(あくまで自己責任です)
(危険性等のご指摘がありましたら是非お願いします)
ドロップハンドル化、それは"とりあえずクロスバイク"と言って結局ロードバイクが欲しくなった人々の希望。
ドロップハンドル化、カスタム沼にはまった時に、新車を買うか買わないかの理由となる大きな壁。
ドロップハンドル化、家の中にもうこれ以上自転車は入らないけど、ドロハンにしたいと願うクロスバイカーの夢。
しかし、ドロップハンドル化を考えるとき、大きな壁に直面する。
ブレーキレバーと変速系の問題だ。
クロスバイクにはたいてい、8s前後の変速系が搭載されている。
では、8sのSTIを買えばいいじゃないか?
否、SORAのSTIレバーに1諭吉弱を払い、得られるものは8速どまりという現実なのだ。
SORAのSTIにハンドル、ケーブル類、ステム、テープ…。簡単に諭吉二人が見える。
なら、せっかくSTIにするんだから、後々のグレードアップを考えて10速にしたい…そうおもった人間にはSORAで満足できるはずがない。
なら、新Tiagraが10速になったんだし!とグループセットに目をやる。
329ユーロ……(@Bike24)
それに種々のパーツ。
諭吉5人手前の金額がすぐそこにある。
貧乏人には大きな壁だ。
(だったらDahonの安いモデル買うわ。)
そう、ドロハン化には必ず付きまとう変速系とブレーキ変更。
そこである方法を試してみた。
画像が小さくてすみません…。
サムシフターのままで、ハンドルからずらして配置してみたのです。
Amaz〇nで売られている、Mr.Controlのライトマウントを用いてマウントスペースを増やし、
そこにサムシフターを乗せてみたのです。
(マウント付属の棒は短すぎるので、元のハンドルバーを犠牲にして、ちょうどいい長さにし
た)
必要なのはライトマウントの接続部なので、安いアルミの方でよい。
その他はwiggleさんから仕入れた。
Deda Bar Tape
Orange
¥517
Transfil Shimano Road Brake Cable Inner ×2
¥319
Transfil Shimano Outer Brake Casing
Black ×2
¥455
Transfil Pack Of 10 Anti-Fray Inner Cable End Caps
¥114
Ritchey Comp 4-Axis White Stem 2011
White 110mm x 31.8mm
¥2173
Deda RHM01 Black Road Handlebar
Black 38cm
¥2047
Tektro RL520 Drop Bar Brake Lever
Silver
¥1820
合計5807円
+ミスターコントロールADP-3R コンピューターライトマウント(アルミ) \1630
=7437円
ドロップハンドル化、完成です。
さて肝心の性能ですが、強度的には特に何も問題ありません(多分)。
そもそも、サムシフターには大きな強度は要求されないと思います(多分)。
また、この方法だと、サムシフターというよりは掌シフターor親指の付け根シフターになります。
普段多く使うリア変速はシマノ製であれば、親指の付け根あたりや手首でシフターに触れることでシフトアップ。
シフトダウン時は掌で押せばいいのです。
また、右手側にマウントを寄せておけば、下ハンとシフターの位置も近くなるので、Wレバーよりも位置的には近いのです。
ラピッドファイアやSTIにはもちろん劣りますが、感覚的な変速が可能です。
そしてドロハン化の最大のメリットは、所有感です。
これで、所詮クロスバイク…とロードバイク達に敵わなかった悲しみから脱出できました。
(貧脚と車体重量で結局敵わない)
お金が無くて、クロスバイクどまりで、所詮クロス…と嘆き自転車と疎遠になるような人には最高じゃないでしょうか?
それと、ドロハンの楽しさがわかります。
下ハンでのコーナリングの一体感。
最高に気持ちいいです。
トラクションをビンビンに感じられます。
加えて、推進力の差。
ハンドルの形状を変えただけで、とてもスピードが違うように感じます。
下ハン時の反応の良さ、力のかかり具合は大変素晴らしいです。
おかげで、リア1/2枚分くらい軽くなった気さえします。
あとは、疲労軽減。
ハンドルへの重心が増えたことで、ケツが痛くないです。
これ、結構違います。
フラットバーだとしっかり乗らないとですが、ドロハンはケツで乗るというより支えるくらいな気がします。
まぁ、全部プラシーボかもしれませんが。
さて問題点ですが、片手をハンドルから少し離し、なおかつ強めの力ハンドル以外をで押すので、
若干コントロールが奪われるので危険が無いとは言えません。
特にフロントのシフトアップは少し大変です。
また、大変な重量増にもなります。
これにしてから自転車が重くなったのがわかります。
軽量化に余念がない人には全く以てすすめません。
(そもそもそんなのをクロスバイクに求めない)
しかし、坂では結構この差はあったりします(苦笑)
あとは正面のルックスが少し悪くなりますw
さて、この取り付けにあたって大変だったのが、ステムとシートポストです。
コンフォートの街乗り向けだった私のクロスバイクは、サドルの角度が上向きでした。
よってドロハン化した時、前傾姿勢が多くなりますが、股間が圧迫されるようになりました。
これはイカンです。
デフォルトのシートポストでサドルの角度調整、角度調節なんかできるのだろうか?
そんな機能があると思えない…と半ばあきらめてたのですが、できました。
私のSPは一本締めですが、ネジをゆるゆるにします。
そうすると、櫓部分には溝があり、それで前後するようになっていたのです。
ネジで調節するものとばかり思ってた自分としては目からうろこでした。
一方ステムの方、買ったRITCHEYステムは長すぎました。
あまりにもつらい体勢になってしまったのです。
幸い、MTBのステム(90mmくらい)が対応してたので移植することで、今は大丈夫です。
ただ、もう少し短い方がいいのかなともおもいます。
ステムの長さは一番気を付けなければなりません。
愛車がかっこよくなる。
これほど嬉しいものはありません。
お金が無くて…でもドロハンにしたい!とか思う方にはもってこいだと思います。
もし、何かご指摘がありましたら本当にお願いします。
ちなみに換装2日目で70kmくらい乗ってきましたが、まったく問題は感じませんでしたので大丈夫だとは思うのですが…。
価格評価→★★★★★(←1万円をゆうに切る嬉しさ)
評 価→★★★☆☆(←未知数なので)
<オプション>
重量増
完成後