行中の振動によりチェーンがリアスプロケットを上に登ってしまいます。
そうなると今度はチェーンが張りすぎてやたらとギアが重くなり、チェーン周りにやたらと負荷のかかる状態になります。
そのままでも走れないこともないですが、そのたびにチェーンを修正してやりました。
登り坂の途中で、またギアが重くなったのですが、坂を上りきってからチェーンを修正しようと思って、坂を上りきったものの、またしても走行不能に・・・
どうやら、チェーンの張りにインナーチェーンリングが耐え切れずに、フィキシングボルトを吐き出して、自らも変形してしまったようです。
また自転車を押して帰ってきました。
上記のようなことをCBNにレビューとして投稿しようかと自転車に乗りながら考えていると、某駅前の公衆トイレからいきなり男児が飛び出してきて、あやうく接触しかけました。
幸い時速10キロ程度だったのと、男児が飛び出した方向が、私の進行方向と同じだったので接触はせずに済みました。
時速10キロ程度とはいえ、体感ではぶつかったと思えるタイミングだったので、かなり驚きました。
この後は、クランクを留めるフィキシングボルトが気が付くと居なくなったり、風疹にかかって医者から外出禁止令が出された以外は、今のところ平穏に過ごしています。
ちなみにこの本ですが、体験談を集めたホラー小説としては、かなり面白い本です。
面白すぎて、1か月の間に4~5回は読んだと思います。
この手のホラー好きにはたまらない一冊です。
ただし、読んだ結果何が起きても知りませんけどね。
どうしても蹴落としたいライバルがいる場合、悪魔に魂を売り渡してもいいのであれば、この本をライバルに読ませてみてもいいかもしれない。
価格評価→★★★☆☆
ホラー小説評価→★★★★★
不幸誘引評価→★★★★★★★★(効果抜群!!)
<オプション>
年 式→2013年 第1版第1刷
実測重量162g