購入価格 ¥4,400@Amazon(ごっつ)
これを使う前はコンチのスーパーソニック
https://cbnanashi.net/cycle/modules/newbb/viewtopic.php?topic_id=50&forum=42を使っていましたが、コーナリング時の不安感を覚えたので、もっとコーナーを安心して曲がれるタイヤを使いたいと思い、色々調べてみたところヴィットリアのサポートライダーの人のレビューも好評だったこれを選んでみました。
まだ製品数の少ない自転車用ラジアルタイヤの1つ。
ラジアル構造にすることによって転がり抵抗の軽滅、路面追従性の向上、軽量化をすることが狙いのようです。
個体差なのかはわかりませんが、ビードがかなり固くて装着するのにだいぶ苦労しました。
あと、重量は公称195gですが、前後ともに10g以上オーバーしていました…。ヴィットリアのタイヤは今回初めて使いましたが、品質がよくないのでしょうか?それともこれも個体差?
それはさておき、実際に走ってみると、スーパーソニックに比べれば軽快感は薄いものの、ラジアル構造の効果がしっかり出ているように感じられます。
気圧を上げれば転がり抵抗が少なくなり、気圧を下げれば快適性が増す、と言った感じです。
他のタイヤでも同じ特性は示しますが、このタイヤはそれがより顕著に感じられます。特に気圧を下げてもあまり走りが重くならないのは評価すべきところだと思います。なので、走りの軽さはヒルクライムでも十分に通用するレベルだと思います。
そして肝心のコーナリング性能ですが、目論み通り向上しました。
タイヤ自体の幅が広くなったこともあると思いますが、路面追従性とグリップ力の高いコンパウンドのおかげでハイスピードのコーナリングでも安定感を感じます。
まだ1000kmも走っていませんが、パンクをする気配は一切ないのでレース志向の強いタイヤとしてはなかなかいいのではないかと思います。
弱点の少ないタイヤですが、決定的な弱点は耐摩耗性だと思います。走行距離がまだ1000kmに達していないにも関わらず、コンパウンドが柔らかいからなのかリアタイヤはセンター部分が結構減ってしまっています…。
この調子だと恐らく前後ローテーションをしても3000km持つかどうかわからないくらいです。耐久性はわかりませんが、摩耗性は下手したらPRO3よりも悪いです。
なので、普段履きで使うとなるとコスパのいいタイヤとは言えないと思います。
レーシングタイヤとしてはあまり値段が高くなく、走行性能も優れているので決戦タイヤとして使うのにはとてもいいと思いますが、減りが早いので普段履きには向いていません。
価格評価→★★★★☆(買う場所によっては★5)
評 価→★★★★☆(耐摩耗性が低いので-1)
<オプション>
年 式→2012
カタログ重量→195g(実測重量 205g・210g)
※チューブはマキシス・フライウェイトを使用しました。