購入価格 ¥3500ぐらい
同2.4をフルサスで使っていて、バランスが良く結構気に入っていたが、流石にハードテールのフロントに800gオーバーの2.4インチを入れるのはバランスが悪いと思い、ワンサイズ小さい2.25を購入した。
全体的に0.15インチ差とは思えないほど華奢な見た目で、ノブのサイズは2.25という幅に合わせて変更してある。19cのリムでCasing Widthは54.3mm、Tread Widthは55.5mmと2.4インチに比べてノブの張り出しも小さくなっている。Casing Widthで2.25が実測2.14インチ、2.4が実測2.26インチとなっている。相変わらず適当なサイズ設定である。
実際に使ってみると、細くなった分トレイルでの安定感も落ちてしまっていた。細い分リム打ち対策で少々圧を上げて使用していたせいか、木の根や石などでは不意にフロントが滑る事が多く、慎重にコースを選んで走る必要がある。これは裏を返せばライン取りの練習になるので、初めのうちはハードテールに頑丈すぎないタイヤを履く方が上達が速いような気がする。話が逸れたが、サイドノブの大きさなども2.4に比べて随分と小さくなっているので、下り系のしっかりしたタイヤに慣れていると少々扱い辛いというか、同じArdentでも2.25と2.4はジャンルの違うタイヤだと思う。
割と雑に走ってもサイドカットは無かったが、一度リム打ちしてしまったのが残念なところ。ボリュームが小さい分圧は普段より上げていたが、それでもリム打ちしてしまったのは、ノブの低さやケージングの薄さが原因だろう。もちろん乗り手がフルサス感覚でガレ場に突っ込んで行くのも原因の一つなのだが、そういう乗り方でも耐えられるタイヤが欲しいので、このArdentは少し不満が残る形となった。
とはいえ、Ardentらしい舗装路での圧倒的な転がり、バランスの良いグリップなどは健在なので、ライトなAM以下のバイクにならお勧めのタイヤ。ちょっとしっかりしたタイヤを、という事であれば2.4にすれば良いだろう。
価格評価→★★★★☆(まあこんなもの)
評 価→★★★☆☆(私の使い方だと2.4の方が向いている)