購入価格 ¥1,785
ドロップハンドルのエンドに差し込むテールライト。
旧型のレビューはこちらを参照。
https://cbnanashi.net/cycle/modules/newbb/viewtopic.php?topic_id=2370&forum=89大変便利なのだが、
・作りがチャチで壊れ易い。
・振動でモードが変わる。
・電池がLR44で高くつく。
・防水性が無い。
等の多数の欠点を抱えていた。
自分も使用しており、幸い壊れてはいないのだが、振動でモードが変わるようなことはあった。
又、ライトそのものがスイッチとなっており、手や膝が当たったり、バイクを手で移動させる際に、
うっかり触ってしまって点灯させてしまうことがあったりもした。
この度、新型が出たと言うことで早速購入。
旧型との比較レビューをしてみよう。
まず、全貌はこんな感じ。
旧型と比較してみる。
写真では新型の方が赤く写っているが、実際には旧型も赤い。
旧型はライトむき出しであったが、新型は(多分白)ライトの上に赤プラカバーをかけてある。
旧型の方がコンパクトではある。が、大型の新型の方が視認性は高いだろう。
サイドの窓が広いのも地味ながら良い改良点だ。
スイッチはここにある。
旧型はライトそのものがスイッチで、それはそれで走行中にトンネルを視認、即押して点滅、
などと言う際に使いやすかった。が、上述した欠点があったのも否めない事実。
新型は誤作動させることが少なくなった上に、やはり押し易い位置にある。
大きな改良点と言えるのが電池。旧型はLR44×2だったが、単4×1(1AAA)に変更されている。
更に、電池蓋も採用されている。
この結果、新型は全長が長くなり、ドロップエンド水平部分が65mm以上無いと差し込めない。
実測したが確かに電池部は65mmあった。
ただ、現実に押し込んでみると、防水性を高めるラバーの分で1mmほど隙間ができる(ラバーが挟まってる)
従って64mmあれば大丈夫だと思う。
それよりも汎用性の高い単4になったのは大変歓迎できること。
無論エネループも使用可能。
電池蓋は電池の暴れを押さえる意味でも有効だろう。
ちょっと変わっているのが、電池蓋に付いているツル巻きバネが、通常なら電池に向かって△なのが、
電池に向かって▽状態である。
これも、電池の暴れを防ぐ処置なのだと思うが、バネが電池ボックス内に密着するものだから、
蓋を締めていく際に多少力がいる。
ここまでしなくても良かったのでは?と思わないでもないが、まぁ些細な問題。
上述した防水性を高めるラバーはフィンのような形をしている。
今まではビニールテープやブチルテープを巻いたり、古チューブを切って押し込んで対処していた部分であるが、
この点に対しても対処作を打ち出してきた。
これのおかげでキツク押し込むことができるし、防水性もアップしている。
ドロップエンドに押し込んで行く際は、時計回りにくるくる回しながら押し込むと良い。
こうすると、フィンの抵抗が少なくなるので押し込み易く、かつ最後まできっちり押し込めて、
フィン自体が密着することで防水性も高まる。
今までの皆様のレビューを参考にして、徹底的に欠点を潰して作られたのではないか?
と思わされるような製品。
旧型のともすればアイデア倒れを、しっかり熟成させてきたのは大いに評価できる。
昨晩、実際に装着して30km程度その辺を試走してみたが、振動でモード変更されるようなこともない。
又、自転車をガードレールに立てかけて横や後ろから見てみたが、視認性もUPしている。実に正統的改良であると言える。
なお、自分はまだ旧型が生きているので、壊れるか電池が無くなるまで使ってから新型に交換するつもり。
価格評価→★★★★★ 旧型とほぼ同値段。完成度を考えると安い。
評 価→★★★★☆ 4.5ですね。やむを得ないとは言え、取り付け制限があるのでマイナス0.5。旧型の欠点が全て潰されているのはお見事。