購入価格: ¥800 (税込) ※多分、定価で購入。
『強い力で締め付けられないけど、 緩んで欲しくない部分に使うと便利』
●低強度のネジゆるみ止め接着剤
これは破壊トルク6N.m、脱出トルク4N.mの簡単に工具で取り外し可能なネジゆるみ止め接着剤だ。嫌気性接着剤と言って、空気が遮断されると硬化が始まる。10分で固定、24時間で完全硬化する。紫色のさらっとした液体でネジに染み込みやすい。
●SPDシューズのクリートボルトが緩んでステップアウトできなかったのがきっかけ
これを購入したきっかけは、SPDシューズのクリートのボルトが緩んでしまったことだった。
クリートが緩んで左右にグラグラと回ってしまい、左側のペダルからステップアウトできなくなってとても焦った。ペダルにシューズがハマったままなので、ボルトを締め直すこともできず、帰宅して強引に外した。
いざという時にSPDシューズがペダルから外れないと、落車や事故の危険もあるのですぐに購入にした。
●ネジゆるみ止め接着剤の使い途
ボルトとプレートで樹脂を挟むような場合、強く締めすぎると間の樹脂が割れてしまうかもしれない。逆に締めるのが弱いとすぐに緩んでしまう。こういった場合にとても便利。尚、樹脂の種類によっては侵すこともあるようなので、ネジへの塗布は最小限のほうがいいようだ。
ディレイラーのプーリーを取り外してクリーニングし、もう一度取り付けるときにもボルトに塗布した。プーリーの締付けトルクは2.5~5N.mと小さい。強い力で締め付けると動きが悪くなるが、締め付けが弱いと走行中に緩んでボルトが脱落するとプーリーが外れて危ないかもしれないので塗布しておいた。
プーリーのボルトの先端には最初からねじ緩み止め剤が塗布されていたようだ。ブレーキの調整ネジやグリップのロックリングのイモネジにもネジゆるみ止め接着剤が塗られていた。最初からねじ緩み止め剤が塗布されているネジを外して再び取り付けるときにも使えると思う。
他にもボトルケージボルト、ケーブルガイドなど、走行中の振動で緩みやすいボルトにも塗布している。走行中に緩むことはないし、軽い力で外すこともできる。
●最後に
SPDペダルがステップアウトできなかったのは、ボルトの緩みを点検してなかったのが一番の原因だ。これを使った上で、ボルトの緩みを定期的に点検しておけば、より安心だと思う。
10mlで800円とちょっと高いが、一回に使う量は少ない。
メンテナンスのために一本持っておくととても便利。
メーカーサイト
LOCTITE ネジゆるみ止めの説明:
http://jp.iloctite.com/ja/preventing-bolt-shock-and-vibration価格評価→★★★★★ (少ない量なので高いと思ったが、一回に使う量は少なく長持ちする)
評 価→★★★★★ (とても便利。緩みにくくなり、簡単に外すこともできる)
<オプション>
容量→10m
(ボルトの先端に塗布)
(TACXのサドルボトルケージホルダーのボルトにも使用)
(SPDシューズのクリートのボルトに使用。これを塗布してからボルトは緩んでいない)