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2013-02-20 [特集] 東京大阪キャノンボール挑戦レポート by Tossy PART 1


 
Tossy  2013-2-20 19:28
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2013-02-20 [特集] 東京大阪キャノンボール挑戦レポート by Tossy PART 1
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東京大阪キャノンボール挑戦レポート by Tossy


【序章】

キャノンボールというチャレンジの存在を知ったのはいつだっただろう・・・確か自転車を始めてすぐ、2009年の春ごろだったはずだ。
「東京から大阪とか500km以上あるでしょ?そんなのを24時間以内で走るなんてどう考えても無理だわ・・・。」
そう思いながら2chの自転車板に立っていた「東京⇔大阪を一日で走る 12走目」スレをぼんやりと眺めていた。
しかし、私はそこでとんでもないものを目にする。そのスレの後半、東京から出走したやんぐ・ちゃあはん氏が21時間という驚異的な記録で完走してしまったのだ。
その時は「世の中にはすごい人もいるもんだ」と正に他人事のように思っていた。自分は楽しくサイクリングをして、時々レースに出て、平穏無事な自転車生活を送るものだと考えていた。
3年半後、自分がその世界に足を突っ込んでいることは知る由もなく・・・

元々長時間の運動が好きだった私がロングライドにハマるのは自然なことだった。自転車を始めて半年後には200km、その翌年には300km、さらに翌年には800kmを走り、その半年後の去年春には初級キャノンボールを22時間余りで完走するまでになっていた。
しかし、それでもなお本家「キャノンボール」には手を出していなかった。それまでのロングライドの平均時速は15km〜18km程度。平均時速22〜3kmを要するキャノンボールは別世界のものに思えていたのだ。心のどこかに引っかかりを残しながら、気が付けば大学卒業=就職まであと3ヶ月となっていた。

しかしそこに転機が訪れる。2013年が始まってすぐのこと、キャノンボーラー・baruさん経由でCBNバイクフォーラムの「キャノンボール支援プログラム」の存在を知ったのだ。
このプログラムではフォーラムでの実況及びレポートの寄稿を条件に挑戦資金を支援してくれるという。
このプログラムとの出会いが燻っていた闘志に火を付けた。いや、背中を押されたと言うべきかもしれない。
「じゃあいつやるの?今でしょ!!」
私は迷わずフォーラムに挑戦の意思を書き込んでいた。

http://forums.cbnanashi.net/showthread.php?tid=516&pid=4925#pid4925

1月13日のことだった。


【準備・計画】

キャノボ挑戦の意思は固まった。ではいつやるか?
一般的に冬場にロングライドを行うことは推奨されない。第一に寒いし、日照時間が短いため夜間走行が長くなる。
しかし私はあえて2月上旬に実施することにした。
理由は二つ。
・安定した西風が吹く
・花粉の飛散がまだ始まっていない
この二つは私にとって極めて大きな利点となる。
171cm/56kgと軽量級である私は、絶対的なパワーが小さく向かい風に弱い。常に西風が吹き続ける状況かつ大阪スタートであれば、体重の軽さはほとんどデメリットにならない。
また、重度の花粉症である私は2月後半から3月末頃まであまり自転車に乗れなくなる。2月前半ならさほど花粉は飛んでおらず、走行に支障は出ない。
そうなると出発日にあまり選択肢はない。2月前半にある三連休の前半、9日をスタート日とすることにした。

次に決めるべきはスタート地点だが、これは大阪一択だった。西風が吹き荒れる季節にわざわざ東京から走る理由もない。
一週間前の天気予報では南の海上を低気圧が通る(=東風が吹く)予報となっていたので東京発も検討したが、結局は当初の計画通りの大阪スタートとなった。
ルートは関までは伊賀越えルート、静岡では西風が強い場合は御前崎ルート、そうでなければ通常のR1バイパス回避ルートを経由することにした。
前半で伊賀越えを選んだのは、私がもともとクライマーであること、そして逆方向からではあるが一度走ったことがあるルートだという理由からである。鈴鹿周りは傾斜が緩くて脚質を生かせず、過去に走ったこともないため候補から外れた。

出発時間を決めるにあたって考慮したのは以下の点。
・80km過ぎ、加太のダート区間を明るい時間に抜けられる
・十分暖かくなってから箱根を上ることができる
・ゴール後の輪行帰宅に支障が無い
これらの条件を満たす出発時間は「午後の早い時間」のみであり、大阪でゆっくりと食事を摂ることを考えると14時ごろが適当だろうと判断した。


【出発まで】

実施日の三日前、新幹線の切符を入手した。最寄りの新幹線停車駅である小田原駅から新大阪駅までの乗車券および自由席特急券。指定席はほぼすべての列車が満席だった。
当日朝は6時起床。輪行袋を抱えて小田原駅まで在来線で移動し、新幹線ホーム新大阪寄りの自由席列に並ぶ。やはり、三連休初日ということでかなり人が多い。
8時8分、ホームに滑り込んできた「ひかり503号」に乗り込む。立席も覚悟していたが、車内は拍子抜けするほど空いている。

この列車は小田原を出ると名古屋まで止まらない。3列シートの後部は既にスキー客の荷物で埋まっていたため、デッキに自転車を置いて席に着きひと眠りすることにした。



岐阜羽島を過ぎてしばらくすると、遠くに見える山々が白く染まっているのが見えてきた。前日までは雪が降っていたらしく、この日も関ヶ原の大雪のため新幹線に遅れが出ていた。
ついさっきまでは晴れていたのに、気が付けば外は猛吹雪である。



「こんなに積もっているとは・・・大阪は大丈夫か?」
そう思いながら雪景色の米原へ。ここでスキー客が降車し3列シートの後部が空いたので自転車を移動させる。これで他のお客さんの邪魔になることも盗難の心配も無くくつろげる。

10時30分、新幹線は定刻通り新大阪駅のホームに滑り込んだ。幸いにも外は晴れていて雪もないようだ。



自転車を組み立て、梅田を目指して南下する。体をほぐすように、ゆっくりと景色を見ながらのパレードラン。気温は低くないし、新幹線で寝られたので体調もいい。
一度梅田新道に向かい、Twitterのフォロワーである七式(@nana_shiki)さんと合流して京橋のお好み焼き屋へ。大阪人はお店でお好み焼きを食べる習慣は無いらしい。うどん県とは違うようだ。



イカ豚モダン焼き、ごちそうさまでした。

再び梅田に戻る途中のコンビニで軽量化と補給食の購入を済ませる。ついでに持参した歯ブラシで歯磨きも。
ちなみにロングライド前・中に歯を磨くのは結構お勧め。気分転換になるし、甘い補給食でベタベタになった口をリフレッシュすることもできる。
ここで購入したのは水とバタースティックパン、ベーコン入りフランスパン、チョコレート。パンは封を開けてジャージのお腹部分に入れる。
梅田新道の近くにある大阪中央郵便局で背負ってきたバックパックにいらない荷物を詰めて自宅に送り返す。初級キャノボの時はバックパックを背負って走ったが、今回は極力軽装で走りたかったのだ。

梅田新道でスタートを待つ図。



フォーラムでおなじみのkazaneさん、そして石凪(@issinagi99)さんも応援に駆けつけてくれた。気合が入る。
出発時の装備はこんな感じ。


(kazaneさん提供)

下はSportfulの冬用ビブにヒートテックタイツ、ドライハーフパンツの組み合わせ。
上はCraftノースリーブ夏インナー+ヒートテックVネック長袖+キャノボジャージ+反射ベスト。
グローブはセブンイレブンのフィットてぶくろ+BONTRAGERレースウインドシェルグローブの二枚重ね。
ヘルメットの下にはコットンサイクルキャップとモンベルのイヤーウォーマーを着け、首回りの保温にWizardのフェイスマスクも着用した。
気温が5度ぐらいはあったので、ウインドブレーカーは背中ポケットに収納した状態。

ライトはGENTOS閃SG-320×2と昔Wiggleで買ったLifeLine 1W LEDライト×1の三灯体制。

予定より準備がスムーズに行ったので、出発を予定より若干早めて13時50分とした。出発直前にいかめら(@ikame_r)さんにも声を掛けてもらって益々元気が出た。残念ながらnottiさんはギリギリ間に合わず。


(kazaneさん提供)

梅田新道交差点の信号が青に変わった。
13時50分、525kmの旅路が今始まる!

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