購入価格: ¥864 (@Amazon)
ミッシングリンクを解除するための専用プライアーです。携帯サイズなのが最大の特徴。
10s世代までは繰り返し使用が容認されていた上、付け外しも2〜3回繰り返してなじみが出れば指先の力だけで簡単に解除できていたKMCのミッシングリンクですが、11sになってからは再利用不可となり付け外しにも以前より大きな力が必要になってしまいました。もはや手の力で解除するのは不可能な固さとなったので、こういった専用プライアーを持ち歩くか、あるいは11s対応後も指先で簡単に付け外し可能なWippermann Connex Linkに乗り換えるかしなければならなくなってしまいました。
携帯できるツールとしてはおそらく一番コンパクトでなおかつ安価なのが、このミニリンクオープナーでしょう。要はKMCやYBNから出ている専用プライアーのグリップから先をぶった切って気持ち程度の樹脂グリップをはめたのが本品です。見た目はオオクワガタみたいな感じ。
実測で40gという軽さ(カシメのナットやボルトをアレしたら35gまで落とせます)、ツールロールにもポンっと放り込んでおけるコンパクトさが利点です。その代わりグリップがほとんどないに等しいのでレバレッジがかからず、非常に固い11sのリンクは指先の力だけではまず外れないので両掌で挟み込むように潰すなどしないとならない場合がある、というのが欠点です。
使い勝手にやや難がありますが、一度試してみたところではなんとか使い物になりました。タイアレバーと一体になったマジックレバーという商品に比べると面倒なのは確かですが、このコンパクトさは捨てがたいし、鉄製なので何かの拍子に破損していていざという時使えない、という心配がほぼ不要です。マジックレバーとどっちを取るかはなかなか難しい判断ですが、私はマジックレバーのタイアレバーとしての使い勝手がどうも馴染まなくて、そもそもTUホイールを使う時にレバーは不要なので現在はこのミニリンクオープナーをロールに入れっぱなしにしています。
価格評価→★★★★☆(マジックレバーと比べるとほぼ半額)
評 価→★★★☆☆(使い勝手を取るか、コンパクトさを取るか、どちらも一長一短)
年 式→ 2015
カタログ重量→ N/A (実測重量 40g→軽量化後35g)