購入価格 ￥3,132
これは老眼が始まったシニアサイクリストに福音となる、画期的な製品であります。
手持ちのアイウェアにぺたりと貼り付ければ、たちまち二重焦点レンズになるのです。
偏光、調光、プリズム、なんでもござれ！
私はコンタクトレンズ+アイウエアです。最近、手元を見る能力がめっきり衰えてきました。サイクリング中はいいけど、止まってスマホの画面を見たり、レストランのメニューのやたら小さい文字を見るのが厳しくなってきました。体力よりも先に視力に衰えがデテクルノネ... 老眼鏡を持って走るのも面倒だし、なんかいい解決方法はないかなと探したのがこれです。
レンズは柔らかなプラスチック製で、アイウエアのレンズに水を一滴垂らして、このレンズを貼り付けます。水が乾くまで、位置決めのためにずらすことができますが、水が乾くとしっかりと固定されて剥がれなくなります。サイクリングでも全く問題のない貼り付き強度です。
Rudy GENETYK（調光レンズ）に貼ってみました。ちょっと目立ちますね... 色の濃いレンズならそれほど目立たないと思いますけど。ちなみにレンズは内側に貼ります。
見え方のイメージ
リーディンググラスとしての性能は立派です。ソフトプラスチックながら歪みは感じません。レンズの透明度も高いです。小さな文字がくっきりと読めます。
走行時はどうでしょうか？ 二重焦点は慣れが必要だと思います。私はまだ慣れません。ロードバイクの場合は、前傾して上目遣いで前を見ているので、基本邪魔にはなりません。ただ、下半分がボヤっとしているのが気になります。このレンズはハサミでカットできるので、大きすぎて邪魔だと思ったら切ってしまえばいいようです。
また、当然足元はぼやけてしまいますので、MTBライドには着用しない方がいいと思います。
主観ですが、
ロードレース ×
MTB ×
ヒルクライム △
ロングライド ◎（地図が見やすい！）
ポタリング ◎
といった感じでしょうか。
レンズは何度でも貼り直しができるのですが、位置決めには気を使いますし水分が乾くまで最低30分はそっとしておく必要があります。複数のアイウエアを使い分ける人はその分Hydtacを買う必要があると思います。
価格評価→★★★★★
評 価→★★★★★（欠点がないわけではないが、唯一無二の製品）
