購入価格 ¥15,000
トラック競技の大会で使っているタキザワオリジナルのエアロワンピースです。
自分が使っているものは、学校名が入っているプリントオーダー仕様で、そのためか値段が本来の値段(11,300円)よりも高くなっていました。
CBN的にはスキンスーツというとスク水のほうが知名度があるかもしれませんが、こちらは周りの目を気にすることなく大会で普通に使えることが出来ます。
主な使用用途は空気抵抗を徹底的に減らすことが求められるトラック競技やタイムトライアル系の種目になります。
とはいっても、前回レビューを書いたエアロヘルメットのように走りの変化を体感できるものではありません。
はっきり言ってしまうと、自分的に機材でエアロ効果のあるもの(特にフレーム・ホイール等)は明確な違いが体感しやすいですが、ウェア類でエアロ効果のあるものは体感しにくいものの方が多いと思います。
着用したときの感覚ですが、空気抵抗を減らすためにワンピがほぼ完全に体に密着するので、一般的なジャージと比べるとかなりタイトに感じられます。
けれど、全体が伸びやすいスパンデックス素材で出来ているので動きが阻害されることはなく、DHバーを握った時のようなきつい前傾姿勢をとっても問題ないです。
そういう素材で作られているので、通気性・速乾性は最悪です。
汗をかくと乾かずに湿ったままになるので、長時間使うと不快です。
例えて言うと、レーパンを履いた状態で雨に打たれたときのような感じになります。
また、装着されているパッドもクッションが一切入っておらず極薄なので、普通のレーパンよりも股擦れしやすいです(基本どこのメーカーもエアロワンピのパッドは薄めに作られているようです)。
エアロ効果以外のメリットは、軽量なところでしょうか。
同じサイズのタキザワのジャージ・ビブショーツの合計した重量は300gほどありますが、エアロワンピの場合は190gほどしかないので、ヒルクライムの軽量化にもいいかもです(まあ見た目的な問題で自分は使おうとは思いませんが…)。
あとは、体に密着するので少しはコンプレッション効果もある…かもしれません。
あるサイトでは、スキンスーツはエアロ効果のあるウェア類の中でも最も費用対効果が大きいと書いてあるので、TTをするのであればまずスキンスーツを用意するのが一番いいと思います。
特にタキザワのものは値段があまり高くないので、気軽にエアロワンピを使ってみたいという人にはおすすめです。
また、半袖モデルと長袖モデルが用意してあるのもいい点だと思います。
ただし、脱ぎにくかったりバックポケットが付いてなかったりして、長距離での使いやすさや利便性はよくないので、そこらへんは注意は必要です。
価格評価→★★★★★(安いと思います)
評 価→★★★★☆(エアロ効果はあるけど利便性は…)
<オプション>
年 式→2011
実測重量→187g