Quarq CinQo Saturn
購入価格 1800USD(5年前)
購入したのは5年前。 ROTOR 3D組み込み済みのモデルです。 色々あって短い付き合いでしたがインプレを。
■■■■ 質感など ■■■■
ROTORのクランクは思ったより安っぽかったです。 グラフィックで誤魔化してるけど彫りが浅い感じ。(性能に関してはとても いいクランクですよ。念のため) パワーメーターのスパイダー部分はごちゃごちゃしていて、いまひとつ洗練 されていません。裏側のマグネットセンサー周辺も出っ張っていてフレームを選びます。
■■■■ 使用感 ■■■■
パワーメーターとしては充分な性能ですが、SRMと比べると儀式が多く頻雑です。 例えば出だしのキャリブレーションや、登坂途中などに推奨されるクランク逆回しによる ゼロイングなど(※これは現在はファームアップで行う必要なくなりました)。 SRMは基本的に何もしなくても良いのでイージーです。 CR2045Nバッテリーはややマイナーですが、普通に使って3か月4500kmほど持ちました。
■■■■ 耐久性 ■■■■
これがネックでした。防水性が上がった最終ロットで、その点に関しては問題ありません でしたが、パワーメーター信号を見失うことが多く。4か月目には完全にアウト。 本社送りになりました。(今は大丈夫ですが、当時は海外の個人からの修理を嫌がっていて、 メールでのやりとりが非常に大変でした) スパイダー部分の樹脂パーツ類もパーツクリーナーで溶けてしまいます。20万円近く出して これかよって悲しくなる。。
■■■■ 総評 ■■■■
いいです。最高。 えっ?と思うかもしれませんが。 会社の対応が良く、その後の製品へフィードバックもしっかりなされているから。
早期に壊れて本社に送ったら、「わてらSRAM傘下になったし、もうサターンやらへんから」って 言われて、強制的にRIKENへの交換になってガッカリしました。 しかしRIKENはすばらしく良いプロダクトでした。
ソフト的な問題や頻雑さもファームアップで今は劇的に改善されており、SRMに 次ぐ高信頼なガチ系パワーメーターになっていると思います。
なんだかんだと非常にユーザー本位な姿勢で、安価なアップグレードプログラムを出してきたり、 自然故障なら修理費用が掛からない場合が多いなど、とにかく古くからのユーザーを大事にしています。 現在は台湾にアジア修理拠点もあるため、対応がとても迅速です。(といっても現行品は滅多に壊れない ので用はないでしょうけど。)日本でちゃんと売られていないのが残念です。 RIKENもそのうちインプレします。
価格評価→★★★☆☆ 今となっては普通ですね 評 価→★★★★★ もっと評価されるべき
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