購入価格: ¥1,280(税込)
標準価格: ¥1,361(税込)
『定期的にオイルで防錆し、摩耗に応じてバネ力を調整することで長く使える』
■ クリートの摩耗と交換時期
SHIMANO SM-SH51は、シングルモード用のSPDクリートだ。私は3つのSPDシューズに、すべてSM-SH51を取り付けている。以前の私の投稿では、弱い力で外れるのが怖いので早めに交換していると書いたが、最も頻繁に履くSPDシューズでも約4年間使い続けることができた。定期的にオイルで防錆する必要はあるが、耐久性はかなり高い。
ただ、最近になって、左足のクリートからカチカチと異音が生じるようになった。クリートボルトを増し締めしたり、クリートを取り付け直してみても解決せず。使用頻度の低いSPDシューズでは異音が生じなかったので、新品のSM-SH51に交換したところ、異音は生じなくなった。信号待ちなどで左足のクリートは頻繁に着脱するので、クリートにガタが生じたのかもしれない。
また、走行中にウエアのズレを直した際に、一度だけかかとが”内側”を向いてステップアウトされ、かかとがスポークに触れたことがある。かかとを内側にひねってもスタップアウトされることも驚きだが、外れたことのない向きに弱い力で外れたのでちょっと怖かった。そもそも、ウエアのズレを走行中に直すべきではなかったし、かかとが進行方向に向いていれば、基本的に不意にステップアウトされることはない。
摩耗したクリートはやや横方向のガタが大きく、かかとが横方向にややグラグラと動きやすい。だから、摩耗したクリートを使う場合は、SPDペダルのバネ力をやや高めにした方が個人的には安心できる。PD-A600ならバネ力が強いので調整の必要はないが、PD-T780ならアーレンキーで2〜3クリック右に回すだけで十分だ。
交換後のクリートは、バチン!という大きな音とともにステップインされる感覚が気持ちよく、しっかりと固定されるのでかかともグラグラと動きにくくて安心。ステップアウトもスムーズに行える。RT-5のような剛性感が高めのシューズなら、新品のクリートのガッチリ固定される感覚が合う。SPDサンダルやDZRのような街乗り向けのSPDシューズの場合は、ほどよく摩耗したクリートのヌルッと外れるくらいの方がいい。今後はシューズによって交換時期を変えたり、バネ力を調整したりしながら使ってみようと思う。
SHIMANO SM-SH51(左)、摩耗したクリートはパーツクリーナーで洗浄(中央)、サビを落とした後にオイルで防錆した(右)
価格評価→★★★★★ (高耐久)
評 価→★★★★★ (新品の方が固定力と着脱の感覚がよいが、摩耗後もバネ力の調整で使い続けることが可能)
<オプション>
年 式→ ー
カタログ重量→ ー