購入価格 ¥3,007
みんな大好きLEDハンディライトwと言えばGENTOS SG-305。
https://cbnanashi.net/cycle/modules/newbb/viewtopic.php?topic_id=3889&forum=89・安価
・スポットではあるが、100ルーメンと必要十分に明るい
・3AAA(単4×3)と言う汎用的な電池で運用可能
・公式では無いもののエネループでの運用も可能
・ブラケットに関しても運用が確立されている
・その辺の家電量販店でも入手可能
等々、様々な条件が重なって、LEDハンディライトを、自転車に応用する最初の1本としての立場を確立した、
と言ってもよいライトであろう。
泥沼の入り口の1本とも言うのだがwww
多数の投稿と他を圧倒する閲覧数は、このライトの人気を物語っている。
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そんなSG-305の欠点を(完璧では無いにせよ)丁寧に潰してきたのが本製品。
SG-305の正式な後継と言って良い。
レビューが書ける位弄ってみたので、早速レビューしてみよう。
見ての通り黒い。
マットブラックと言った装いで、何ともカッコよいもの。
先代のシルバーも良かったが、これはこれでおじさんのハートをわしづかみであるw
その先代と比べてみた。
色とSG-355Bのロゴ以外は「寸分違わず」と言って相違あるまい。
ただ一箇所を除いては。
その一箇所と言うのは、フォーカスコントロールの指標。
SG-305では8°~30°の表示だったが、SG-355BではS~W(Spot~Wide)の表示になっている。
なお、あくまで表示が違うだけで、同じ照射角度であり、機能としては全く一緒。
パッケージにはこれだけ入っている。
何だかとてもオトクに思えてしまう辺り、お前は主婦かと(オトクよねぇ、奥様(誰))
特筆すべきはブラケットが付属すること。
一応「パイプホルダー」と言う名称なのだが、自転車を意識していることは明白であるw
ただ、このパイプホルダー、ちと問題がある。
まずパイプ径が25mmまでしかクランプできない。
従ってOSハンドルには装着不能、と言うかノーマルでも不能。
22.2mm径とか灯火とか、その手のものにクランプするしか無い。
もう一点、ライトをはめ込むのに際し、もの凄くキツイ。
そこまでしなくても落ちないよ、と思うのだが・・・
首振り可能でノッチが刻まれている等、オマケとは思えないほど良くできているだけに、
せめてクランプ径だけは改善して欲しい。
流用系ブラケットでは、ホルダーとしてTOPEAK TMTR-2Cを使うのがベース。
この辺はSG-305と変わらない。
なお、流用ブラケットに関しては、
LEDハンディライト用ブラケットINDEX(まとめ)
https://cbnanashi.net/cycle/modules/newbb/viewtopic.php?topic_id=4564&forum=89をご参照されたい。
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では点灯。
と言うか、実は点滅もある。
そう、SG-305のシングルモードに対して、SG-355Bは点灯と点滅のデュアルモードを持つ。
これも間違いなく自転車人の意見を聞いたのだと思う。
点滅は、大体秒2回、と言ったサイクル。
四分=120というところだ(何のこっちゃw)
テールスイッチを3秒以内にダブルクリックすることで点滅モードになる。
従って、
消灯-(シングルクリック)-点灯
消灯-(ダブルクリック)-点滅
のどちらかを選ぶことになる。
点灯から点滅への切替は出来ない。
ただ、これはそれほど大した問題では無い。
と言ったところで、実「点灯」写真を見てみよう。
まずは先代SG-305。
対する次世代SG-355B。
多少条件が違うが、まぁ、ほぼ同じと言ってよかろう。
エミッターやコリメーターやレンズには変更なしと言う事だろう。
と言うことは、周辺光が今ひとつな配光であると言う事でもある。
中央明るく周辺落ちていく、凸な配光だと良かったのだが、そこはモデルチェンジされていない。
些か残念な部分である。
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次にランタイム。
メーカー公称では、実用点灯:約10時間、フラッシュ点滅:約22時間とのこと。
なお、このライトはエネループの使用を公認している。
今回のランタイム測定もエネループ使用であることをお断りしておく。
ここで、自分は心から謝っておきたい。
あくまで「実用点灯」なのだ。
SG-305のレビューにおいて、2時間20分で豆電球じゃないか、何がランタイム10時間だ、と書いたが、
「連続点灯」とは書いていないのだ。
なるほど、休み休み使って10時間ならば考えられないことではないではないか。
勝手に「連続」と思っていた自分が間違いであった。
サンジェルマンさん、申し訳ない。
などと白々しく謝りつつwww、「連続点灯」を計測してみたw
これが驚いたのだが、3時間5分、きっかり明るさをキープしてぱたりと消えた。
先代は2時間以降落ち始め、2時間半で豆電球である。
これが何を意味するかと言うと、先代SG-305に比べて、昇圧回路の性能が上がっており、
限界までキープしている、と言う事であろうと思う。
何にせよ、2時間で落ち始めるのと3時間きっかり光ってぱったり消えるのではまったく違う。
2時間以降ダラ下がりの方が消える兆候が分かるから好き、と言う方もいるかもしれないが、
自分はやはり3時間きっかり光る方を支持する。
3AAA(単4×3)の100ルーメン級ライトで得られるランタイムとしては、これ以上はムリと思うが如何であろう?
そりゃ、もの凄く低燃費っぴっぴー(金卵w)なLEDエミッターが出てくりゃ別だが・・・
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実に真面目な正統進化のLEDライト。
CR3時間30km/h走行が可能なライトが3,000円で買えるわけだから、技術の進歩は恐ろしいw
恐らくは今後、ヨドバシやビックと言った家電量販店でも売られることであろう。
そうなれば又一般にも流行ること必至。
先代同様、安価であることも見逃せない。
しかも今回は、制限があるとは言え、「パイプホルダー」付きである。
間違いなく、LEDハンディライト流用バイクライトのネオスタンダードであろう。
この1本から泥沼へ足を踏み出し、DXで外れをひいて自虐的に笑うレベルまで行き着いて欲しいものだw
(俺々w)
価格評価→★★★★☆ 既に安いが、今後更に量販効果で安くなることを期待して。
評 価→★★★★☆ 安価高バランスLEDライト。配光をもう少し考えてもらえれば、と思う