購入価格: ¥13,518 (税込)
標準価格: ¥17,900~23,800 (税込)
『Rudy Projectのカジュアルサングラス。レンズ性能が高いだけでなく、自転車の走行でもズレにくい』
■ベストレビュアー賞の副賞で手に入れたサングラス
2013年の上半期のベストレビュアー賞の副賞を使って、Rudy ProjectのティアドロップサングラスPrestigeをWiggleから手に入れた。
マスター、改めて本当にありがとうございました。
さて、前に自転車に乗る時の服装を投稿したが、ベストとは言えないアイテムがあった。それはサングラスだ。KASKの街乗りヘルメットUrban Vintageに合わせるなら、やっぱりティアドロップサングラスが似合う。
シャツとデニムにサイクル用ウェア小物を合わせた街乗り自転車ファッション:
https://cbnanashi.net/cycle/modules/myalbum/photo.php?lid=543(KASKのサイトより転載)
そして、Wiggleにこんなにかっこいいティアドロップサングラスがあるなんて、これはもう手に入れるしかないと思った。副賞の使い途は他にも候補があったのだが、カジュアルサングラスは私らしい選択だと思う。
また、スポーツサングラスを手がけるブランドのカジュアルサングラスということで、自転車に乗る時にもある程度適しているのではないかと期待して注文した。もしそうなら、私が今まで投稿したレビューとは違ったものが書けるかもしれないとも考えた。
■クラシックだが新しいティアドロップサングラス
Prestigeは、ロードバイク乗りから圧倒的な支持を受けるRudy Projectのカジュアルサングラスで、クラシックデザインを踏襲しながらも新しい価値を付加しているところは、KASK Urban Vintageに通じるところがある。
もちろん、Urban Vintageとの相性はばっちりで、まさに私の思い描くシルエットになってくれた。大胆だが品のあるデザインは、服装だけでなく自転車をも引き立てる。これを着用していると、自転車に乗る時の気分が高まる。
(スポーツサングラスを手がけるRudy Projectのロゴがほのかにスポーティーさを醸し出す)
(テンプルのロゴ)
(Urban Vintageとの相性はばっちり!)
■クリアな視界のレーザーレンズ
フレームカラーがグロスブラックのPrestigeには、レーザーブラックのレンズが使われている。このレンズは、クリアな視界で眩しさだけをカットしてくれて、眩しい日は本当に楽だ。
Rudy Projectのサイトによると、このレンズは可視光線透過率が9.7%で、眩しい晴れの日に最も向いているとのこと。以下のシミュレーターでは暗い感じがするが、実際にかけるとむしろ明るく暗さは感じない。
Rudy Project Prestige LENS SIMULATOR:
http://www.rudyproject.com/products/glasses/prestige/olive/brown-mat-deg.html天気が少々の曇りや真夏の夕方の明るさには、特に問題なく使えた。自転車では試していないが、雨の日は視界がかなり暗くなった。やはり、最も適しているのは晴れの日だ。
また、レンズが大きいので、風や埃が目に入りにくかった。色々な意味で目を保護するサングラスとして、十分に高い機能を持っている。
(大きくてミラー加工されてレンズ)
■基本的に外国人の鼻に合わせたサングラス注意が必要
唯一の気になる点というか注意点は、ノーズ部が全く調整出来ないことだ。 外国製のサングラスは日本人の鼻の高さに合わないことが多いが、Prestigeも外国人の高い鼻に合わせたつくりだ。
特にPrestigeはノーズ部にパッドがない上にティアドロップの形状のため、ノーズ部が大きくハの字に広がっていて、眉間の間の鼻の骨にある程度の高さと幅がないとサングラスが下がってしまう。私は一応着用できたのだが、サングラスの位置がほんの少し低くなってしまった。
ティアドロップは高い位置でかけるのがかっこいい。Rudy Projectのモデルのように、レンズで眉毛がほぼ隠れるようなシルエットにしたかったので、セルシールUというシリコンパッドをノーズ部に貼って鼻幅を狭くした。これで余裕を持って高い位置でかけられた。
ただし、目頭の間に骨がないと、セルシールUを使っても着用することが出来ない。通信販売で外国製のカジュアルサングラスを購入する人は参考にしてほしい。
(大きくハの字に広がったノーズ部。ノーズ部にはパッドがない)
(セルシールU。実はドイツ製のサングラスに使ったことがある)
■軽いかけ心地、走行中でもずれない高いフィット性
このサングラスは、かけている感じがほとんどしないくらい軽い。
重量はたった25gしかない。実は、私が家でかけているメガネも26gしかないのだが、Prestigeの方がずっと軽い感じがする。Prestigeの軽いかけ心地は重量ではなく、フィット性(着圧)で実現されているということが分かった。
Prestigeは蝶番にバネはないが、Oakley等のスポーツサングラス(※) 同様、主にテンプルで横から頭部を押さえるようになっている。この弾性力は全くきつくなく、かといって全く緩くもない絶妙な加減で、装着している時に全くストレスを感じさせない。
※M Flame。ケースとスペアレンズ2枚ごとレース会場で紛失した(泣)
テンプルの内側にはゴムのラバーが装着されている。テンプルの先端だけではなく、前方の方にもラバーがあるのでズレにくい。これもスポーツサングラスと同じような感じだ。
テンプルの先端は柔らかい金属で出来ているので、手で簡単に曲げて微調整が出来る。眼鏡店で熱で曲げてもらったりする必要はない。このサングラスはテンプルで頭部を横から押さえるようにフィットさせるので、テンプルを大きく曲げて耳にかけなくてもいいようだ。
実際の走行で使用してみたが、30km/h程度の高いスピード、地面の振動や突き上げでもほとんどブレたりズレたりせず、特にサングラスの存在を気にすることなくライドに集中できた。FIXER Rの下ハンを持った姿勢でも一応平気だった。
競技や練習では、Oaklyのスポーツサングラスのようなより確実なフィット性が要求されるが、街乗りやツーリングではこれでも十分に活躍してくれると思った。
(柔らかい素材なので、手でまげて簡単に調整できる)
(テンプル内側のラバーでズレにくくなっている)
■高級感溢れる付属品
Prestigeには、ハードケースとマイクロファイバーのソフトケースが付属する。
特にハードケースは凝ったデザインでかっこいい。金網のような模様の生地に白いスティッチでアクセントをつけ、ロゴ入りのボタンとプレートが高級感を出し、ますます満足感を高める。内側のフタにはスペアレンズを入れられるようになっているようだ。
(付属品)
(ハードケースまでかっこいい)
■スポーツサングラスのテクノロジーを取り入れたカジュアルサングラスという選択
Prestigeはカジュアルでありながら、Rudy Projectのスポーツサングラスのテクノロジーを取り入れているような感じで、日常だけでなく自転車の走行にもそれなりに適していると実感できた。
以前、OakleyのSQUARE WIREというカジュアルサングラスを使っていたことがある。このサングラスは装着方法がM Flameと同じような感じで、ランニングでは上下動でズレてしまうからダメだったが、比較的上下動の少ない自転車ではズレなさそうなフィット感はあった。
カジュアルウェアで自転車に乗る際には、やはりカジュアルサングラスを着用したいところ。見た目だけのカジュアルサングラスではなく、スポーツサングラスに近いかけ心地のものを選択すると、自転車に乗る時にも快適になると思う。OakleyやRudy Project等の スポーツサングラスで実績のあるブランドのカジュアルサングラスなら、そのようなものが見つかりやすいのではないだろうか。
■2013年上半期ベストレビュアー賞にふさわしい記念品
このサングラスのおかげで自分の頭の中にある服装のイメージを具現化することができた。KASK Urban Vintageを使わなければ、ティアドロップサングラスをかけることもなかった思う。今まで自分が想像しなかった服装や小物をチョイスするのも自転車の楽しさの一つかなという気がする。
いただいた副賞で手に入れたこのサングラスは、受賞の記念品にふさわしい高品質、高性能なもので、大変満足している。 ベストレビュアー賞の喜びを込めたこのサングラスは、私の大切な宝物になった。出来るだけ長く大切に使っていきたい。
(メーカーサイト) Rudy Project Prestige:
http://www.rudyproject.com/products/glasses/prestige/black-gloss/laser-black.html?s=1 価格評価→★★★★★ (Wiggleならお得な値段で手に入る)
評 価→★★★★☆ (クールなデザイン、高品質、高性能。ノーズ部だけ注意で-1。★5つに近い評価)
<オプション>
年 式→2011~2013年
カタログ重量→25g