価格 定価:530,000円
入院してる病院のリハビリ室においてあるリカンベント型エアロバイクです。
リカンベントは楽な姿勢でペダルを回すことができ、身体への負担も少ないためかリハビリに活用されいるようです。
AC100電源、もしくは内部のバッテリーで動かすことができます。
負荷ユニットも当然内蔵されていて20~250Wの間で自由に負荷が設定できます。
負荷ユニットは電気式でダイナモが入ってるようで、この発電した電気はバッテリーへ送られこのマシンのマイコンを動かすために使われてます。
ただ、内部には相当大きなフライホイールが入ってるようで固定ローラーのように足を止めてもすぐに回転がストップするというわけではなく
意外と回してて気持ちがいいです。
サドルというかシートはリクライニングや前後位置が有段ですが調節できるのでぴったりにはできませんが大体あわせることもできます。
また、標準でペダルはフラットペダル&バンドが付いてるのでビンディングほどではないですが足を固定できます。
クランクは127mmが付いてますのでかなり短めですね。一応固定はスクエアテーパーになってるので交換もできるはずです。
使ってみると長さだけでなくQファクターがかなり広いので
気になります。
マイコンが入ってるため簡易トレーニング、パターントレーニングやプログラム
トレーニング、減量トレーニング、心拍トレーニングなどができます。
ただし減量、心拍トレーニングなどをつける場合には心拍センサーをつけなければならず、リハビリ室のやつには付いてないので試せてません。
プログラムトレーニングもプログラムの設定方法がいまいちわからず試せてません。
パターントレーニングモードと簡易トレーニングモードで
使ってます。
パターントレーニングモードでは3つのプログラム設定があり負荷が自動で切り替わります。
1こぶラクダ、2こぶラクダ型の山岳コースのような設定と、大小のアップダウンが連続するコース設定などがあります。
これではスタートする前に最大負荷を設定しておくことでそれを最大にして負荷が30秒ごとに上下します。
簡易トレーニングモードだと、フリーラン設定になるので自由に現在の負荷を設定をして走ることができます。
あらかじめどのように負荷を変化させるか決めておけばなかなか楽しいですし、200Wの負荷一定でのタイムトライアルなどもできます。
基本的にリハビリやフィットネス目的のものなのであまりこだわるものではないのですが、いくらか不満な点を上げると
・Qファクターが異常に広い
トリプルのMTBより広いと思います。せめて自転車と同じくらいだといいのですが、ここは変更は難しそうです。
・負荷の特性が固定なので変な感じ
普通だったら速度が上がってと負荷が上がっていくのですがそうならず、巨大なフライホイールのせいもあってケイデンスが
低いとかなり重くなり、高くなるとかるくなります。
ケイデンス70くらいで適正な負荷が得られるような感じです。90以上で回してると明らかに設定した負荷より軽く感じます。
メーカーの取説を見ましたが、この負荷ユニットはケイデンス40~90rpmで最適化されているようです。
・ケイデンスのリミッター
ケイデンスリミッターのせいで高回転トレーニングができません。前述の負荷のこともあるのでわざと
かなり重めに設定して110rpm~120rpm目標で回したりしたいのですができません。
また90rpm以上になるとアラームがなるようになってるので煩いです。
・シートの調整が大雑把
もう少し細かく前後位置が調整できるといいのですが、結構1段の調整幅が広いので微妙です
サイクリストからすると結構不満がありますが、
スポーツトレーニング用というわけではないので仕方がないでしょう。
ついでに使ってみるとわかるのですがリカンベントで使う筋肉と普通の自転車で使う筋肉は結構違います。
いつもとは違う筋肉が痛くなります。
本体はかなり巨大で重たいですし、リカンベント型だし、使う筋肉違うし、価格を考えてまず買う人はいないでしょう。
でもレビューする機会なんてそうそうあるはずないので記念にレビューしました。
なお、このマシンはスポーツジムなどにおいてあるそうなので気になった方はしらべて行ってみるといいでしょう。
価格評価→☆☆☆☆☆(価格は個人で買うようなものではない。これ買うんだったら恐怖のトレーニングマシン パワーマックスV3を買ったほうが良い)
評 価→★★★★☆(案外楽しい)
カタログ重量→ 76kg