購入価格 ¥不明(完成車付属品)
クロスバイク完成車に付いていたもの。基本のコンポーネントはTiagraのトリプルでリアは9速なのだが、リアディレイラーだけ105。見た目をよくして売りやすくするためなどとという人もいるが、私はそうは思わない。よく使うパーツに上位のものを使い、官能性能を高めているのだと思う。つまり、完成車メーカーのセンスの良さだ。
変速性能については、クロスバイクの用途に限って言えば、つまり通勤やポタリングや河川敷のサイクリングなどでは、十分以上である。信号待ちからゼロ発進して、徐々に加速していく際のシフトアップは滑らかで小気味よい。レバーをリリースしてから、シフトアップするまでのタイムラグはおよそ0.5秒。カチッ、ガチャッという感じでショックはそれなりにある。そこはさすがに高級グレードのディレイラーと同じというわけにはいかないが、十分気持ちいいフィーリングである。さらにシフトダウンの方はほとんどタイムラグがない。シフターの巻き上げと同時にスチャッと変速が完了し、ショックも殆ど無い。変速が楽しくなるほどである。
但し、登りでは上位グレード(RD-6700)との差がはっきりする。トルクをかけている状態ではシフトアップ・ダウンともに辛そうでやるのをためらう。一瞬ペダリングの力を抜いた状態で変速してやる必要がある。ダンシングしながらの変速なんて、ディレイラーが壊れそうな音がするので絶対にやりたくない。RD-6700と比べると剛性が劣っているのだろう。
クロスバイクに105を付ければ快適、ロードに付いているとちょっと役不足。そんな性能のディレイラーである。
価格評価→
評 価→★★★★☆
<オプション>
年 式→ 2009年10月購入
カタログ重量→ 232g(実測重量 g)