購入価格 約7万円
左クランクアームのみで計測される簡易型のパワーメーター。
製品としてはセンサーを取り付けた新品左クランクとして供給される。
シマノの5700/5750用165mmをGarmin Edge500とEdge800と組み合わせて使用。
[インストール]
セッティングは極めて簡単で、左クランクを交換するだけ。
左クランクにそれなりのトルクをかけてやることによって起動する。
キャリブレーションは左クランクを6時の方向(真下)に向けて行う。
ケイデンスも計測できるので、他に必要なセンサーはスピードセンサーのみ。
GPSをスピードセンサー代わりにする場合はStagesのみで完結できる。
bluetooth対応という事だが、当方の環境では接続できなかったので割愛。
[PTとの比較]
Powertap G3リアホイールと同時に使用して、PTとの測定値を比較してみた。
画像は登りで30秒ごとに平均400Wを目標にインターバルを25本実行したグラフ。
PTの値に対してStagesは加速時には高い数値を、レスト時には低い数値を示した。
これはStagesがクランクという乗り手に近いパーツで計測している事に対して、PTはリアハブという駆動系を介したパーツで計測していることと、Stagesが左クランクだけで計測していることに起因すると推測される。
(私はチェーンリングに楕円ギアを使用していることも関係しているかもしれないですが、未検証)
以下Golden Cheetahでの統計値
・Stages
xPower (ワット): 315
Relative Intensity: 1.124
BikeScore™: 53
最大出力 (ワット): 615
5 sec Peak Power (ワット): 551
15 sec Peak Power (ワット): 473
30 sec Peak Power (ワット): 428
1分間の最大出力 (ワット): 349
5分間の最大出力 (ワット): 331
10分間の最大出力 (ワット): 322
20分間の最大出力 (ワット): 314
平均出力 (ワット): 314
・Powertap
xPower (ワット): 312
Relative Intensity: 1.113
BikeScore™: 52
最大出力 (ワット): 557
5 sec Peak Power (ワット): 538
15 sec Peak Power (ワット): 463
30 sec Peak Power (ワット): 420
1分間の最大出力 (ワット): 338
5分間の最大出力 (ワット): 324
10分間の最大出力 (ワット): 318
20分間の最大出力 (ワット): 312
平均出力 (ワット): 312
[総評]
15秒以下の短時間の計測値はPTとの差が多いが、
全体としてはPTとの差は1%程度なので、十分に使えるパワーメーターだと思う。
価格評価→★★★★☆(PMとしては手ごろ)
評 価→★★★★☆(意外と使える)
<オプション>
年 式→2014