ライトセイバー、じゃなくてオプティカルファイバーを使用したテールライトです。売りはグニャグニャと曲がる発光部の柔軟性ですが、
実際には120°位までの曲線に沿って曲げられる程度で、腕や脚に巻いて使うといった事は無理です。というのも、ファイバーに沿って
ケーブルが走っており、あまり強く曲げると端子に負担がかかって接触不良を起こす可能性があるからです。ファイバーの硬さは、
○印さけるチーズ位で、○ハ魚肉ソーセージ的なプルンプルンした柔らかさではありません・・・残念。
構造は、ぶっとい光ケーブルの両端に高輝度LEDと単4電池が忍ばせてあるという至ってシンプルなもの。ペンタイプのクリップがやはり
両端に備わっていて、ジャージ等のポケットに引っかけて使うもよし、付属のシリコンバンドでシートステーあるいはポストに固定するも
よし。ただし全長が293mmと長いので、24インチのMTBや650Cのシートステーではブレーキキャリパー等に干渉する可能性大なので、
要注意です。シートポスト裏に這わせる場合も、やはりサドル高750mm以上はないと厳しいでしょう・・・。
電池へのアクセスは、シリコンゴムのカバーをペロッとめくって金属カバーを外して行います。シリコンカバーは電池のケーシングに
密着していますが、それ以外の防水対策はされておらず、ちと心配になります。が、一応2度の雨天走行も今のところノートラブルで
乗り切りました。ボタン電池ではなく単4乾電池なのでエネループが使えますし、出先で電池切れしても容易に交換できるのは利点です。
カメラも撮影者もショボいので、実際目に見えるよりも大分暗く写っていますが、真後ろからの視認性はトップレベルではないかと
思います。って、この写真じゃ説得力ゼロなんですが・・・実際は発光面積が大きいだけあって抜群です。パッケージの謳い文句には
300m以上離れても見えると書かれていますが、それはちょっと楽天
的過ぎでしょう。全く光のない山道ならばともかく、民家の
灯りや街灯のある道なら50~100m程度ではないでしょうか。真後ろから見てバイクのテールランプと同等程度、ブレーキランプ程の
光量はありません。横方向にも配光しますが、光量も輝度も50%程度までガクッと落ちます。
ランタイムは、フル充電したエネループで連続18時間(常時点灯モード)でした。メーカー公称ではフラッシングモードで75時間と
なっていますが、エネループではそこまで保ちそうもありません(フラッシングモードは未テストです)。このあたりのことは、もう少し
使い込んで耐久性も見極めた上で再度ご報告します。
本体価格だけならば、邦貨換算¥3,000程。安いライトではありませんが、視認性の高さとまあまあのランタイムに満足しています。
重量100g弱と結構重いので、緊急用というよりは日常的に夜間走行する方や安全性を最優先させたい方向けでしょう。
取説には日本語もあり、輸入代理店はすでに決まっているようです。幾らになるんだろ?
価格評価→★★★☆☆(安くはない)
評 価→★★★★☆(発光面積とそこそこのランタイムが○)
年 式→2009
カタログ重量→ - (実測重量92g、単4x2本シリコンバンド含む)