2012-11-06 [特集] サイクルモード2012

皆さんこんにちは。サイクルベース名無し管理人です。今年も11/2〜4日にかけて東京の幕張メッセで開催されたCYCLE MODE international 2012に行ってきました。

皆さんご存知のように、大阪で行われた「CYCLE MODE FESTA 2012」のファーストレビューをnottiさんが既にレビューしてくださっています。とてもおもしろいので未読の方は是非お楽しみください。

[名所名物] CYCLE MODE FESTA 2012
https://cbnanashi.net/cycle/modules/newbb/viewtopic.php?topic_id=10004&forum=124&post_id=17203#forumpost17203

サイクルモードについては 「名所名物」として「サイクリングコース・峠・名所名物・レース」コーナーにレビューも寄せられるようになり、あえてサイトの特集記事にする必要はないような気もしますが、毎年続けているので今年も軽くレポートさせていただきます。地方在住の方のご参考になればと思います。また、他にもサイクルモードに行ってみたという方、ぜひレビューの投稿をお待ちしております。東京のサイクルモードについては「サイクリングコース・峠・名所名物・レース」に新規項目として立ててみてください！

では早速見ていきましょう。会場の様子です。今年は入場する前に競輪関連のイベントが開催されていました。また今年は11/2, 3日の2日間、女性当日券がまさかの500円。スポーツ自転車ユーザーの裾野を広げるためのアイデアでしょうか。歓迎すべきことです。ただ、入ってみていきなり「去年より規模が小さくなったかな？」と思いました。




入り口近くはColnagoのブース。今年も成金マフィア噴水インスタレーションは残念ながらありませんでしたが、謎のイメージビデオが流されていました。ファッションモデルのような女性たちとコルナゴの自転車が交互に映る感じの抽象的なイメージビデオで、もう何がなんだかわからないバブリーなコルナゴマーケティングは健在でした。ただ、宣伝費はあまりないのかなという気がしました。



ピナレロは今年黄色を押し出さないわけがありませんね。ピナイェロー！　ウィギンスバイクもありました。あとドグマXCなんていうMTBもありました。ロード名門各社ともMTBに積極的に参入をはじめている印象です。



一枚目はLOOKのステム。迫力がありますね。良い写真が撮れなかったので掲載していませんが今年のLOOKのフレームはデザインセンスもよくちょっと欲しいなと思いました。二枚目はCampagnolo EPS試乗の様子です。SHIMANO Di2に比べると全体的に各パーツが大きめですが、使用感はどうなんでしょう。既に使用中の方からのレビューをお待ちしています。



そして今年のサイクルモードで最も輝いていたのは間違いなくこの人・ミシュランのビバンダム。このビバンダムの個体（地球上に何体のビバンダムが存在するのか？）は本当に素晴らしく、終始元気に跳ね回り、子供たちと写真を撮り、カメラを向けるとポーズを取ってくれたりと信じられないほどサービス満点。まさかの動くビバンダムに狂喜した方は多かったことでしょう。あんた、最高だったよ・・・来年も来てくれよな！　なお身体の材質はゴムではなくビニールでした。



DE ROSAはスチールバイクが目立ちました。比較的新しいNuovo ClassicoやCORUMといったバイクを見ていると、スチール人気がまた高まってきているのかなと思いました。勿論Neo Primatoも素敵でした。



下、一枚目はSelevのヘルメットです。セレブのブースは素晴らしく、壁面に鏡があってフィッティングに便利でした。こういう工夫をしてくるメーカー・代理店は好感が持てますよね。二枚目・三枚目はダニーロ・ディルーカが興したKyklos。



次、一枚目はChallengeの29er Tubular MTBタイヤ、二枚目はStan's NoTubes。NoTubesは最近マーケティングに力をいれている印象がありますが、日本でも実際に使っている方は多いのでしょうか。三・四枚目は新興のNeil Prydeのブース。本社の方がいらしていて熱心に製品説明。力が入っていますね。カーボンフレームメーカーも本当に増えてきたので本気で販促活動をしないと生き残るのは難しいのでしょう。



次、一枚目はTASKALというLAOXの電動自転車です。お値段なんと59,800円。安いですねぇ！　二枚目はKOGAのブースにあったダウンヒル専門バイク。膝を乗せて下る自転車です。三枚目も電動自転車で、KYOWAというメーカー。目立っていたので写真を撮りました。四枚目は人気の小径車・STRIDA。これはスターメー・アーチャーの内装三段変速を搭載したEVOというモデルでした。



下、一枚目は現在のロードレース界最大のタブーとされている禁断の製品・SEVのブース。な、何も言えねぇー！　二枚目はCATEYEのブース。"TRUST THE CAT"との文字が。どこかの元首相よりはずっと信用できそうだぜ！　三枚目はDAHONのブース。30周年記念イベントみたいな感じで、かわいいお姉さんをステージに立たせて撮影会をやっていました。このお姉さん、とっても可愛いのですが、DAHONの自転車を持ってそのままずっと立っているだけです。意味がよくわかりませんでした。



下の二枚は京都の有名なツーリング系バイクのGrandboisから。スポルティーフやランドナーといった自転車の人気も最近高まっているような気がします。比較的若い方々もたくさんブースを訪れていました。美しいですね。



次は「価値創造企業・シマノ」のブース。一枚目は新型デュラエースクランク。デザインに賛否はあるようですが私は結構好きです。二枚目・三枚目はAlfine Di2。内装変速のレバーは重い印象があるのでDi2になるとかなり便利のような気がします。



下の三枚は確かKONAのブースで撮ったものかな。今年は全体的にMTB関連の出展が少なめだったような気がします。



次はパナソニックのブースから。最近経営の悪化が伝えられていて心配ですね。こんなに美しいスチールフレームをセミオーダーできるメーカーは希少だと思います。塗装も本当に美しかったです。私も一本欲しいと思いました。何とか持ちこたえてほしいものです。



CHERUBIMのブースから三枚。美しいクラシックなモデル。ため息が出そうです。CHERUBIMは大人気ですから納期も長いんでしょうねぇ。



これはFUJIのロードバイク。ここ数年、FUJIはロードやフィクストギアモデルの販売に力を入れているような気がします。街中で見かけることも多くなりました。



最後に今回のサイクルモードで見かけた有名人の方々です。左から順にクリスティアーノ・デローザ氏、JSPORTSでお馴染みサッシャ氏、CHERUBIMの今野真一氏、海外からのお客さんのオーダーを受付中の長澤義明氏、栗村修・団長安田・廣瀬佳正の三氏、「こ〜じ倶楽部」の相沢康司氏。



さて、駆け足ですが今年のCYCLE MODE international 2012の様子の一部をお伝えいたしました。全てのブースを紹介するのは難しいですが、来場できなかった方に雰囲気だけでも伝われば幸いです。全体的な印象としては、昨年よりもちょっとだけ規模が縮小したような気がします。あと、半分くらいは去年見たものと同じ、という印象も持ちました。

GIANT, Cannondale, Specialized, TREKといった超メジャーメーカーが一切出展してなかったのは残念です。ただ、これらの十分に知名度のあるメーカーは、既に自社のコンセプトストアや直営店を持っていて、サイクルモードのようなB2C展示会にあらためて出展するメリットがあまりないようです。アメリカのインターバイクにも参加していないという話を聞きました。

東京のサイクルモードの入場者数は把握していないのですが、今年のサイクルモードフェスタ2012（大阪）の入場者数は3日間で1万3021人だったとのことです。ちなみに昨年の大阪は2日間で2万1220人。今年はインテックス大阪が使えなかったようですが、1日余分にあって入場者数が大幅に減っているのは少し気になるところです。東京のサイクルモードも例年より混雑していた印象はなく、入場者数は横ばいか若干減ったかのどちらかではないかと感じました（正確な数字を知らないので推測です）。

さて、今年のサイクルモード東京・大阪を訪れた皆様はどのような印象を持たれたでしょうか。宜しければレビューを投稿していただけると幸いです。