CBN Bike Product Review

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[WO] Continental Grand Prix 4000 S

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deka2  2012-5-7 16:54
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[WO] Continental Grand Prix 4000 S

購入価格 約¥3500/本 @Evans Cycles

2セット使ってます。レーシング7と7900-C24-CLにて使用。
7900に最初はウルトラスポーツを履き、翌日にGP4000Sに履き替えて比べてみました。
ちなみにどちらのタイヤも非常にはめやすいです。鼻歌交じりでスポスポ入りました。

平地で真っ直ぐ進む分には乗り心地的にはウルトラスポーツの方が柔らかくて安楽です。
スピードが出てくるとある程度の硬さや真円度の違いかGPの方が回しやすいです。
さらに下りともなると前者はアウトへ逃げていく感じがありますが、GPは狙った通り曲がれます。

センチュリーなどで平地や上りが悲劇的なほど遅い僕には下りで少しでも挽回できるGP4000Sは最高です。
0.1tを支えていますが、一度もパンクはありません。もちろん空気圧はMAX!
摩耗もウルトラスポーツより遅い感じ。優秀。

価格評価→★★★★★(海外通販ならの条件で)
評   価→★★★★★(WOはずっとこれでいい)
 
momochi_gyugund  2012-8-12 15:15
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[WO] Continental Grand Prix 4000 S

購入価格 30ポンド前後@wiggle

馬鹿野郎!
「1kgの軽量化で1分の短縮」だの「車輪の重量100gは車体の重量1kgに匹敵する」だの
バイクの軽量化はいいが肝心の自分の軽量化はどうなったんだ!
たとえ俺がアディクトを駆ったところで、ウィギンスはママチャリに乗って容易に俺をチギっていくんだよ!
とはいえ、俺も努力の末に伸び悩み、ついにタイヤの軽量化という悪魔の果実に手を染めたことがありました。
どうやら俺の価値観を360度変えた友のあの言葉について語るときが来たようだな・・・

今年も英彦山サイクルタイムトライアルの季節がやってきた。
俺は今まで3回出場し、そのリザルトは

【2009年9月27日】
50分33秒53、最大心拍???、平均心拍163、消費カロリー667cal/27%FAT

【2010年9月26日】
49分●●秒03、最大心拍???、平均心拍159、消費カロリー637cal/29%FAT

【2011年9月25日】
46分●●秒46、最大心拍???、平均心拍163、消費カロリー610cal/23%FAT

では、そこに至る過程はどうかというと、

2009年の年間走行距離は10640.2km、白糸登頂回数59。
2010年は年間走行距離は12742.9km、白糸登頂回数77。
2011年は年間走行距離は12237.1km、白糸登頂回数68。
そして2012年は… 8月現在で7720km、白糸登頂回数66。

もちろんヒルクラTTもチンタラ回数だけこなせばいいというものではないが、
年間走行距離とTTの回数はある程度の指標にはなる。
2011年が前年比で3分余短縮と、ややできすぎの結果であったので
今年さらに記録を更新するためには、同じようなトレーニングをしていても頭打ちになってしまうだろう。

そう考えた俺は、今まで休日に必ず一本実施していたヒルクライムトレーニング、通称「白糸TT」を
休み明けや体調のいい時は連続で2本行うことにしたのである。
その結果、年間走行距離は8月現在で7720km。これは月1000kmペースで例年の水準に達するだろう。
白糸登頂回数はというと、早くも2011年の年間通算に届こうとしている。
どうやらいい感じで練習強度を上げることができているようだな・・・

その日も俺は、チームメイトのたけしとともに、白糸TTトレーニングの真っ最中だった。
たけしは最近体調がよく、よくトレーニングもできているようで、
いつもの山のふもとまで俺からちぎれることなくついてきていた。

デヤァァァーーー!

白糸TTを前に入念にアップをしようと、俺の高回転ペダリングがうなりをあげる。
おっと、TTに入る前に、タイヤ表面の異物をチェックしないと・・・
俺はおもむろに愛車のRNC7を停めると、
まず後輪、続いて前輪を、まずは目視で異物が刺さっていないか、亀裂はないかを確認した。
そしてグローブの腹でシューッとして、表面の汚れを払い落した。
PANARACER TYPE L のような軽量レーシングタイヤは、細心の注意を払ってあげないとな・・・

はじめの1kmほどの緩斜面を、エアロポジションで力強く俺が引く。
この区間ではほとんど差は出ない。
ほどなくグッと傾斜が上がり、山が挑戦するものをふるい落としにかかる。

ヌオォォォォーーーー!!

軽量レーシングタイヤのPANARACER TYPE L をしならせて、俺のダンシングが炸裂する。
たけしはと見ると、高耐久性で評判の4000Sを装着している。
・・・馬鹿め!!
PANARACER TYPE L の重量は189g(実測)。一方、4000Sの重量は209g(実測)。
  
その差20g、前後で実に40gにもなる。
車輪の重量100gは車体の重量1kgに匹敵する、というが、
ならば俺はたけしに対して400gものアドバンテージを有しているのである。

しかし、たけしはしぶとく俺にくらいつき、最後の激坂区間では渾身のアタックを決めて、なんと俺をちぎって勝利したのだ。
馬鹿な・・・実力が同じなら、軽量タイヤを履いた俺がなぜ負けるのだ・・・
釈然としない風の俺に、たけしはこう言った。

たけし「つよし、お前はよくタイヤのことを気にしているな。
    表面の異物チェック、それは一回のライドごとに数分だろうか。
    それに、より頻繁になるタイヤ交換、パンク修理の時間も加えると、差はより広がるだろう。」
    俺はその時間をトレーニングに充てたんだ。この4000Sを履くことでな。」

俺は瞬時にして今日の敗因を悟った。
確かに、TTであと数秒を削ることができるタイヤは他にもあるだろう。
しかし、たけしは高耐久性のタイヤをはき、メンテナンスの時間を短縮することで、トレーニング時間を増やしたのだ。

たけしは言う。人は皆、心につぼを持っているのだと。
このつぼには、努力をすると水がたまり、つぼから水があふれ出したとき
(つまり、つぼいっぱいに水がたまったとき)、その努力が実るのだと。
形になって現れるのだと。
しかし、この努力のつぼは、人によって、努力するものによって、大きさが違う。
すぐにいっぱいになる、成果が実るつぼもあれば、一方で、なかなかいっぱいにならないつぼもある。
大きなつぼのことである。
大きなつぼはなかなかいっぱいにならないので不安になるが、
少しずつでも、時間がかかっても、確実に水はたまり続けている。
そんな大きなつぼにも、いつか必ずいっぱいになる日が訪れる。
努力が実らない日々が長ければ長いほど、つぼが大きければ大きいほど、
いっぱいになってみれば中に入っている水は多いものなのだ、と。

この話を聞きながら俺はいつしか、物心ついた頃のおぼろげな記憶と対峙していた。
今ならわかる。
人目をはばかるようにあわただしく車に乗り込みながらおじいちゃんが言っていた、あのときの言葉の意味が―――

俺「じぃじー、どうして夜中なのにお引越しするの?」
おじいちゃん「ただしの嫁が壺を売る詐欺に手を染めてな。もうこの町にはいられないんじゃよ」

そしてたけしは、最後にこう結んだ。

努力の結果が思うように出ず、不安になることもあった。
しかし、俺の心にある「大きな努力のつぼ」にたまった大きな力が、花開く日が必ず訪れることを信じた。
だからつよしも、安易に軽量パーツに走ったり、タイムが伸び悩んだからといって努力をやめたりしてはダメだぞ―――

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要点をまとめます。

こういう走りをしている私のタイヤ選びの基準は
1に上りの軽快さ、甲乙つけがたく耐パンク性、3・4がなくて、5に耐久性、です。
クライマーなので上りの軽快さは外せないが、パンクは非常に嫌なもの。
さぁ今からTTいくぞという時にパンクというのはその日一日のやる気を一気にそいでしまうし、
ましてや人里離れた山奥でパンク修理などまっぴらごめんである。
下りのさなかでのパンクは命にかかわるしね。

ぶっちゃけ、私は耐久性はわりとどうでもいいと思っています。
3000kmなら3000kmでいいから、その間ガッチリとパンクから守ってもらえれば。

一方、グリップ性、とくにウェットグリップはほとんど考慮しません。
雨天では乗らないし、下りカーブを攻めるなんてことはできもしないからです。

ちなみに、タイヤ着脱の容易さはタイヤの評価基準には入りません。
新品ならタイヤレバー一本。一度でも着脱したタイヤなら、素手で着脱できます。
もし、タイヤレバーを2本使っても着脱ができない、という人は、安易にゆるいタイヤを選ばないで
悪いことは言わないから一度上手な人にやり方を学ぶことをお勧めします。

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高速巡航性
★★★★☆
まぁ、巡航速度は平地で28~35km/h(平地を単独・無風状況下で3時間走った時のサイコンAVEが30km/hくらい)の私が
「高速」巡航性を語るな、ですが。
固いけれどもスムーズに回る。加速は気持ちいい。です。
このタイヤのおいしいところは、もっと高速域にありそうです。

上りの軽快さ
★★★★☆
パナのTYPE L と比較すると、「おぉっ、軽い!」と情熱に語りかけてくる感覚はありません。
しかし、数値でみると、速度に有意な落ちは見られないようです。

乗り心地
★★★☆☆
「固い」というインプレをよく目にしますが、その通りだと思います。
ただし乗り心地が悪いとは思いません。
固いけれどもスムーズに回る感じは気持ちがいいです。
ただし、しなやかさ、しっとり感、衝撃吸収をタイヤに期待する人は、がっかりするかもしれません。

グリップ力
★★★☆☆
正直、評価できません。攻めないから・・・
とりあえず、グリップが弱い、ブレーキの利きが悪い、などと思ったことはありません。
雨天で走らない、コーナーを高速で攻めない、ならば必要十分なグリップでしょう。

耐パンク性・耐久性
★★★★★
素晴らしい。
約1年、走行距離8500km(うち2421kmは後輪として使用、現在は前輪に履いている)時点で、初めてのパンク。
それもリム打ちでも貫通でもなく、チューブのバルブ根元の劣化。
タイヤが異物を通したわけではないのである。
まだタイヤ摩耗インジケーター(小さな丸いくぼみ)が残っているので(この走行距離で!?)
チューブだけ交換してまた前輪に戻しました。
8月いっぱいをこのタイヤのまま走ったとしたら、走行距離は9000kmを超えるでしょう。
すごい数字です。
とはいえ、おいしい時期はもう終わっているし、いいかげん交換時期だと思うので、
9月末の英彦山CTTの前に交換するつもりです。
ちなみに、現在の後輪は、後輪としてのみ使用(ローテーションなし)で走行距離約6000kmです。
ノーパンク、インジケーター残りあり。

総じて、レースに、トレーニングに、走りに集中させてくれる良タイヤ。
TTであと数秒を削ることができるタイヤは他にもあるが、この走行性能の高さにあって極めて高い安心感は稀有である。
海外通販で安く手に入るのも良い。
レースに、トレーニングに、通勤にガンガン使う。走りの良さは楽しみたいがパンクは嫌、というならこれ一択。
次点でパナのTYPE D か。

価格評価→★★★★★(驚愕の超ロングライフ。しかも海外通販なら普段履きの価格)
評   価→★★★★☆(「これは・・・いける!」とワクワクする軽さはない)

年   式→2011
実測重量 209g

  
 
leg  2012-10-23 12:49
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[WO] Continental Grand Prix 4000 S

購入価格 ¥約4000(wiggle)

GP4000をしばらく使っていたが価格が4000と4000sで大差なくなりsを購入。
手で触ると、個体差かもしれないが4000よりかなり粘着力があるような気はする。せいぜい35㎞/hまでしか出さないのではグリップの差は判らないが、ブレーキは良く効く。120psiで使っているが77㎏あるので固い感じは特になし

二回ローテーションで7800㎞。前はまだマーク残っている状態で後ろはマークの角なし。マークとしては余力あるが前面にひび割れが酷くなり、サイドのコードもゴムからはみ出し始めたので寿命と判断。
パンクは1000㎞時点で突き刺しパンク一回。

輸入価格だったら最強。価格と命を天秤に掛けながら、2000㎞持たないルビノプロやウルトラスポーツを使う理由はどこにもない。

やはり国内価格はぼったくり過ぎ。ドイツ製品をイギリスと日本で扱うのに二倍の経費差なんてあるはずがない。

価格評価→★★★★★(wiggle価格が正当)
評   価→★★★★(人間の方の問題で、本来のレース用トップパフォーマンスを確認するような使い方ができないので)
 
leg  2012-11-10 16:34
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[WO] Continental Grand Prix 4000 S

追記

買いだめて長期保存の際は、届いたらすぐ輪ゴムを外すこと。
手触りからして明らかにGP4000より柔らかいせいかどうかは判らないが、半年ほど箱のまま置いていたらゴムが完全にトレッドに食い込んで1mm弱の溝ができていた。同じく保管中の2ヶ月程度のもの4本を確認したがいずれも溝ができかけている。GP4000の時には一度もなかったことなので非常に気になる。

溝がトレッドを横断していてかなり深く広いため、走っている間に広がらないか不安だし異物を拾ってパンクの可能性は確実に上がる。

本来の性能を維持するためにも、ゴムは即外すこと。

価格評価→★★★★★
評   価→★★★★
 
akka  2012-12-27 6:13
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[WO] Continental Grand Prix 4000 S

購入価格 6000円弱 ヤフオク

本サイトの皆さんのレビューを参考に装着しましたが、長持ちパンクせず、
空気も抜けないし最高。
ただ一点、特異な現象があるので注記しておきます。

現在通勤にも使ってきますが、自転車置き場が無いので、会社の更衣室(私
しか使ってない)にしまってます。そこの床がプラスチックのようなものな
のですが、タイヤの設置面が茶色く変色しました。
調べるとタイヤの硫黄分と反応したようです。ミニベロのタイヤ(シュワル
ベやパナ)では発生していないので、このタイヤは特にその傾向があるよう
です。
フロア材メーカーもHPでこの変色は落とせません。と書かれていて青くな
りましたが、ピカールのコンパウンドで磨いたら落とせました。反応初期
なら表層のみなので落とせたようです。
今では更衣室にテーブルクロスを敷いて置いてます。

価格評価→★★★★★(長持ちなので元とれます。)
評  価→★★★★★(丈夫で長持ちが一番。)

 
hayate  2013-2-12 20:17
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[WO] Continental Grand Prix 4000 S

購入価格 ¥二本で6000円 ヤフオク

噂のGP40000sを昨年5月にヤフオクにて格安で落札。
走行距離は4000kmを超えたが摩耗は非常に少ないです。
摩耗インジケーターも健在、あと2000kmは楽にいけそうです。
パンクも1500kmの時の一回限りで耐パンク性能も評判に偽りなしという感じ。
ただ気になるのがサイドの弱さ。
見るからに薄いし悪路を走ったらサイドカットがこわそう。
それに3000kmあたりから糸がほつれてきた。
総じていいタイヤだと思う、ただしこの値段で買えるのならという条件付きで。

価格評価→★★★★★
評   価→★★★★☆
 
Atshr  2013-7-25 22:06
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[WO] Continental Grand Prix 4000 S

購入価格 ¥2本で9000円

忘れないうちにレビューを。

クリンチャーで一番レビュー数が多かったので自分も使ってみることに。
比較対象はVittoria Diamante Pro Radialeです。

・見た目
どちらもセンタースリックで、サイドに溝が切ってある。私見だが見た目としてはDiamanteの方がカッコイイと思う。

・触ってみて
4000Sは分厚い。おそらくトレッドの分厚さと110tpiのケーシング(?)を3枚重ねしているからだと思われる。
Diamanteは薄くて柔らかい。ラジアルケーシングのおかげだろう。
重量差はカタログ値で10g。持ってみてもではそれほど差を感じない。

・はめるとき
圧倒的に4000Sがやりやすい。レバー無しでもいける4000Sに対して、ディアマンテは最初が特に固く、チューブを2本お釈迦にした。ローテで前後入れ替えた時はビートが伸びたのかそれほど固くはなかった。

・走ってみて
漕ぎだしやダンシング時の軽さはディアマンテに軍配が上がる。4000Sは若干重いというかもたつく感じがある。これが前後20gの差なのか、それとも内部構造の差なのかは自分の中に判断材料が無いのでよくわからないですごめんなさい。
ロードノイズや手に来る感触はラジアル構造のおかげかディアマンテの方が静かで優しい。4000Sは硬めで振動が結構ダイレクトに伝わってくる。ただ、乗り心地が悪いかというとそうでもない。4000Sの方が感覚的によく転がる印象がある。
コーナーはどちらもよくグリップする。が、グリップの限界や安心感は4000Sの方が高い。同じ条件でヘアピンとかタイトなコーナーに進入した場合、4000Sの方が安心してバイクを倒しこめる。もう一歩踏みこめる感じ。下りが楽しくなるタイヤ。

耐久性については言わずもがな。

まとめると、ディアマンテが
加速・乗り心地◎
グリップ○
耐久性△
に対して4000Sが
加速・乗り心地○
グリップ◎
耐久性◎
というのが今回比較して受けた印象でした。

もはやどっちのレビューかわかりませんが、皆さんの参考になればうれしいです。
価格評価→★★★★☆(←国内でも安くなってきたとはいえまだ高い)
評   価→★★★★★(←次のタイヤもこれで)
<オプション>
カタログ重量→ 205g
 
kazane  2013-8-18 16:21
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[WO] Continental Grand Prix 4000 S

購入価格 ¥5,000円弱(1セット目)
購入価格 ¥3,980円(今回買った2セット目) 共にウエパで購入。

【2010-6-20 20:38】
私が最初にGP4000Sのレビューを上げた日付と時間だ。
サンデーライダーである私がこの超高耐久タイヤを使い切るのに費やした時間は3年半。
中間報告レビューを挟みつつ10,471kmを走破。
パッケージの強面なドイツ人マイスター(職人)

が自信満々に差出したタイヤをついに撃破したのでご報告いたします。


【使用条件】
ライダーの体重  75kg
マシン重量     推定10kg以上(クロモリ+ボトル等の追加装備)
主に走ってる道  平坦なCR。舗装状態は良い方
時々走る道     ダート、激坂、荒れたアスファルト
乗り方        登坂時でもバイクはあまり左右には振らないが、コーナーでは結構倒す方
空気圧        概ね6.0~7.5ber
保管条件      室内冷暗所(実家の土間)
ローテーション   あり


【耐久性】
コンチネンタルの代理店、ミズタニの人と話したことがあるが、1万km使ったサイクリストもいるとのこと。
さすがに誇張だと思っていたが、激しい乗り方をしないならば本当に1万km持ちそうだ。
~flare様のレビューより引用~

本当に1万km使えてしまった(笑)
 
左が使用済み、右が新品のタイヤ。

 
インジケーター部。
左が使用済み、右が新品です。

10,471kmも走れば当然トレッドは摩耗し明らかに違う形に。エアを入れた状態では走行中でも明らかに平らになっているのが分かります。しかしインジケーター的にはまだいけるようだ。その気になればあと3,000kmぐらい走れたかもしれません。私と同じ保管状態で私より体重の軽い人が舗装状態の良い平地でひたすらポタリングするだけなら20,000kmぐらいもちそうな気さえします。
これは私の感覚ですが、乗鞍やラピュタの道といった舗装の荒い激坂でバイクを左右に振りながらヒルクライムすると一気に摩耗が進むように感じます。表面が一皮剥けような感じです。流石のGP4000Sもこういった使い方には弱いようです。


【耐パンク性】
今回はサイドカットによりお役御免となりました。

 
左が表側、右が裏側です。

空気は抜けてませんが穴自体は貫通。
ケーシングの一部が破損した事によりタイヤ自体にも変形が現れていたので使用を止めました。
サイドウォールの耐久性は他のタイヤに比べて強いといった事は無くごく普通だと思います。

では、トレッド面はと言うと。
 
左がトレッド側、右が裏側の写真。
※撮影時は分りやすいようにタイヤを曲げてます。

砂利だらけのダートもガンガン走っているのでこういった小さな穴が何ヵ所か開いていました。穴の中に見える白いものがパンクブレーカーと思われます。ベクトラン製のパンクブレーカーは噂通り強力。異物の貫通は全て阻止されていました。その証拠に裏面には一切傷無し。
異物貫通によるパンクは8,500km地点で針の様に細いガラス片を踏み抜いた際の1度のみ。異物を取り除いた後はパッチ等の養生もせず走行していましたが穴が広がって再度パンクといった事は最後まで起こりませんでした。

余談ですが、パンクした時パッケージのドヤ顔を思い出し、
「ついに撃破してやったぞ!!」
とトラブってるのに何故か嬉しくなった。(笑)


【ほつれ】
 
左が使用済み、右が新品です。

新品時のカーボンっぽい部分が剥がれてほつれになります。
ほつれた部分をめくってみると、このカーボン部分はリムに引っかかる部分の補強でタイヤの構造とは別物のようです。
ほつれてきたら鋏などで切って使い続けても何ら問題ないと思われます。


【ランニングコスト】
約2,000円の安タイヤを3,000km使うか。
約4,000円のGP4000Sを10,000km以上使うか。
答えは出ました。
あまりにも明らか過ぎるので野暮な説明は省かせて頂きます。





【まとめ】
他に類を見ない耐久性と耐パンク性とランニングコストを誇る超高性能激安タイヤ。
普段使いはコレ以外ありえません。
2セット目もGP4000Sを選びました。

乗鞍スカイライン、瓶ヶ森林道、祖谷渓、ラピュタの道、しまなみ海道、京都八幡木津自転車道、びわいち、あわいち、鈴鹿サーキット(春夏秋)、岡山国際サーキット、東海道ツーリング...etc  このタイヤで一体どれだけの道を走っただろうか。雨でも滑る事は無く、ダートに侵入してもパンクせず。このタイヤのお蔭で大きなトラブルにも遭遇せず色々な景色に出会える事が出来ました。

Zu einem deutschen meister.
(ドイツのマイスターへ)
Danke für den wunderbaren Reifen !!
(素晴らしいタイヤをありがとう!!)

このタイヤを使い切るまで随分掛かってしまいましたがやっと本当の意味でGP4000Sのレビューを書き切る事が出来ました。

さて、次の10,000kmではどんな景色が見られるでしょうか。


価格評価→★★★★★(ランニングコスト的には超激安タイヤ)
評   価→★★★★★(マイスター魂最高!!)
<オプション>
年   式→2010
 
k_touring  2013-9-30 16:32
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[WO] Continental Grand Prix 4000 S

購入価格 ¥ 3000/本

なぜか、やたら評価が高いGP4000s。
WOのハイエンドとして、PRO3(PRO4)と双璧を成す商品なんでしょう。たぶん。
ハイグリップ・ロングライフ・そこそこの軽さ(軽量チューブラーと比べたら)を満たした良いタイヤという噂を聞いていた。
悪い話を聞いたことが無かった。
自分は、今までPRO3を4セット程使ってきた。
1セット目はフロントバーストで終わったものの、2セット目はパンク1回で最後まで使い切り、3セット目はノーパンクで使い切り、現在4セット目。
まだPRO3のストックもあったが、ここ一番のセミロング(220km)でGP4000sを使ってみた。もちろん、事前に150km程走らせてはある。

セミロングで使う前は、グリップだけなら「PRO3≧GP4000s」だと思った。特にウェットで。
GP4000sの方がPRO3より硬いという話も聞いたが、本気で違いを見極めようとしなければ、自分には分からなかった。

で、セミロング当日。
結果は、ゴール3km手前で「パァァァァァァン」と聞き覚えのある音。
・・・リアのサイドカットでご臨終。
「サイドが弱い」という話もあったな・・・と、緊急用に持っていたガムテでタイヤを補修しながら思った。

=====================================

余談ですが、このイベントは私が所属している、とある部活のロングライドイベントです。
毎年行われており、昨年も参加しました。
・・・で、昨年はゴール10km手前でPRO3がフロントバースト。
トラウマ的なものもあって、このイベントでPRO3を使いたくなかったんですよネ。
で、結果がこれです。
おそらく、タイヤが悪いのでは無く、自分の運がないんだと思います。。

=====================================

ただ、自分が走っていた集団でGP4000sを使っていた人間が4人ほどパンク。
「ホントにパンクに強いのかよ・・・」とは思った。

タイヤとは、唯一地面に触れ続けており、最も酷使されているパーツの1つ。
だから、どんなに良いものを使っても、タイヤのコンディションは路面の環境に大きく左右される。
最悪、バースト・サイドカットすることもある。
「唯一無二のタイヤ」、なんて有り得ないと思う。

趣味でロングライドやトレーニング、ポタリング、ツーリングをしている人間にサポートカーは付かない。もちろん自分にも。
今後は、スペア・修理対策の物を「必ず」持ち歩こうと、改めて強く感じた。

価格評価→★★★★★ 定価は高い。
評   価→★☆☆☆☆ どんなに性能が良くても所詮タイヤ。
<オプション>
年   式→2013
実測重量 205g
 
book  2013-9-30 18:33
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[WO] Continental Grand Prix 4000 S

購入価格 ¥5000/本

これまでミシュランPro4を3セット程使用。グリップ、耐摩耗、耐パンク、コスパ全てにおいて最強という先輩ライダーの言葉と、cbnやwiggleなどでの高評価からコンチ4000Sを購入。

筆者のバイクはミドルグレードのカーボンフレーム、カーボンハンドル、ホイールはカンパEURUS。

Pro4との比較を軸に感想を述べます。

■転がり抵抗
Pro4に比べると軽やかな感じ。

■耐摩耗
これは完全にコンチに軍配。Pro4は摩耗によるグリップというイメージですが、コンチは全然減る気配なし。

■対パンク
1000km走った時点で直径2mmくらいの釘による貫通パンク・・・。Pro4ではパンク経験なし。これだけで評価出来ません。ま、運ですね。

■グリップ感
ウェット環境では走りません。ドライ路面ではアスファルトに食い込むようなPro4に軍配。

■乗り心地
完全にPro4が優位。コンチは空気圧落とせば・・・という声を良く聞きますし実践しました。しかし、7Bar未満まで落としたところ乗り心地はそこそこ良くなった物のボワンボワンな感触で、このタイヤの良さをスポイルしてしまうような感じがしました。空気圧を7.5Barほどにすると振動を伝えるレベルが個人的には不快なレベルでした。

■トータル
私の求める性能は、乗り心地とグリップ感であり耐久性はその次くらいの位置づけ。その為、Pro4の耐久性(摩耗)に不満はある物の乗り心地とグリップ感からPro4が良いという結論です。コンチはパンクでケチがついたのと、何と言っても振動の伝わり方が自分の好みではないのが決定的な要因でした。
現在は第3のタイヤでvittoriaのopen corsa cxを試してます。こちらの評価はまた後日。

価格評価→★★★☆☆
評   価→★★☆☆☆
<オプション>
年   式→2013
💓この商品を Amazon または Rakuten で一発検索!

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[FRONT] LEZYNE HECT DRIVE 500XL  (ライト)  2024-3-11 16:26  rinrey
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