購入価格 ¥1043(Amazon)
チューブレスタイヤ(チューブレスレディ含む)のパンク修理キットです。
PinkChime様のレビューで、使用方法や使い勝手はほぼ網羅されていますので、
それ以外の部分でレビューをさせていただきます。
先ず、本品は「MTBチューブレスタイヤ専用パンク修理キット」と考えたほうがいいです。
最近ロードバイクでもチューブレスタイヤの運用が一般的になってきましたが、この手のパンク修理キットを使用する際、
パンク部位にゴム製のピースを挿し込む時にある程度挿し込んだ先の空間が必要になります。
ロードタイヤの場合はその空間が少ないため、パンク穴を塞ぐゴムピースを十分挿し込むことができず、
場合によってはタイヤ内部やホイールにダメージを与える可能性があります。
MTBの場合は、一般的なブロックタイヤを使用していればこの空間(俗に言うタイヤボリューム)が十分あるので、
この修理方法が成り立ちます。
ちなみに、本製品はMTBでも切り裂き形状の穴と、ビードのダメージには歯が立ちません。
タイヤのトレッド面に開いた単穴を埋める用途専用となります。
PinkChime様の使用方法4で、押しこんだゴムピースを引き抜いてW字形に折りたたむとありますが、
この折りたたむ(引き抜く)時と、折りたたんだ後のW字形になったゴムピースを切るのに少しコツが要ります。
この時、W字形が崩れてV字やV\字形状になっても、ゴム糊がしっかりと塗布されていれば穴を塞いでくれます。
また、タイヤ内に液状のシーラントが入っていれば、ゴムピースを挿し込んだ部位を塞ぐサポートしてくれます。
W字形状もしくはV字形状でリペアできていれば、ゴムピースが抜けたことはありません。
注意点としては、挿し込むゴムピースの長さが重要で、同梱されているゴム片の長手方向の長さでゴムピースを作成したほうが、
後のW字に折りたたんでカットする作業がやりやすくなります。穴の大きさに対しては、ゴムピースの幅で対応が可能です。
使い方に慣れてくると、このキットのはさみと挿し込み用ツールを使用して、ゴムピースを付属品ではなく、
使わなくなったタイヤのチューブなどで代用して修理ができます。要は、ゴム製品にゴム糊を塗布して、
パンク部位に挿し込んで途中で千切れなければ代用が可能で、MTB用のチューブ程度の厚みのあるゴム片があれば、
チューブレスタイヤのパンクは修理できます。この時、シーラントのサポートがあれば尚良しです。
ただ、本製品の正規使用法外になりますので、参考程度でお知り置きください。
尚、PinkChime様のレビューにあります、「IRCのチューブレスタイヤに使用不可」という情報については、
10年前の26インチIRCシラクチューブレスを本製品でパンク修理しましたが、問題なく修理することができました。
ただし、10年前のチューブレスであることと、シーラントとの併用による修理であったことをお知らせしておきます。
↑実際のリペア状況
この手の修理キットはみんなそうだと思いますが、使用にはコツが要るので、本番前に練習することをお勧めします。
価格評価→★★★★★(←安い)
評 価→★★★★★(←チューブレスタイヤパンク修理で、チューブを入れるより楽で早い)
<オプション>
年 式→2017年購入