購入価格 ￥3500ぐらい
DHタイヤの超名作、High Rollerの進化版。私が買ったのは2.4インチのFoldingモデルでEXOプロテクション付。
主な用途はゲレンデDH用で、一般的なDH用タイヤだとワイヤービードで1100gほどあり、FRバイクの身軽さがスポイルされそうだったので、敢えてケブラービードのこれを選んだ。
軽いと言っても実測で905g程度とFoldingにしては重い方で、チューブと合わせると1100gと1kgオーバー。圧はフロントが1.5Bar、リアが2.5Bar程度で使用している。接地面がフラットなこのタイヤでフロントを低圧にするとベチャッとしたハンドリングになるが、トレイルタイヤから交換してすぐに違和感を感じるだけで次第に慣れるのでさほど気にはしていない。
ノブの形状はどちらかというとリア向けのタイヤのような感じで、クリアランスは広いがノブ自体はさほど高くない。思いの外横グリップは高く、個人的にはMinion DHF 2.35よりも上に感じた。写真の通り実際の太さが明らかに違うのであまり比較にならないが、ノブの形から想像される以上に普通にグリップしてくれるので安心した。ブレーキング性能は言わずもがなというか、横に並んだノブがしっかり引っかかるので安定して減速できる。ノブが低いので路面状況によっては少しブレーキング性能が落ちるが、これで突き刺さるような高いノブにすると全然High Rollerではなくなるので、そういった時はWet Screamなどを使え、という事だろう。
写真のタイヤは後輪で半シーズン弱(ゲレンデ3回とトレイル数回)使ったものだが、ノブのエッジの辺りが結構摩耗している。ノブが小さく端が欠けてしまうので、耐久性はあまり高くない方だろう。ちなみに、左のMinion DHFは1シーズンちょっと使ったものだが、フロントで使っていたのでほとんど摩耗していない。
一応書いておくと、トレイルライドや舗装路で使うのはあまりお勧めしない。とにかく重く、名前に反して自走では非常に転がりが重い。600gぐらいのトレイル向けタイヤに比べると、ギア1枚分重くなると言っても過言ではないだろう。あくまで下り向けであって、自走で最初から最後まで登る時は他のタイヤを履く事をお勧めする。
価格評価→★★★★☆(安く買えた）
評 価→★★★★☆(下り用として見ると。少々耐久性が不安か）
