2018年12月14日朝5時過ぎ。いつものように自転車通勤をオーバーランしてサイクリング。途中、必ず立ち寄るクルマが全く通らない視界の開けた場所。辺りは街灯も遠く、真っ暗。昨夜からふたご座流星群だし、ちょっと眺めてみようかな、と、ライトを消してふたご座を視界に入れた途端、流れました。0等級クラスの流星がふたご座の兄、カストールの左わき辺りから、スー、と。
それから5分ほどで計5個。ふたご座流星群の最後の大盤振舞いに感謝。その後、チラ見しながら走りましたが、流星は確認できず。いいタイミングで観てしまったな~。
と思ったら、間違えた。実は、この流星群の今年の極大はこの日の夜半だったんですよね。あれは肩慣らしだったのか。
この時期の朝5時過ぎといえば、豪勢な冬の星座は西に傾き、大熊座の尻尾にスイングされるかのように東天高く上ってきた春の星座。夏の織姫星もすでに上ってきています。今年は、西方最大離隔に近づきつつある金星が東天に高く明るく輝き、快晴でクリアな空であれば、12月15日に西方最大離隔を迎えた水星が、ほんの短い期間、東天の地平線近くに、見えます。前後10日間が好機。さらに12月20日の5時半には、水星のすぐ下に木星が上がってくるのが見えました。翌21日(金)も抜群にクリアな東天にスッキリと上がってきました。二つの星の見かけの位置は近づきつつあります。22日(土)の朝には、水星と木星が極めて近づくはず。天気予報は曇りですがさて、どうなっていることやら・・・
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これだから冬の早朝サイクリングはやめられません。
評 価→★★★★★
年 式→2018年12月
(以下、完全に脱線)
流星群と言えば近年では何と言っても2001年11月19日明け方のしし座流星群。当時の記録を掘り起こすと、2時半に起きて近所の暗い駐車場で見ていた模様。3時半頃がピークで、肉眼で確認しただけでも1時間に1000個のペース。
「うわ~、これが流星雨だよな。感激!」
と、記されていました。小学校5年(1972年)の時に、今世紀最大の流星群と大々的に報じられてスカを食らったジャコビニ流星群の苦い思い出を足かけ30年でようやく払しょくできたのがこの日、でした。
1972年の新聞の子供向けページ(?)の記事