購入価格: ¥1,150 (税込) ※東急ハンズ
標準価格: ¥1,150 (税込)
『スコッチカルで作ったロゴの保護に使用。強度と耐久性は素晴らしいが、ロゴにはなくても良かったかも』
■瓶入りの二液性ウレタンクリヤー
ナガシマのネオウレタンクリヤーは、二液性のウレタン樹脂塗料のクリアーだ。A液、B液合わせて80ccの容量で、付属のカップに1:1に混ぜて使う。メーカーサイトによると、完全無黄変タイプ、無色透明、塗膜が強靭、耐久性が高いといった特徴がある。
ネオウレタンクリヤーはB液をこぼしてしたので処分した。写真は残っていたうすめ液。
■スコッチカルで作成したロゴの保護に使用
これは模型やルアーの仕上げ等に使われる。自転車のクリアー部の補修に使う人もいるようだ。私はスコッチカルで作ったロゴをクロスバイクに張り付けた後、ロゴを保護するために使った。
当初はスプレー缶のウレタンクリアーを使おうと思っていたのだが、1缶2千円以上する上、一度開封したら使い切らなければならない。瓶入りなら必要な分だけを使うことができる。このクリアーを筆塗りすることにした。スプレー缶も考えた。今なら耐水ペーパーとコンパウンドで修正するが、当時は液だれしそうだったので使わなかった。
■筆塗りでの作業
付属のカップにA液とB液を混ぜた状態ではサラサラの状態だ。筆に混合液をつけたらカップの端で余分な液を落とし、ロゴに薄く塗り付けた。10分以上経って指で触れるくらいに乾燥してから、さらに薄く上塗りし、4〜5回繰り返した。時間が経つと混合液の粘度が増すので、ウレタンクリアー用のうすめ液でカップを洗い、新たに混合液を作り直した。尚、ロゴからちょっとはみ出して塗り付け、ロゴが剥がれないようにしている。
■高い耐久性はさすがウレタンクリアー
このクリアーは3時間で硬化し、8時間で完全硬化する。完全効果後はカッチカチに硬くなる。完全硬化後の塗膜の強さは素晴らしい。2年半以上経っても、ロゴの剥がれやクリアーのひび割れは一切ない。汚れに強く、洗車すればすぐにきれいになる。筆ムラは思ったよりも目立たたず、コンパウンドをかけなくても十分だった。
■クリアーを塗ったらロゴを剥がすのは難しい
ロゴに塗る際の弱点もある。一度クリアーを塗布したら、ロゴを剥がすのが難しいことだ。剥がしたいロゴがあったのだが、フレームの塗装への影響も考えて、ウレタンクリアーのうすめ液でクリアーを溶かさなかった。実際に影響があるかどうかは分からないが、万が一のことを考えた。結局、私は耐水ペーパーで擦ってからロゴを剥がし、その後に磨き上げて仕上げた。
■スコッチカルのロゴには塗らなくても良かったかも
シングルスピードにもロゴを貼り付けているが、ウレタンクリアーは塗らなかった。耐候性のあるスコッチカルを貼り付けたこともあり、色あせや剥がれ等は生じていない。塗膜の強さや耐久性には満足しているものの、結果的にウレタンクリアーは塗らなくても良かったのかもしれない。
ロゴに塗るならエアブラシを使いたかった。以前安いヤツを持っていたのだが、壊れて捨ててしまった。スプレー缶のウレタンクリアーを吹くなら、ロゴの上にクリアーを厚塗りするととてもきれいになりそうだが、おそらくパーツを外してフレーム全てにクリアーを副必要があるだろう。憧れる仕上げだが作業のレベルが高すぎる。
ナガシマのウレタンクリヤーは塗料としては素晴らしいものだ。ただ、スコッチカルやデカールの保護に使うことまでしなくても良いと思った。用途や塗り方によっては役に立つはず。アイデア次第で仕上げや補修に活躍してくれるだろう。
ウレタンクリアーによるロゴの保護は、汚れやすいチェーンステーには特に有効だった。
価格評価→★★★★☆ (瓶入りで使いきりではないのでリーズナブル)
評 価→★★★★☆ (素晴らしい強度と耐久性だが、スコッチカルの保護には正直必要なかったかも)