購入価格 ¥10000
容量28Lのバックパック。
背中の部分にアーチ状の板バネというか2列のフレームが配され、メッシュパネルにテンションを与えることで背中から本体を浮かせており、通気性抜群です。もともとは、ワンデーハイキングに適した山専用品です。見た目の大きさはdeuterのMTBツーリング用30Lのトランスアルパイン30と同じような感じです。
自転車用としてこれ以上デカイのも何かなあ、という大きさ
その他の特徴は、
レインカバー内蔵
3Lクラスのハイドレーション対応可能
2室(上室内外部に小物入れあり)
サイドポケット
レインカバーは底部にコッソリ入っている
サイドポケット部にはストラップがあり、これをうまく使うことで内容物の落下を防ぐことが出来ます。
それから、メッシュと本体の隙間に、脱いだウインドブレーカを挟んでおく、といった使い方もできます。山歩きの時は、手袋を挟んだり、帽子やタオルを挟んだりと、実は大活躍しています。メーカー推奨外(笑)の使用法ではあります。
鉄壁の通気性
メッシュ板が張られていてなかなか快適ですが、このおかげで、見た目の大きさの割に、多少、容量が小さめです。また、湾曲した板バネのおかげで内部空間が素直な形状にはなっていません。ところがこの板バネのおかげで、超重量級のノートPCを上室に突っ込んでも、背中に当たらないので、違和感ゼロで背負うことが出来ます。これはなかなかのメリットです。通勤でノートPCを運ばなければならない場合などは便利です。というわけで、実は、ノートPCを運ぶときのみ通勤にこれを使っています。さらにノートPCだけでなく、中型のステンレスポットをドカーンと突っ込んでも背中に影響がなく、ストレスを感じません(そんなもんサイクリングでは運びませんが)。山で普通に背負っても、背負い心地はかなり優秀です。個人差があるところではありますが。
また、山用にしては腰のホールド感が控えめですが、自転車に流用する場合は、これが吉と出ます。腰回りがしっかりしすぎていると、ぺダリングを阻害しますが、このFUTURAはそんなことはありません。
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さてさて、deuterのMTBツーリング用として位置づけられている30Lバックパックでトランスアルパイン30という商品があります。これは縦2列の溝付き発泡ウレタンパッドで背中への接触面積を少なくして通気性を高めていますが、私は2列の出っ張りの感触がどうも苦手なので遠慮しています。そんな方に、板バネ+メッシュ板のFUTURAはお薦めかも知れない、と思います。
ちなみにメーカー公称値で、MTB用のトランスアルパイン30が30Lで重量が1230g、山用のFUTURA28が28Lで1300gとなっています。
価格評価→★★★★☆(山用としては★★★★★)
評 価→★★★☆☆(山用としては★★★★☆)
年 式→2009
カタログ重量 → 1300g