購入価格 ¥1440(シルベストサイクル)
フラットバーハンドルのMTBに乗っていると、長時間の運転は手が疲れてくる。
ポジションの自由度を増すにはバーエンドバーの装着は欠かせない。
http://www.riteway-jp.com/pa/bbb/item/474154.htm厳密にはフルフラットハンドルではなくライザーバーなのだが、これでもバーエンドバーは必須であると感じる。ハンドルがライズしているのは実際にギア操作や操舵のとき求められるポジションであり、バーエンドバーはその補助としてのポジションの自由度と、さらに別の意味合いも持っていると考えているからだ。これについては後ほど後述する。
さて、BBBの商品は安価で信頼できるものが多くよく購入するのだが、ライトウェイが取り扱っていることを今まで知らなかった。自分のメインマシンはGTのカラコラムだが、奇しくもこちらもライトウェイが日本の販売代理店を努めている。これを偶然と見るべきか、安価な製品だからたまたま一致しただけなのかは疑問だが、本題と関係ないのでやめておく。
商品説明に人間工学に基づいたなんちゃら、などという説明書きは一切考慮しなかった。そこまで標準的な体の人間など存在しないし、そもそも自分の体は一般的とは言いがたい。普段なら逆に避ける文言ですらあるのだが、今回は違った。
形状とその大きさが気に入ったのだ。手にすっぽり収まる長さのものを探していたのだが、一般的なバーエンドバーは円柱状である程度長めのものが主流になっており、握り込むと親指はどうしても他の指と対向した位置になる。
しかし、手の中に納まる大きさだと、人差し指に乗っかる位置に親指を持ってくることが出来る。個人的な意見だが、この方が力が込めやすいのだ。特に登坂時の引っ張る力は全然違う。
これは自分がフリークライミング経験者だからかもしれない。基本的な登り方として、親指以外の4本を岩の突起にかけ、親指をその上に乗せる(人差し指の上にかける形)にするとパワーがかけやすい。ごく初歩のテクニックなのだが、これが自転車にも応用できると考えた。
実際、これを使い始めてからたまに平地でもがくことがあるのだが、トップスピードが数キロアップした。MTBで舗装路のスピードが上がったことはどうでもいいのだが、それだけパワー伝達効率が上がったと考えればこれは喜ぶべきことだろう。たかだか1500円程度の投資で効果の出たパーツはそうそうない。これはとても重宝している。
デメリットとしては、バーエンドキャップ不要の形状のため、その部分に取り付けようと思っていたミラーがつけられなかったことくらいか。
それから、写真では判りづらいが黒一色のラインナップがない。黒とグレーのコンビになっており、配色は余計なことを、という感じであるが、このあたりは全く個人的なセンスの問題であるし、第一握っているときは本体は見えない。走っているときにまじまじと見つめるものでもないが、自転車トータルとしての色バランスはほんの少しだけ間が抜けた感じは否めない。
価格評価→★★★★★(安い)
評 価→★★★★☆(配色だけ何とかして欲しかった)
カタログ重量→ 88g(実測重量 g)