購入価格: ¥3,408 (税込)
標準価格: ¥3,780 (税込)
『ジェイリーチブレーキレバーは比較的簡単に分解可能』
■ジェイリーチブレーキレバーの分解
DIXNAのジェイリーチブレーキレバーのことは投稿したばかりだが、今回はこのブレーキレバーの分解作業について投稿したい。このブレーキレバーの分解は意外に簡単で、全ての部品を一つ残らずバラバラにすることが可能だ。大まかな手順は以下の通り。
①可動部の金属ピンをハンマーで打ち抜く
ブレーキレバーの可動部のピンに、金属の棒(適当なネジ等)を当て、ハンマーで打ち抜く。このピンはレバー部に取り付けられている樹脂製の筒に圧入されているだけなので、軽い力で叩けば簡単に外すことができる。
可動部のピンを打ち抜けば、レバー部が本体から外れる。
②ケーブルのタイコ以外の部品を手で外す
ブレーキ開放の金属ピン、樹脂パーツ、スプリングを手で外す。ケーブルのタイコは手で外せないパーツだ。
タイコ以外の部分は手で簡単に外せる。
③ケーブルのタイコを外す
タイコにはアルファベットのCの形をしたクリップがはまっていて、クリップがタイコをレバー部に固定している。ラジオペンチ等でクリップの先端を押せば、クリップがタイコから外れる。そうすれば、タイコと受けの樹脂パーツは手で簡単に外せる。
クリップはちょっと硬めに取り付けられているが、特に難しい作業ではなかった。
ざっくりした説明だが、以上がジェイリーチブレーキレバーの分解方法になる。今回はブラケットフードを取り外さなかったが着脱は可能だ。この作業には特に難しい技術や専用工具は必要ない。当然、作業は自己責任ということになるが、分解のハードルは意外に低いと思った。
■エルゴパワーのブレーキ部とほぼ同様の構造
ネットで調べた限りでは、ジェイリーチブレーキレバーは、カンパニョーロのエルゴパワーのブレーキ部とほぼ同じ構造をしている。エルゴパワーの分解図を見ても構造はそっくりだった。ちなみに、エルゴパワーのレバー部の取り外しは、専用の治具にブレーキレバーをセットし、可動部のピンにポンチを当ててからハンマーで打ち抜くらしい。私はガムテープを台にして打ち抜いた。
同じような構造のジェイリーチブレーキレバーなら分解の方法も同じだろうと考え、思い切って挑戦してみたらうまくいった。TektroのRL340等のブレーキ開放のピンがあるタイプのブレーキレバーでも、もしかしたら同じように分解できるかもしれない。シマノのBL-R400のようなブレーキレバーでは、構造が違うので難しそうだ。
ただ、このタイプのブレーキレバーは構造が単純なので、メンテナンスのために分解する必要は全くないと思う。可動部にちょっと注油するだけで大丈夫そうだ。分解する機会があるとしたら、レバー部の塗装や補修のときくらいだ。
私はジェイリーチブレーキレバーの塗装の出来に満足しているし、分解・組み立ての工程を存分に楽しむことができた。いろいろな意味で充実した気分だ。ジェイリーチブレーキレバーを塗装しようという人はあまりいないかもしれないけど、何かの役に立てばと思い、参考までに投稿した。
思い切って分解しただけあって、納得の仕上がりだ。
価格評価→★★★★★ (性能面でコスパが高い。見た目がチープだったので、レバー部を塗装することにした)
評 価→★★★★☆ (分解しやすいのは高評価。ただし、メンテナンスのために分解までする必要はない)
<オプション>
年 式→2012年
カタログ重量→250g (1ペア)