購入価格 ¥5200ぐらい
幅の広いリムが欲しかったので、広くて軽いという事でこれを選んだ。
基本的にはリムは広い方が良いのは色々な観点から実証されている事で、コンタクトパッチの話やリム打ち耐性やコーナリングのタイヤの捻じれなどかなり重要なメリットも多い。ただ、闇雲に広くすればいいという訳でもなく、当然広い分重くなるので用途に合わせて釣合の取れたリムを選ぶ必要がある。私の場合はオールマウンテンからダウンヒル辺りの使用になるので広めの方が良いと思い30mm幅を選んだ。2.4インチのタイヤを履いたりするのでもう少し広くても良かったのだが、自走で山を登る事もあるので重量は550gまで、と考えていた。このSubrosa 30は30mm幅だと最軽量の部類で、実測530g程度。これなら何とか我慢できる。
リムの精度は非常に良く、前後ホイールをサクッと2時間ちょっとで組み上げてゲレンデで2回ダウンヒルしたが、ほとんど振れていなかった。無茶な突っ込み方をした時に1回リム打ちパンクした以外はパンクもなく、非常に満足している。
ただ、Oohbahというリムの中央(リムテープが乗る所)を通常とは逆向きに出っ張らせる技術が使われているのだが、これのせいでタイヤをはめるのが非常に固い。Maxxisは固いが普通にはめられるのだが、Schwalbeは恐ろしく固く、1本はめるのに1時間以上の時間を要した。タイヤの個体差があるようでもう1本は5分程度で嵌ったが、出先でタイヤを外すのは骨が折れるだろう。下り向けのSchwalbe Big Betty 2.4に至っては、片方のビードすらリムに嵌らなかった。恐らく取り付けは不可能だろう。Nobby Nic 2.25はなんとか嵌った。
精度が良く、幅広で比較的軽量なだけに、タイヤを選ぶのは残念。自分はMaxxis派なので問題ないが、Schwalbe派の人にはとてもではないがお勧めできない。それ以外は満足している。
価格評価→★★★★☆(高くは無いが、相場よりは少し高い)
評 価→★★★★☆(性能は良いが、形状上タイヤを選ぶのが難点)