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あまりに暑すぎて走りに行くことも出来ないので、暇つぶしに保冷ボトルの性能比較試験をしてみました。保冷ボトルはPOLARの20oz、CAMELBAL PODIUM BIG CHILL (25oz)の2本、それと比較用に保冷でないELITEのネイチャーボトルの3本です。それぞれのボトルに500ccの水を入れて冷蔵庫で一晩冷却しておきました。冷蔵庫から出したての水温は保冷ボトルの2本は2.9℃、ELITEはなぜか3.4℃です。
最初の水温を測り終えたら灼熱のバルコニーへ。エアコン室外機からの廃熱が籠もり、気温はなんと40℃! 直射日光は当たりませんが、アスファルトの上と変わらない過酷な条件と言って良いでしょう。
30分おきにボトルの蓋を開けて水温を計測、温度計は数秒で0.1℃単位まで計れる製菓用のデジタル温度計です。
【ELITE nature bottle 】
グラフが示すとおり、保冷でないネイチャーボトルは最初の30分で水温が20.6℃まで急上昇。その後もどんどん水温は上がり続けて90分で29℃になりました。この時点で一口飲んでみましたが、「温いっ。」 ライド中に飲むと残念な気分になるあの温度です。
【CAMELBAL PODIUM BIG CHILL】
POLARのボトルより保冷性能はやや劣るというレビューをみますが、データがそれを裏付けることとなりました。30分後から120分後まで、常にPOLARよりも1〜2℃高めです。ただしCAMELBAKだけボトルの容量が大きく、満タンでなかったことが不利な影響を与えたかもしれません。
口に水を含んだときにその1〜2℃の違いは判りません。使用上たいした差はないといっていいでしょう。だいたい90分あたりまではヒンヤリとした冷たさを保つことが出来ています。
【POLAR BOTTLE】
保冷性能は一番上、でもCAMELBAKと実用的な差はありません。好みで選んでいいと思います。
CHILL BOTTLEやPOLARといった二重構造の保冷ボトルは、それなりの保冷効果をもち、十分に有効な機能を有していると思います。おまけに軽くて道路に落としても割れたり凹んだりしないので手軽に取り扱えます。夏場の熱中症対策として、保冷ボトル2本持ちはかかせないです。ステンレス製の真空ボトルまではいらないかなというのが自分の使用感です。
価格評価→★★★☆☆(保冷ボトルの価格は高い)
評 価→★★★★☆(でも夏場は必須)