購入価格 ¥ 1112円(ワイズロード某店・定価税込)
『フルモデルチェンジ後モデル登場で、更に使い勝手が良くなったボトルケージマウント追加デバイス』
baruさんをはじめ、ブルベや長距離ツーリングの方が拡めて以来、強烈な夏の猛暑にダブルボトルは必須、できればもっと水分を積みたいとか、でも工具などの収納にサドルバッグは使いたくない、というライダーにまで瞬く間に広まった、ダウンチューブ下の第三のボトルケージ。
なかでも圧倒的なまでの長距離使用レビュー、価格の安さも相まって、一番人気なのがこちらの『ELITE VIP ボトルケージクリップ』。
[旧モデル]
しかし、50mmを超える「ごんぶとダウンチューブ」にとりつけるには、一工夫いるのが玉に瑕でした。
具体的には、
(1)従来の『VIP ボトルケージクリップ』を2つ買ってきて使うか、
(2)『BikeGuyどこでもボトルケージホルダー』のベルクロを、ヘラマンタイトンなどの耐候性グレードインシュロックに付け替えて巻きつけるか、
などの工夫をしないと、長さがたらず設置できなかったわけです。
これが、今回見つけた次世代モデルでは、改善されていましたのでご報告です。
[新モデル]
旧モデルから変わった部分は3箇所。
(1)対応パイプ周長が最大50mmから70mmへ
(2)ベルトの締め上げギミックがネジからフレックスタイトスタイルへ
(3)フレーム接触部のベースが付属。取り付けスケールを兼ねた部品が付属
(1)は一目瞭然。
[新旧のパッケージ。70mm対応]
[新旧並べて。長いほうが新型]
(2)は、旧型ではノコギリ状のベルトをベースに引っ掛け、長いネジをドライバーで締め込む1センチほどで固定していました。腰上まで上げられる作業台がないと、設置には何度かトライアンドエラーが必要でした。
また、振動でずれることはほとんどありませんが、ボトルやグローブなどがベルトの端にひっかかってしまうと、レールからベルトが外れて落ちてしまうことがありました。
[ノコギリ状のベルトをレールに引っ掛けるだけ]
新型では、ベルトの上に切り欠きがあり、渦巻状のネジをドライバーで締めあげると簡単に設置ができる、キャットアイ社のフレックスタイトのようなベルト構造になりました。たいへん締めやすく、脱着も容易です。
[ベース部分の構造に差しこむようになったので、外れることはありません]
(3)は、旧型ではクリップ本体が上下に分かれているため、一本のベルトを仮止めしてからボトルケージを実際にあてがって、それぞれ固定を行う必要がありましたが、新型には上下のマウントをつなぐ、舟型をつないだ形のベースが付属しており、このベースにベルトの一端を通せば、自動的にもう一本のベルトの位置決めもできてしまうという話し。
ちょっとした事ですが、作業のしやすさが段違いです。
[マウントがつながっているので、締めあげたら中心がずれてた、なんてこともなくなります]
固定力自体がかなりガッチリと安心できるまでに高まっており、替えチューブや工具、CO2ボンベなどで重くなりがちなツール缶をしっかりと抱えてくれそうです。
こんな地味で単純なデバイスにも関わらず、固定力の向上はもとより、脱着のし安さも考慮されたバージョンアップが行われたことに、たいへん驚いております。
価格評価→★★★★☆
(円安だしこれだけ完成度高くなると仕方ないんだろうけど、一気に高価くなりました…)
評 価→★★★★★
(ダウンチューブにボトルケージ取り付け穴がないフレームにボトルケージを付けるには、これ以上のものは今のところ無いのではないかと)
<オプション>
年 式→(2014?いつから発売になったかわかりません)
カタログ重量→ ?g(実測重量 40g /ベルト2本、舟型ベース込)